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ANUNA
アヌーナ

*オムニス

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オムニス
OMNIS

<収録曲>1.Gaudete 2.Ardaigh Cuan 3.Codail a Linbh 4.Beati Quorum Via 5.St. Nicholas 6.The Flower of Maherally 7.Geantrai 8.Agnus Dei 9.Dulaman 10.Maria Matrem Virginem 11.Ave Generosa 12.O Viridissima 13.Salve Rex Gloriae 14.The Mermaid 15.Tenebrae I

1998/8/5 ビクター MVCU-24029

1998年に発売された、ANUNA(アヌーナ。「u」の上に本来は「’」がつきます)のアルバム、「OMNIS(オムニス)」。アヌーナのアルバムとしては、通算五枚目にあたるようです。アヌーナのアルバムは、同タイトルのものが何枚かあるので、御注意ください。
私がもっているこのアルバムは、リードシンガーの一人にメイヴ(Meav Ni Mhaolchatha)の名前があります。
国内盤には、英語のオリジナルのブックレット(歌詞が掲載)のほか、別冊で歌詞の対訳や解説がついています。

アヌーナはMichael McGlynn(マイケル・マッグリン。マクグリンと表記されることも)がリーダーとして率いる、アイルランドの混声合唱団です。リヴァーダンスでの歌唱が有名ですが、私が持っているアルバムではほかに、シークレット・ガーデンのアルバム「ニュー・センチュリー」にもコーラスで一部参加しています。

さて、アヌーナのこのアルバム「オムニス」ですけれども、収録されている楽曲は、アイルランドの伝統曲や、中世の聖歌をアレンジしたもの、中世の詩にオリジナルの曲をつけたもの、等が中心です。アカペラの楽曲も多く、伴奏がついているものも、いたってシンプルに、ハープ一本だったりパーカッションのみだったりします。基本的に声による表現が中心で、伴奏はそのサポートていど。ですので、もしかすると最初はやや地味に聴こえるかもしれません。

1.Gaudete(ゴゥデーテ)」
解説によると、フィンランドのオーボ学校で使われた16世紀の楽譜集「Piae Cantiones(ピアエ・カントニエス)」からとったものとのこと。
私の場合、この曲は、リベラというボーイソプラノグループが好んでよく歌っていて、そちらですっかりおなじみになっていた曲。リベラのアルバム「ルミノーサ」、またその前身である「Angel voices」の2と3にも収録されています。

5.St. Nicholas(セント・ニコラス)
イングランドの聖ゴドリック[St. Godric(c.1070-1170)]の作品とのこと。パーカッションのリズムと、親しみやすいメロディで、短いけれどもインパクトがあり、好きな曲です。

6.The Flower of Maherally(マハラリーの華)
アイルランドの伝統曲。このブックレットの歌詞には記載されていませんが、調子をととのえるように、節の終りに「O」(オー)という感嘆詞(?)が語尾につけられています。こちらの歌詞風に。
この曲は、マイケル・マッグリン自身がソロで歌唱しています。

私がこの曲をはじめて耳にしたのは、ボーイズ・エアー・クワイアの「エアー」というアルバムででしたが、そのほかにも、アルタンのアルバムに収録されているものを聴いたりもしていて、「ソプラノの曲」というイメージが強かっただけに、最初は男声に違和感が少しありました。しかし、よく考えてみると、この曲の歌詞は、男性が女性に恋をし、その美しさを讃美している内容…「君こそ僕の女王、僕の心の喜び、美しきマハラリィの華!」といった感じ…ですので、男声による歌唱は、ある意味、いちばん歌詞にあっている気もします。
なお、このアルバムでの「マハラリー」の綴りは「Maherally」ですが、「Magherally」といった綴りで表記されることのほうが多いようです。

9.Dulaman(デュラマン)
アイルランドの伝統曲の歌詞に、マッグリンが独自に曲をつけ、まったくのオリジナル曲になっています。ですので、クラナドのアルバムに収録されているものや、前述のボーイズ・エアー・クワイアの「エアー」に収録されているものとは、まったく別の曲、という印象が強いです。

10.Maria Matrem Virginem(マリア・ヴァージン・マザー)
解説によると、「Alma Redemptoris Mater(アルマ・レデムプロティス・マーテル)」のテキストをベースにしているとのこと。マイケル・マッグリンのオリジナル曲ですが、スペインのキャロルからインスパイアされているとのことです。聖母マリアへの賛歌。
この曲も、ボーイズ・エアー・クワイアが「少年のグレゴリアン」で取り上げています。また、14「The Mermaid(ザ・マーメイド)」もボーイズ・エアー・クワイアのアルバム「エアー」で聴くことができます。「ザ・マーメイド」は、伝統曲ですので、ほかにも、アルタンのアルバム等で聴くことができます。

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(2003年3月)

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