集まれ塩ビ管スピーカー

荻野さんの塩ビ管スピーカー コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)
はじめまして。荻野といいます。
最近タイムドメイン理論にはまって作ってみました。

超アイデアで作られていますが、
まだ制作途中(改良と仕上げがまだまだ)です。
はじめまして!ようこそいらっしゃいませ!

なかなかユニークなスピーカーですね。

思いついたのが、この方法。

同じ信号で鳴っているユニット同士の背面を
両面テープでくっつけちゃう。
つまり、反作用を利用してスピーカーユニットの振動を
ほぼ完璧にキャンセルさせるんです。

あまりにも簡単ですが、すごい威力でした。
ユニットの振動が全くなくなりました。
ユニットフレームは静止してしまいます。
どんな大きなユニットでも同じです。

ただし、マグネットのむき出しのユニットでは、
磁力による反発で重ねることが難しいので、
両面テープの替わりに強固な金属管や木材などを
はさんで固定すればできます。
振動はピタリと止まるはずです。


背面をくっつけるだけで、フレームが制振されるという事ですか!
お手軽で良いですね!


↑クリックすると大きくなります。
Yoshii 9風を自作している人がご愛用の塩ビ管で早速作ってみました。
こうすればユニットの振動は全くないので、
ゲルをはさむ必要はありません。

この写真では、T字型のパイプの剛性だけで振動を抑えていますが、
万全を期すならばユニット同士をスペーサーでつなげて接着か、
圧着すればいいと思います。

あるのは空気室の振動だけです。
それも円筒管の底は抜けているので、
コーンの動きも適度に制御されますし、低音もしっかり伸びました。
吸音材は少なめですが、入れないと音が締まりません。
これの中身は、背面は接着されていないという事ですかね?

後が散らかってますが、あしからず。
作りかけですが、FR88EXの4本もエージングが進んで、
本当にいい音で鳴ってくれています。
上向きのユニットよりもしっかりと高音が出ていますし、
背面ユニットからの音は劇場の反響音を演出してくれて、
不思議な臨場感があります。
流用のバッフルを円形にすればもっと「点音源」になりますね。
できればT字継ぎ手をやめて、ユニット同士を背面接着して、
円筒の直径くらいのキャビネットを作って収めれば、
もっとスリムなBOSE風タイムドメインシステムになるかもしれません。
もちろん台座部分も厚い材料と重量を与えれば、
より良くなるはずですね。

80ミリの塩ビ管ですが、もっと細いものだとどうなるんでしょうかね。
色も塗らないと変ですよね。

このユニットの背面接合の無振動システムは、
Googleではほとんどあたりませんでしたね。
誰も気がつかないのでしょうか。
それともユニット代が2倍になってしまうからやらないんでしょうか。
唯一ECLIPSのサブウーファーがこの方法を使っていましたので、
「実用新案」にはなりませんでした。
この方法は大入力のウーファーには絶対に効くはずです。
誰か挑戦しませんか。


繋がってはいませんが、背面が対面したスピーカーは、
サブウーファーだと結構あるようですね。
パナソニックのこちらとか。
長岡先生式では、モアイとかドンキーとかもウーファーがそうです。
ドンキーは作りましたが、やはりユニットの多さが、
個人的には、ちょっと難点かな?と思いました。

それでは、また改良や新作製作されましたらご投稿下さい。
質問などもブログ別館に遠慮なくコメントして下さい。
今後もよろしくお願い致します。

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