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Elysium
エリジウム

*オーヴェルニュの歌

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エリジウム〜オーヴェルニュの歌
auvergne chants

<収録曲>1. ミラベルの橋のほとりで/Jou l’pount d’o Mirabel 2. 子供をあやす歌/Por l’efon 3. 野原の羊飼いのおとめ/La Pastoura als camps 4. 泉の水/L’Aio de rotso 5. どこへ羊を放そうか/Ound’ onoren gorda?  6. バイレロ/Bailero 7. 捨てられた女/La Delaissado 8. あちらのリムーザン/Obal din lou Limouzi 9. サン・ジェルヴェ地方の歌/Chanson de canton de Saint-Gervais 10. サン・ソーヴの山/Montagnarde de Saint-Sauve 11. モン・ドールの山/Montagnarde du Mont-Dore 12. ピュイ・ドゥ・ドーム近くの山/Montagnarde du voisinage du Puy-de-Dome 13. ブーレ/Bouree 14. 羊飼いの歌/Pastourelle 15. クレモン・トネールのロマンス/Romance de Clermont-Tonnerre

2002/4/24 ビクター UCCL-1040

古楽グループSequentia(セクエンツィア)の元メンバーのAmy Green(エイミー・グリーン),Anna Levenstein(アンナ・レヴェンシュタイン),Diane Severson(ダイアン・セヴァーソン),Allegra Silbiger(アレグラ・シルビガー)の女性四人で結成されたヴォーカルグループ、Elysium(エリジウム)。そのデビュー・アルバム、「auvergne chants(邦題:エリジウム〜オーヴェルニュの歌)」。タイトルどおり、フランスのオーヴェルニュ地方の歌をあつめたアルバムです。
アレンジ&プロデュースはIzzy(イジー)のプロデュースも手がけているCraig Leon(クレイグ・リオン)。演奏はウィーン放送交響楽団。指揮はペーター・ヴォルフです。
国内盤にはオリジナルのブックレット(原語の歌詞のほか、英訳等も記載されています)と、別冊で解説と歌詞の日本語訳がついています。
なお、エリジウムとはラテン語読みで、ローマ神話における楽園、理想郷のことです。ギリシャ神話では同じ綴りでエリシュオンと読みます。

さて、このアルバムですけれど、いわゆる古楽のアルバム、というよりは、現代的に洗練されたアルバム、といった感じがします。伴奏はオーケストラの生の音が主流ですけれども、シンセサイザーも補佐的に使われています。あくまで補佐的ですので、いかにもテクノ、といった感じではありませんが、古楽器の素朴な音色が好き、という方には、少し傾向が違うと感じられるかもしれません。
ただ、聴きやすいという点においては、非常に聴きやすいアルバムだと思います。クラシックにあまりなじみがない方でも、比較的、すんなり聴けるのでは、という感じがします。歌声はクセがなく透明な感じで美しいですし、楽曲も心地の良いものばかりです。15曲中9曲は、作曲家のジョセフ・カントルーブ(Joseph Canteloube[1879-1957])が20世紀初頭に採譜し、編曲したものをベースにしているとのこと。歌詞はオーヴェルニュ地方独特の言語、オック語が使用されています。解説によると、オック語はラテン語を起源とし表現が明確で簡潔、そのうえ語彙がフランス語の5倍はあるといわれるほど多く、表現力に富んでいるとのこと。
なお15曲のうち、13.「Bouree(ブーレ)」の一曲み、器楽曲となっています。

2. Por l’efon(子供をあやす歌)
子守唄。この曲をはじめて聴いたのは、「エンジェルズ・アイ」というコンセプトアルバムです。(2.「オーヴェルニュの子守歌」という曲名で収録)。

6. Bailero(バイレロ)
非常に清々しいアレンジの前奏。小鳥達がさえずる早朝の森の空気、といったものを感じさせ、朝の目覚めの音楽に使ったら、さわやかな気分で起きられそうです。
なおこの曲は、ソプラノ歌手の方が、好んで歌うことの多い曲。サラ・ブライトマンのアルバム「エデン」にも収録されていました。

13. Bouree(ブーレ)
歌ではありませんが、かなり好きな曲。退屈じゃなく、うるさすぎず、ちょうどいいバランスの曲だと思います。

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(2003年3月)

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