*<サイトトップ> <総合目録> <総合名簿> <ジャンル別>

クリスマス

*クラシカル・エヴァー!キャロル
*エンジェルズ・アイ *エンジェルズ・ティアーズ

※画像もしくは「通販ページへ」をクリックするとAmazon.co.jpへ飛びます。

クラシカル・エヴァー!キャロル
classical ever! carols

オススメ☆☆☆

<収録曲>1.お聞きなさい!みつかいの天使の歌を 2.昔ダヴィデ王の町に 3.ああベツレヘムよ 4.アヴェ・マリア(J.S.バッハ/グノー) 5.きよしこの夜 6.聖夜(クリスマスの歌) 7.楽しいクリスマス 8.クリスマスの12日 9.イン・ザ・ブリーク・ミッドウィンター 10.天使の糧(フランク) 11.グレゴリアン・チャントより賛歌「日の出ずる処より」(第3旋法) 12.あら野のはてに 13.小さな太鼓手 14.三隻の船 15.牧人ひつじを 16.神は皆を喜ばせる 17.イン・ドゥルチ・ユビロ 18.ヒイラギとツタ 19.もろびとこぞりて 20.神の御子は今宵しも

東芝EMI TOCP-65360 国内盤

この作品は、EMIの「クラシカル・エヴァー!」シリーズの一枚で、クリスマスキャロルばかりを集めた一枚。
この作品も、有名な曲や有名なミュージシャンばかりが集まっているだけでなく、女声、男声、男女混合、ボーイソプラノ、カウンターテナーにグレゴリアン・チャント等、あらゆるジャンルから選曲されているのが嬉しい。「普段、女性ソプラノやボーイソプラノしか聴かないけれど、男女混合合唱は迫力があって、かっこいいな」とか、趣味の幅をひろげることもできます。また反対に、自分の苦手なタイプの曲にも出会ってしまうかもしれないけれど、それはそれで、今後のアルバム選びの参考になると思います。値段もお手ごろですし、「クリスマス・キャロルに興味があるけれど、何から聴いたらいいかわからない」という方にはオススメの一枚。
ただ、日本語の曲はないので、「日本語のクリスマスの歌」を希望の方向けではありません。本場イギリスのキャロルに興味のある方向けです。
ラッターやウィルコックスといった、イギリスを代表する合唱指揮者による演奏が中心の選曲ですし、歌い手も、キングス・カレッジ合唱団やザ・キングス・シンガーズ等、イギリスの合唱団が中心。

曲も、「きよしこの夜」はもちろんのこと、「もろびとこぞりて」や「楽しいクリスマス(We Wish A Merry Christmas)」等、日本でもクリスマスシーズンとなれば、よく耳にする曲ばかり。他にも12.「あら野のはてに」や13.「小さな太鼓手」、16.「神は皆を喜ばせる(God Rest You Merry, Gentlemen)」等が私は好きです。
ただ、日本で耳にするそれらの曲は、明るく楽しく、ひたすら陽気に歌われているものが多いですけれど、このアルバムに収録されている作品は、どれも荘厳。こんなに重々しく格調のある曲だったんだ、と、びっくりさせられた曲も多いです。アレンジもシンプルで、オルガンが中心ですし、合唱が多く、また古楽風のものも多く、個人的には非常に好きな一枚。

唯一残念なのは、ブックレットに歌詞の記載が一切ないことと、出典元のアルバムや各合唱団や歌手について、なんの解説もないこと。気に入った曲があっても、その出典元のアルバムを購入する、というのが難しい。(誰々の、これこれのアルバムより収録、とか、そういうことが一切記載されていないんです)。
ただ、宮崎春代さんによる、各キャロルについての解説は掲載されていて、それは非常に参考になります。

4.アヴェ・マリア(J.S.バッハ/グノー)
ウィーン少年合唱団による歌唱。
(聴き比べ→アンソニー・ウェイ「ボーイ・ソプラノの世界(オムニバス)」

6.聖夜(Cantique de Noel)
テノール歌手のロベルト・アラーニャ歌唱。英語では「O Holy Night」というタイトルで呼ばれる曲。
(聴き比べ→Angel Voices「Angel Voices 2」)

7.楽しいクリスマス(We Wish A Merry Christmas)
ウィルコックス指揮、ジャック・オーケストラ&バッハ合唱団。
(聴き比べ→ボーイズ・エアー・クワイア「メリー クリスマス」

12.あら野のはてに
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)による歌唱。
(聴き比べ→ボーイズ・エアー・クワイア「少年のグレゴリアン」)

16.神は皆を喜ばせる(God Rest You Merry, Gentlemen)
ウィルコックス指揮、ジャック・オーケストラ&バッハ合唱団。
(聴き比べ→ロリーナ・マッケニット「ウィンター・ガーデン」、ボーイズ・エアー・クワイア「メリー クリスマス」

18.ヒイラギとツタ(The Holly And The Ivy)
ウィルコックス指揮、キングズ・カレッジ合唱団。
この曲の歌詞を読むたびに、フレイザーの「金枝篇」に書かれてあったことを思い出します。キリスト教以前の信仰と、キリスト教が結びついている感じ。
ブックレットによると、常緑樹がクリスマスに飾られる習慣は、ローマ時代のサトゥルヌス祭や冬至祭から始まったとのこと。
(聴き比べ→ボーイズ・エアー・クワイア「メリー クリスマス」)

♪通販ページへ(日本盤)

(2003年10月)

↑上に戻る

エンジェルズ・アイ〜天使たちの降りるとき
Angel's Eye

オススメ☆☆☆

<収録曲>1.鳥の歌 2.オーヴェルニュの子守歌 3.シチリアの子守歌 4.セレナーデ-舟歌 5.声そろえ歌わん 6.ニニーナ 7.輝ける星よ 8.久しく待ちにし 9.うまやのなかに 10.鳥の歌 11.母なるマリアよ 12.マリアのひざに眠るこの子は 13.聖母マリアの子守歌 14.東方の三人の王 15.聖母の御子 16.おやすみ、おやすみ 17.マリアはよろこぶ 18.パティパタパン 19.サンクトゥス-この世のすべての民は一致して 20.祈りをこめて 21.さすらいながら、不思議に思う 22.星めぐりの歌

1998/11/6 東芝EMI TOCE-55007

銅版画家で、絵本作家でもある山本容子さんが、主にヨーロッパ中世のキャロルや民間音楽等から選曲した企画アルバム、「Angel's Eye(エンジェルズ・アイ〜天使たちの降りるとき)」。クリスマスアルバムの一種としてだけでなく、古楽のアルバムとして楽しむことのできるアルバムです。
選曲されている曲は、メロディが美しく聴きやすいものばかりですし、歌声も素敵で、アレンジも素晴らしいです。主に古楽器による生の伴奏でして、シンプルで、余計なものがなく、必要充分で、歌声のよさを邪魔したり、殺したりしていません。それでいて、存在感が薄いかというと、決してそんなことはなく、その音色の美しさ、響きは絶品です。
編曲を担当しているのは、大島ミチルさん、秋元薫さん、朝川朋之さん、笹子重治さん、渡辺等さん、など。

歌っているのは、EPOさん、波多野睦美さん、ヤドランカさんの女性三人。
私が波多野睦美さんを知ったのはタブラトゥーラのアルバムにヴォーカル参加されていたところからですが、このアルバムも、タブラトゥーラが好きな方なら、たぶん好きな感じのアルバムかと思います。また、ヤドランカさんは、旧ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエボ出身のミュージシャンで、サラエボ冬季オリンピックのテーマソングも手がけ、現在は日本で幅広く活動されており、アルバムも多数発売されています。
私は波多野睦美さんもヤドランカさんの歌声も、すごく好きだったので、このアルバムは、ぜひ聴いてみたくてたまらなかった一枚です。またEPOさんに関しても、お名前は知っていますがアルバムを聴いたことがなかったので、どういう感じの方なのか、興味がありました。

1「鳥の歌」
カタロニア地方(東北スペイン)の民謡。一曲目は日本語の歌詞で、10曲目には原語のカタロニア語で歌われています。
チェロの巨匠カザルスが編曲したことで名高い曲とのことですが、中国の楽器である二胡のアルバムに収録されているのもよく見かけます。

2「オーヴェルニュの子守歌」
マリー・ジョゼフ・カントルーブが、フランス中部の山地帯オーヴェルニュ地方の民謡を編曲した「オーヴェルニュの歌」のなかの一曲とのこと。言葉のひびき、くりかえしが、まろやかな感じで、好きな一曲です。
◎聴きくらべ→エリジウムの「オーヴェルニュの歌

5「声そろえ歌わん」
この曲と、7「輝ける星よ」、11「母なるマリアよ」の三曲は、「モンセラートの朱い本」よりの楽曲。
「モンセラートの朱い本」は、「黒い聖母」で有名なモンセラート修道院に伝えられてきた、13〜14世紀の聖歌集で、19世紀に朱色のビロードで表装されたことから、朱い本とよばれるようになったとのことです。

8「久しく待ちにし」
賛美歌第94番・聖歌第6番。日本語の歌詞による歌唱です。もとはフランスのノエル(キャロル)とのこと。
この曲は、日本語ではないものは、ボーイズ・エアー・クワイアの「少年のグレゴリアン」に収録されているものがあります。が、そちらのアルバムには歌詞は掲載されていませんので、何語で歌われているのか、ちょっと判別に自信がありません。

9「うまやのなかに」
賛美歌第114番・聖歌第28番。こちらも、もとはフランスのノエルとのこと。
このアルバムには歌唱ではなく、ハープの独奏によるインストゥルメンタルとして収録されています。

12「マリアのひざに眠るこの子は」
イングランドの古謡「グリーンスリーヴス」。歌詞はキリストを讃えた詞になっていて、一般によく歌われるレディ・グリーンスリーヴスへの愛の詞とは別ですが、メロディは同じです。
有名な曲なので、さまざまなアレンジでさまざまなアルバムに収録され(メイヴのアルバム「銀色の海」、Vita Novaの「SHIAWASE」等)、耳にすることが多いですが、私がこれまで聴いたなかでは、この一曲は、かなり好きなアレンジです。

14「東方の三人の王」
賛美歌第52番・聖歌第36番。英語による歌唱です。
この曲、非常に好きです。キリスト降誕のとき、東方からラクダに乗ってやってきたという三人の王(または博士、賢士)のことを歌った曲とのことですが、だからか、すこしオリエンタルな感じのする曲。

18「パティパタパン」
フランスのブルゴーニュ地方の曲とのこと。
「テュル、リュル、リュル、パティ、パタパン」と、楽器の音色をあらわした擬音が印象的な曲。つい、いっしょになって口ずさみたくなるような、リズムのいい曲。お祭りの曲、といった感じです。

20「祈りをこめて」
フランスの作曲家、ガブリエル・フォーレの曲。

22「星めぐりの歌」
宮沢賢治の作詞作曲した曲。宮沢賢治をテーマにしたアルバムには、たいてい収録されていて、さまざまなアレンジのものを何曲か聴いたことがあります。

なお、このアルバムは、山本容子さんによる、CDの内容とリンクした同タイトルの絵本も発売されており、絵本とCDをセットにして販売されているものもあります。が、私が所有しているのはCDだけですので、絵本の内容については、詳しいことはわかりません。
CDには、歌詞と歌詞の対訳、そして解説と、とても充実したブックレットがついていて、今回の文章を書く際に、かなり参照させていただきました。

♪通販ページへ(CDのみ)  ♪通販ページへ(絵本+CD)
※絵本のみの販売もあります。絵本のみの通販ページはこちら

(2003年2月)

エンジェルズ・ティアーズ〜天使のラクリメ
Angel's Tears

<収録曲>1.帰っておいで 私の愛 2.シチリアーナ 3.三月のうた 4.流れよ わが涙 5.さくら横ちょう 6.愛の小径 7.忘却 8.悲しみよ とどまれ 9.浜千鳥 10.私に聞かないで 11.ごらん、夜さえも 12.小さい馬 13.秋の野 14.美しい五月 15.ピエ・イエス

2000/12/6 東芝EMI TOCE-55188

山本容子さんの絵本と音楽をタイアップしたシリーズ第二作、「Angel's Tears(エンジェルズ・ティアーズ〜天使のラクリメ)」。
前作同様、CDと絵本それぞれ単品でも発売されていますし、セット販売もされています。ただ、私が所有しているのはCDのみですので、絵本の内容については詳しいことはわかりません。

今回のアルバムのテーマは「聖なる別れと新生」とのこと。前回は一種のクリスマスアルバムともいえましたが、今回は、特にクリスマスとは関係なく、ジョン・ダウランドの作品や、日本の曲も増えました。前作と同じ物を期待されると、少し違っているかな、という気になるかもしれません。

今作で歌っているのは、さかいれいしうさん、加藤登紀子さん、石川セリさんの女性三人です。

私はこれまでのところ、ジョン・ダウランドの曲は、つのだたかしさんと波多野睦美さんのコンビによるアルバム(「悲しみよ、とどまれ」等)でしか聴いたことがなかったので、ほかの人が歌うものを聴くのは、興味深かったです。
ジョン・ダウランドはシェークスピアと同時代を生きた、イギリスのリュート奏者。悲しみをテーマにした曲を多く残しています。

私がこのアルバムで一番好きな曲は、12「小さい馬」
アメリカの民謡で、子守唄です。アメリカの作曲家コープランドがクラシック歌曲に作りかえ、歌曲集「アメリカの古い歌」に収録しているとのこと。

なお、前作にひきつづき、近作もブックレットは、対訳付、一曲ずつに解説つきと、大変に丁寧に作られています。

♪通販ページへ(CDのみ) ♪通販ページへ(絵本+CDセット)
※絵本のみの販売もあります。絵本のみの通販ページはこちら

(2003年2月)

スノーマン〜お話し&サウンドトラック
The Snowman

イギリス輸入盤CD「The Snowman」
もともとは絵本の「スノーマン」を映像化したビデオのサウンドトラックです。が、音楽だけでなくナレーションが入ってまして、CDには絵と文章も掲載されており、朗読付き絵本、としても楽しめるようになっています。値段も低価格で、お買得。<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HQJN/haotokan-22" target="_blank">→通販ページはこちら</A>
日本盤もでていまして、私は所有していないので詳しいことはわかりませんが、そちらのほうはどうも、日本語の朗読と、英語の朗読と、両方入っているみたいです。<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005Q8CZ/haotokan-22" target="_blank">
→日本盤の通販ページはこちら</A>


構成としましては、まずは朗読(前半)→挿入歌→朗読(後半)
のあと、今度は朗読なしの、いわゆるサウンドトラックが収録されています。
挿入歌の「Walking in The Air」という曲も、二回繰り返して収録されていますが、カラオケではなく、歌入りのものが二回です。アレンジ違いというわけでもなく、私の耳にはまったく同じに聴こえます。


この「Walking in The Air」という曲は、ボーイソプラノの定番の曲で、ボーイソプラノによるクリスマスソングとか、冬モノのアルバムには、出現率高いです。
このアルバムに収録されているのが、オリジナル。歌詞もきちんと掲載されています。
歌っているのは「Peter Auty」君。「St.Paul's Cathedral Choir」とあるから…セント・ポール大聖堂聖歌隊…。ボーイズ・エアー・クワイアのコナー君たちと同じ合唱団出身ってことかしらん。


サウンドトラック自体は、けっこう短いので、このアルバムは、どちらかというと挿入歌と朗読がメインという感じです。絵本(ブックレット)を眺めながら聴くと、英語の勉強になります。
ナレーションは、男の人。けっこう、熱い感じなので…あんまり渋い朗読ではないので、ちょっと好みが別れるかも。


なお、アメリカ盤で「Walking in The Air」の収録されている、同じくスノーマンのアルバムがあったのですけど、そちらは男女がデュエットで、いかにもアメリカーンな感じに情感たっぷりに歌っている、なんだかまったく別のカバーアルバムでした。うーん。悪くはなかったのですが。でもやっぱりこの曲は、ボーイソプラノで、ストイックに抑えた感じで歌われるのがいい…透明感が大事な曲だなあ…と。ま、好みですからね…。ただ、私と同じく、「この曲はボーイソプラノじゃなきゃダメでしょ!」という意見の方は、「Walking in The Air」と「Snowman」というタイトルだけで手を出すと、なんだか違うものを買ってしまう場合がありますので御注意ください。ま、それだけ名曲ということですよね。いろんな人が歌う、いろんなバージョンがあるってことです。

♪通販ページへ(輸入盤)
♪通販ページへ(日本盤)

↑上に戻る