集まれ塩ビ管スピーカー

マイルス−TKさんの「Tsuhan-Live」 コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)
第3作目が完成しました。

今回のコンセプトは、別館でも投稿させていただきましたとおり、
通販生活の「紙筒スピーカー」の再現です。

因みに元の紙筒スピーカー通販生活版の紹介は
以下のサイトを参考にしました。
http://onko.cataloghouse.co.jp/onkostore/auction
手持ちの筒か残っているので、紙管に拘ってみました。

材料
第1空気室 内径9cm 長さ 28cm
第2空気室 内径9cm 長さ 28cm
第1ダクト 内径4cm 長さ 10cm
第2ダクト 内径4cm 長さ 22cm
計算上の共振数は第1ダクト:123Hz、第2ダクト:58Hzとなります。

ユニット
FOSTEX FE83E(8cmフルレンジ)
ツィーター:6Ω 会社不明(Panasonic社製の大型ラジカセからの転用)

スピーカーターミナル
バナナ対応・SPターミナル SP-121

これらの材料を組み立てます。
おお!
出来ましたね〜紙管スピーカー。
本家もびっくりですね(笑)
両方の空気室の材料は、
例によって内装屋さんから頂いた紙筒を切り出して使用。
ダクトは東急ハンズで4cmの規格の紙筒を購入。
それぞれの接着には木工用ボンドをたっぷり使い、
はみ出した部分は敢えてふき取らずに
気密性を保たさせいます。
吸音材は、ニードルフェルトです。

知り合いに職人さんがいると
メリット多いですよね!

仮想グラントは30cm長(M20)の長ナットに
ニードルフェルトを巻いてタコ糸で縛り上げています。

設計上で通販生活版との大きな違いは、第1ダクトの形状です。

通販生活版は、ユニットの近くまでダクトを伸ばして
長さを稼いでいるようですが、
Tsuhan-Life号は、2つの空気室を繋げるのみとします。
これは、仮想グランドを付けるため、
ダクトを伸ばすスペースがなかったためです。

第1ダクトと2ダクトはとの間隔は約1.5cmとしました。
吸音材は、当初はニードルフェルトを両方の空気室に
全周に渡りいれましたが、あまりにも低音がならないので、
第2空気室の吸音材を剥ぎ取りました。
若干の取り残しがありましたが、これ以上剥ぎ取ると
本体の筒を削ることになるので適当なところで諦めました。

ツィーターは、粗大ゴミで棄てられていたラジカセから取り出したもので、
洒落でつけて、ON/OFFが可能なようにスイッチを付けてみました。

試聴
完成当初は、キンキンするだけで、聴けたものではありませんでした。
とくに、ドラムのハイファットの音だけが前面に飛び出してきていました。
それでも我慢して、鳴らすこと10数時間経ちますと、
結構、良い音に聞こえてきました。
それでも、低音は不足感があります。
低音不足は、ユニット自体の性能と設計の甘さ、
工作技術の未熟さに依存しているかと思いますが、
普段使いには十分なものができました。

システム全体のエイジング中に「Audio test CD」を
ネットオークションで購入し、試験してみました。
測定機器は持っていないので、ポータブルのCDプレーヤーで再生して、
聞き取りできるか否かの試験です。
低音に関しては、通常の音量では、80Hzが聞き取れます。
ボリュームを最大限に大きくしますと、50Hzまで聞き取れます。
(試験としては意味がないですね)
ユニット(FOSTEX FE83E)の最低共振周波数(F0値)が140Hzですから、
良しとしましょう。
高音域は、年齢的に聞こえない周波数がありますので、
敢えて試験をしていません。

これをオフ会に持ち込みますので、
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
低音不足との事ですが、83はバックロードにした方が
低音が出るかもしれませんね。
でも普段使いには充分との事ですので、よしとしましょう!
オフ会で聴けるのが楽しみです!!

それでは、また改良や新作製作されましたらご投稿下さいませ。
質問などもブログ別館に遠慮なくコメントして下さいね。

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