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libera リベラ |
*リベラ *ルミノーサ〜聖なる光
*Angel Voices *Angel Voices 2
*スプレンドーレ *ソプラーニ〜光の旋律 ICO〜霧の中の旋律〜
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オススメ☆☆☆
<収録曲> 1 サルヴァ・メ 2 サンクトゥス(パッヘルベルのカノンによる) 3 アニュス・デイ 4 リベラ 5 ミステリウム 6 ユビラーテ 7 ベアータ・ルクス(恵みの光) 8 ディエス・イレ 9 テ・ルーチス(タリスのカノンによる) 10 サンクタ(聖なるマリア) 11 アンゲリス 12 ルクス・エテルナ(永遠の光)
2000/2/23 国内盤 ワーナー WPCR-19023
2000年2月に発売された、libera(リベラ)のファーストアルバム、「libera」の国内盤。オリジナルは1999年11月に発売されています。国内盤には、エラート・レーベルのプレス・インフォメーションの日本語訳(要するに解説)と、日本語による歌詞の大意(大意であって、完訳ではありません)、ブックレットに引用記載されているワーズワースやヴォルテールなどの詩の日本語訳が掲載されています。オリジナルの歌詞そのものは、記載されていません。ただオリジナルの歌詞は、リベラのオフィシャルサイト(英語)にて公開されていたので、私がこのアルバムを入手した時点では、参照可能でした。
リベラは、作曲家のロバート・プライズマン(Robert Prizeman)が、南ロンドンの教会の聖歌隊で歌う少年達のなかから結成したグループで、最初はThe St,Philips Boy's Choirという名前で「Angel Voices」というタイトルのアルバムを1〜3までリリース。そのあと、本作「リベラ」を発表し、グループ名もリベラと改名したようです。リベラとはラテン語で「自由」の意。
最初、このアルバムを聴いたとき、打ち込み系の音、いわゆるテクノ音がかなり使われていて驚きました。ボーイソプラノといえばクラシック、クラシックといえばオーケストラ、生楽器という固定観念があったものですから、「なんて斬新な」と思うと同時に、このアルバムが「ヒーリング」だけでなく「ニューエイジ」のアルバムとして紹介されていることが多い理由がわかりました。ボーイソプラノだから「ヒーリング」に分類されることはわかるけど、どうして「ニューエイジ」?と、聴く前は不思議だったのです。
たぶん、現代的な打ち込み系の音の多用は、人によって評価がわかれる要因になるかとは思います。たとえば生楽器やアカペラを愛する方、合唱の伴奏はオルガン一つで充分!という方には、ややアレンジがうるさく感じられるかもしれません。その反対に、普段クラシックになじみがない、という方や、適度にポップで高揚感のある音楽が好きだという方には、とっつきやすく、聴きやすいアルバムだと思います。ファンタジックな雰囲気もあるので、異世界風な音楽が好き、という方にもオススメです。
まず、一曲目の「サルヴァ・メ」
この曲は、NHKドラマ「ある日、嵐のように」の主題歌に起用され、話題をよびました。リベラの二作目のアルバム「ルミノーサ〜聖なる光」にも、国内盤のみのボーナストラックとして収録されています。
二曲目、「サンクトゥス」
パッヘルベルのカノンを下敷きにした曲。編曲されていますが、たしかにパッヘルベルのカノンだとわかります。
パッヘルベルのカノンは有名で、BGMに使われることも多いので、たぶん誰もが一度は耳にしていると思います。カノンというと輪唱ですが、この曲では、男声コーラスとの声の追いかけっこになっています。
また、九曲目の「テ・ルーチス」もカノンで、タリスのカノンを下敷きにしています。
このアルバム「リベラ」で、クラシックの曲を下敷きにしているのはこの二曲。あとは、ロバート・プライズマンのオリジナル曲です。
私が特に好きなのは、タイトル曲の「リベラ」。リズミカルで親しみやすいメロディです。
なお、本作で多くのソロをつとめているのはLiam
O'Kane(リアム・オケイン)君で、1曲目「サルヴァ・メ」3曲目「アニュス・デイ」6曲目「ユビラーテ」7曲目「ベアータ・ルクス(恵みの光)」10曲目「サンクタ(聖なるマリア)」の5曲。
まるで少女のような儚い雰囲気の、成熟しきっていない、しかし決して未熟ではない、なんともいえずに綺麗な声です。
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(2002年6月)
オススメ☆☆☆
<収録曲> 1. 夕べの祈り 2. アヴェ・マリア(カッチーニ:アヴェ・マリアによる) 3. ラクリモーサ<涙の日>(サン=サーンス:水族館(動物の謝肉祭)による) 4. サクリス・ソレムニス<聖なる儀式>(ベートーヴェン:交響曲第7番第2楽章による) 5. 神よ聞き給え 6. 喜び給え 7. 静謐 8. セメレ(ヘンデル:オラトリオ《セメレ》のアリアによる) 9. ルミノーサ<聖なる光>(ドビュッシー:月の光による) 10. 悲しき詩 11. ヴェニ・サンクテ<来れ聖霊よ> 12. サンクトゥスU(パッヘルベルのカノンによる) 13. サルヴァ・メ(日本盤ボーナス・トラック)
2001/10/24 国内盤 ワーナー WPCS-11100
2001年10月に発売されたリベラの二枚目のアルバム、「luminosa(ルミノーサ〜聖なる光)」の国内盤。オリジナルは2001年9月に発売されています。国内盤には解説と、歌詞、歌詞の日本語訳がついています。ただし、国内盤にはボーナストラックとして「サルヴァ・メ」が収録されていますが、その歌詞と、歌詞の対訳はついていません。(注:「サルヴァ・メ」は、前作「リベラ」にも収録されている曲です)
一作目「リベラ」と比べると、二作目「ルミノーサ」は、クラシックをベースにした曲が多くなり、シンセも控えめで、コーラスの美しさをより堪能できる出来になっています。
前作の、シンセのリズムがもたらす高揚感やポップ感が好きだった方には、もしかすると、やや物足りないような、ちょっと退屈になっちゃったなといったような印象をあたえるかもしれません。しかしシンセの音はどちらかというと苦手、耳に心地よく響く音楽が好き、という方には、こちらの方がオススメです。とても安らかな一枚です。
私は、前作「リベラ」よりも先に、こちらの「ルミノーサ〜聖なる光」の方を聴いたのですが、まず一番に驚いたのは、「なんて高い声が出せるんだろう」ということでした。これまでちょっと、聴いたこともないような高音が、とてもきれいに響いていたのです。また、ハーモニーの美しさも素晴らしいの一言につきました。
どの曲も好きなのですが、特に好きなのは6曲目の「Gaudete(喜び給え)」。ノリがいい、というのとは、ちょっと違いますが、しかし思わず手とか足とかで、リズムをとりたくなるようなメロディです。
なお、この曲は「Angel voices」の2と3にも収録されています。
また、聴きくらべとしては、アヌーナという男女混声合唱団による歌唱があります(アルバム「オムニス」収録)。
ほかにも、ドビュッシーの月の光をベースにしたタイトル曲、9曲目の「ルミノーサ<聖なる光>」や、サン=サーンスの水族館(動物の謝肉祭)をベースにした3曲目の「ラクリモーサ<涙の日>」、カッチーニのアヴェ・マリアをベースにした2曲目の「アヴェ・マリア」も、非常に綺麗な曲です。
また、前作「リベラ」に収録されていた「サンクトゥス」(パッヘルベルのカノンをベースにした曲)の「U」も収録されていて、聴きくらべて楽しむことができます。
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(2002年6月)
■関連■
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Angel Voices エンジェル ヴォイセス |
リベラの前身。The St. Philips Boy's Choirという名前より、Angel Voicesと呼ばれることのほうが多いみたいです。
Angel Voices
(The St. Philips Boy's Choir)
<収録曲> 1.Song of joy / 2.Pie Jesu / 3.For the beauty of the earth / 4.I have a dream / 5.O for the wings of a dove / 6.San damiano / 7.Be still for the presence of the lord / 8.Always there(Howards Way Theme)/ 9.Glory to thee my god this night / 10.One voice / 11.How can I keep from singing / 12.Praise to the lord the almighty / 13.Panis angelicus / 14.Adoramus te / 15.Morning has broken / 16.Sailing / 17.Sing for ever / 18.Orinoco flow / 19.Be still my soul / 20.Silent night
1993年 輸入盤 MCCDX 001
リベラの前身ともいえるボーイソプラノグループ(少年合唱団)、The
St. Philips Boy's Choirのアルバム「Angel
Voices」、イギリス輸入盤。
収録されている曲数は20曲、60分以上と大変に満足な内容となっていますが、歌詞の記載は一切なく、ブックレットはかなりペラペラの一枚です。しかし歌詞については一部、彼らのオフィシャルサイト(英語)で公開されていました。
私がこのアルバムを最初に聴いたときに感じた印象は、リベラのアルバムとは、ちょっと違うな、ということでした。伴奏にシンセサイザーを使っているあたりは同じなのですが、曲の雰囲気が違います。リベラのアルバムが、どちらかというとニューエイジ的雰囲気、オリジナル色が強いのに対し、こちらは、ごく普通の曲(決して悪い意味ではなく)という印象が強く、多くの人に受け入れられやすい、わかりやすい曲が多いように思います。選曲されている曲は、クラシックばかりではなく、ポピュラーソングや、トラッド(民謡)等、ジャンルにこだわっておらず、聴きやすいメロディのものばかりです。
1曲目「Song of joy」
ベートーベンの第九、いわゆる「歓喜の歌」とよばれている合唱曲で、年末になるとあちこちで歌われ、たぶん知らない人はいないくらいに有名な曲ですが、それをものすごく軽やかに歌っています。シンセのアレンジが可愛らしいせいもあるけれど、こんなに「さわやかな」第九ははじめて聴きました。
2曲目「Pie Jesu(ピエ・イエス)」
「オペラ座の怪人」や「キャッツ」で有名なAndrew
Lloyd Webber(アンドリュー・ロイド・ウェバー)の曲で、ミュージカル「レクイエム」より「ピエ・イエス」。
私がこの曲をはじめて聴いたのは、サラ・ブライトマンのDVD「サラ・ブライトマン イン・コンサート」の中です。サラ・ブライトマンがアダム・クラーク少年とデュエットしていました。
3曲目「For the beauty of the earth」
合唱曲を数多く作曲していることで有名なイギリスのJohn
Rutter(ジョン・ラター)の作品。
ラターの作品を聴くのはこれが初めてですが、ぜひオリジナルも聴いてみたいと思いました。このアルバムのなかで、一位二位を争う好きな曲。
11曲目「How can I keep from singing」
トラッド曲。最初に聴いたとき、あ、エンヤだ、と思いました。エンヤのアルバム「シェパード・ムーン」にも収録されていた曲でしたので。といってもトラッドなので、べつにエンヤが作曲した曲というわけではないのですが。
しかし18曲目「Orinoco flow(オリノコ・フロウ)」
これはエンヤの曲です。日本でも随分とヒットした曲で、エンヤのアルバム「ウォーターマーク」や、その他ベストアルバム等に収録されています。また、癒し系オムニバスアルバム「フィール2」にも収録されています。
エンヤの曲は、エンヤ自身がどう思っているかはともかくとして、「教会音楽のようだ」と評されることがとても多いです。そのエンヤの曲を、聖歌隊出身のボーイソプラノグループがカヴァーするというのは、なんだか面白い気がします。
(聴き比べ→セント・ポール大聖堂聖歌隊「How Can I Keep From Singing?」、エンヤ「シェパード・ムーン」)
12曲目「Praise to the lord the almighty」、14曲目「Adoramus
te」
どちらも聴いていて一緒に歌いたくなるような曲。「Adoramus
te」は、最後の方、男声コーラスとの絡みが好きです。
16曲目「Sailing」
Sutherland Brothers(サザーランド・ブラザーズ)の曲。
テレビのCMか何かで耳にしたことのあるメロディなので、たぶん、ものすごく有名な曲なんだと思いますが、これまで題名を知らずにいました。題名がわかって得をした気分です。なんど聴いても、しみじみと名曲です。
20曲目「Silent night」
日本でもクリスマスの定番ソング、「きよしこの夜」です。この曲は「Angel
Voices 3」にも収録されています。
また、同じイギリスのボーイソプラノとしては、ボーイズ・エアー・クワイアの「believe」というミニアルバムでも、この曲を聴くことができます。
(2002年9月)
Angel Voices 2
(The St Philips Boys' Choir)
<収録曲>1.The Lord's My Shepherd 2.Pie Jesu 3.All Things Bright and Beautiful 4.Amazing Grace 5.Nunc dimittis 6.Onward Christian Soldiers 7.Evening Falls 8.O Holy Night 9.Bright Eyes 10.Close Every Door to Me 11. Praise My Soul 12. Abide with me 13. Jerusalem 14. I Vow to Thee My Country 15. All Through the Night 16. You are the New Day 17. Bailero 18.Jesus Bids Us Shine/Jesus Wants me for a Sunbeam 19. Light the Candles Round the World 20. Gaudete
1996年 Music Collection International MCCD259 輸入盤
ロバート・プライズマン(Robert Prizeman)率いる、イギリスのボーイソプラノグループ、The
St Philips Boys' Choirのアルバム、「Angel
Voices 2」。1996年、輸入盤。
ブックレットに歌詞の掲載は一切ありませんが、前作「Angel Voices」同様、全20曲入。収録時間は60分を超えます。
今作のソロは、Daren Geraghty君、Chris Baron君、Liam
O'Kane(リーアム・オケイン)君の三人。
Daren君のソロが一番多くて、5.「Nunc Dimittis」、7.「Evening
Falls」、18「Jesus Bids Us Shine/Jesus Wants
Me For A Sunbeam」、19.「Light The Candles
Round The World」、20「Gaudete」の5曲。
Chris Baron君のソロは1「The Lord's My Shepherd」、17「Bailero
(From "Chants D'Auvergne" by Canteloube)」の2曲。
リーアム君のソロは10. 「Close Every Door
to Me」一曲です。
前作は、日本人の私でも耳にしたことのあるような、ポップな曲が多かったのですが、今作は、教会音楽、聖歌が中心のようです。もっとも、そのなかでも、子供たちに人気のある曲ばかりが選ばれているようですので、聴きやすいですし、フレーズが覚えやすく、一緒に歌いたくなっちゃうような、親しみやすい曲が多いです。
1.The Lord's My Shepherd
賛美歌第二編41番「主は我が牧者(主はわがかいぬし)」。歌詞はこちら。
神は私の羊飼いであり、つまり、私は神の羊。神は私を導いてくださる、といった主旨の曲、かと…。
2. Pie Jesu(ピエ・イエス)
前作に収録されていたのは、ロイド・ウェバー(Andrew
Lloyd Webbe)のピエ・イエスでしたが、今作ではフォーレ(Gabriel
Faure')のピエ・イエス。ボーイソプラノの定番ソングですね。
3.All Things Bright and Beautiful
これは、ラター(John Rutter)の曲のようです。比較的、歌詞が聴き取りやすいですし、明るく、さわやかです。歌詞はこちら。
4. Amazing Grace(アメイジング・グレイス)
聖歌229、賛美歌第二編167番 「われをもすくいし(我をも救いし)」
有名な曲ですね。ほとんど誰もが、耳にしたことがあるかと思います。私の場合、「アメージング・グレース〜♪」という出だしの部分と、メロディだけは知っていたのですが、聖歌とは知りませんでした。また、歌詞もまったく知らなかったのですが、ある日、たまたま観たNHKの番組でこの曲の物語と、歌詞の意味を知り、感銘をうけました。
この曲の作詞者は、John Newton(ジョン・ニュートン)。嵐のなか、必死に神に祈ったところ、奇跡的に助かります。彼は奴隷商人でした。けっして善良なクリスチャンだったわけではありません。それでも、神さまは救ってくれたのです。
Amazing(驚くべき) grace(神の愛)!
That(それは) saved(救った) a wretch(悪党)
like me(私のような)
「とてつもない神さまの愛! こんな私でも救ってくれた」
Amazing(アメージング)は、驚くべき、とか、素晴らしいとか、不思議な、とか、そういうような意味。
grace(グレース)は、神の愛、恩寵。
wretch(レッチ)は、悪党とか、見下げ果てたヤツとか、そういう意味のほか、不運な人、気の毒な人という意味もあります。
清くも正しくも美しくもなく、信仰もなく、道を失い、罪深く生きている人間でも、神は救ってくれる。この曲は、大きな希望と、救いの曲です。神の愛は平等で、それに気づいた者は誰であれ、やすらぎを得ることができると、そういうことを歌っています。(たぶん)
もっとも、このアルバムでのこの曲は、ボーイソプラノということもあって、罪も汚れも知らず、信仰に迷ったことも失ったことも一度もない、といった風な、清らかな歌声です。歌詞は1番から3番までと、7番が歌われています。歌詞はこちら。
パワフルでソウルフルな歌唱が好きな方には、やや物足りなく聴こえるかもしれません。
5. Nunc dimittis(ヌンク・ディミティス)
この曲はちょっと、あまり詳しいことはわかりませんが、イギリスの作曲家で、映画音楽等を多く手がけているBurgon(バーゴン)作曲のものだと思われます。
6. Onward Christian Soldiers
賛美歌379番「見よや十字架の旗高し」。歌詞はこちら。1〜2番、6番を歌っています。
勇ましい曲。なんというか、十字軍、とか、聖戦、とかいう言葉が脳裏にうかぶ曲です。そのために、まるで少年兵士たちの歌声のようにも聞こえて、いろいろ複雑な気分になります。好きな曲なんですけど。
もっとも、今の世の中では、たぶん、実際の戦争ではなくて、精神的な戦いの曲として、歌われているのだとは思いますが。
十字架の旗のもと、進めキリストの闘士たち、といった感じの曲。
7. Evening Falls(イヴニング・フォールズ)
エンヤの曲(アルバム「ウォーターマーク」他、ベストアルバム等にも収録されています)のカヴァー。
8. O Holy Night
讃美歌第二編219番「さやかに星はきらめき」。歌詞はこちら。1番と3番を歌唱。
(聴き比べ→ボーイズ・エアー・クワイア「メリー クリスマス」、ロベルト・アラーニャ「carols(オムニバス)」)
10. Close Every Door to Me
アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカル、「ヨセフと不思議なテクニカラーのドリームコート(Joseph
and the Amazing Technicolor Dreamcoat)」のなかの一曲。
リーアムのソロの良さはもちろん、曲自体も良くて、このアルバムのなかで、一位二位を争う好きな曲。リーアム君の声は、やっぱりちょっと特別だなあと思わずにはいられません。
11. Praise My Soul
ジョン・ゴッス(John Goss[1800 〜1880])作曲。歌詞はこちら。1〜3番と、5番を歌っています。
12. Abide with me
賛美歌39番「日くれて四方はくらく(日くれてよもはくらく)」。歌詞はこちら。1番と、7〜8番を歌っています。
13. Jerusalem(エルサレム)
パリー(Hubert Hastings Parry)作曲。詞はウィリアム・ブレイク。歌詞はこちら。
イギリス…というか、イングランド賛歌!といった感じの曲。イエスがイギリスを訪れたことがある、という伝承をもとに作られているようです。イングランドに理想郷をうちたてよう、といった感じの曲。
この曲は、
I will not cease from mental fight;
Nor shall my sword sleep in my hand
という部分が、けっこう好きです。「私の剣が私の手の中で眠ることはない」っていう言い回しが。
たぶん、「精神的に向上しつづけよう、鍛錬をおこたることはすまい」、というような意味なんだと思いますが。
14. I Vow to Thee My Country
ホルスト(Holst)の「惑星」第4曲「木星」に歌詞をつけ、合唱曲にしたもの。歌詞はこちら。
愛国心あふれる曲で、タイトルを直訳するならば、「私は誓う、汝、我が祖国よ」といった感じでしょうか。イギリスでは第二の国歌とも呼ばれているようです。詞をみていて面白いのは、代名詞が「her」なんですよね、国の代名詞が。だから、女性に愛を誓うがごとく国に愛を誓っている、という印象をうけます。
(聴き比べ→スーザン・オズボーン「静物画」。独自の歌詞をつけています)
15. All Through the Night
歌詞はこちら。夜通し神さまが見守ってくれているから、安心して眠りなさい、といった感じの、子守唄、といった雰囲気。
17. Bailero(From "Chants D'Auvergne"
by Canteloube)
ジョセフ・カントルーブ(Joseph Canteloube)の「オーヴェルニュの歌」のなかの一曲、「バイレロ」。声楽曲としては有名な一曲。
(聴きくらべ→女性ソプラノですが、エリジウム「オーヴェルニュの歌」、サラ・ブライトマン「エデン」)
18.Jesus Bids Us Shine/Jesus Wants me for
a Sunbeam
「Jesus Bids Us Shine」と、「Jesus Wants
me for a Sunbeam」の二曲が、メドレーのように組み合わされて歌われてます。ほかに、もう一曲くらい、混ぜ合わされているような気がするのですが、不明。
20. Gaudete(喜び給え)
録音やメンバーは違うのでしょうが、リベラのセカンドアルバム「ルミノーサ」や、「Angel
Voices 3」にも収録されています。
(2003年5月)
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hard Romantic ハード・ロマンティック |
大橋宏司さんのユニット。ボーカルにリーアム君をフィーチャー。
スプレンドーレ
(ハード・ロマンティック)
<収録曲>1.ブルー・インタールード 2.ピアシング・ザ・クラウズ-splendid version 3.コーマ・ラベンデール 4.ハンガリアン・ラブ・ソング-angelic version 5.エン・シャバンテ 6.オラージェ 7.フランティック・ブルー 8.ハンガリアン・ラブ・ソング-velvet piano version 9.ピアシング・ザ・クラウズ-ambient version 10.エン・シャバンテ-water piano version
1998/11/1 ポリスター PSCR-5717
1998年11月に発売された、ハード・ロマンティック(hard
Romantic)のアルバム、「Splendore(スプレンドーレ)」。
ボーカルにはイギリスのボーイソプラノグループ、エンジェル・ヴォイセス(リベラ)のトップ・ソリスト、リーアム・オケーン(Liam
O'kane)をフィーチャー。リーアム君は1985年5月13日生まれだそうですから、おそらく12歳か13歳くらいのころの録音なのでしょうね。
このアルバムでのリーアム君のボーカル曲は、2「ピアシング・ザ・クラウズ-splendid
version」、4「ハンガリアン・ラブ・ソング-angelic
version」、9「ピアシング・ザ・クラウズ-ambient
version」の三曲。そのうち、2と9はアレンジが違うだけで同じ曲です。
歌詞は英語で、ブックレットに掲載されていますが、日本語訳はついていません。
ハード・ロマンティックのアルバムで、同じくリーアム君をフィーチャーしているアルバムに「ソプラーニ」があるのですが、そちらと比べると、歌の割合は少ないです。しかし、アルバムとしてのバランスはとれていて、わりあいと、最初から最後まで、ゆったりとした気分で、心地よく聴くことのできるアルバムです。お洒落で上品な音楽ですが、とりすましすぎていることはなく、適度な通俗性があるので、聴きやすいです。
もっとも、アンビエントな音楽が好きな方や、シンセサイザーを駆使したヒーリング系の音楽が好きな方向けのアルバムだと思いますので、生楽器好きの方にはやや抵抗があるかもしれません。
4.Hungarian Love Song(ハンガリアン・ラブ・ソング)
ブラームス(Johannes Brahms)の「Zigeunerlieder op.103(ジプシーの歌)」より。7番目の曲をアレンジしたもの。歌詞はドイツ語ではなく英語でうたわれています。
ひそやかな雰囲気の曲なので、最初、シークレットラブと歌っているのかと思っていたのですが、歌詞をみると、「sacred
vows(神聖な誓い)」でした。
…私の耳が悪いだけだというのは重々承知なのですが、それでも、secret
loveでもsacred vowsでも、どちらでも歌えてしまう、どちらでも違和感ない、リーアム君の歌声というのは、そういう魅力をもった声なのだというのも、また確かだと思います。
10.Em Xavante(エン・シャバンテ)
ミルトン・ナシメント・グループのウーゴ・ファトルーソ(Hugo
Fattoruso)をピアニストとしてフィーチャーしています。
(2003年7月)
ソプラーニ〜光の旋律
(ハード・ロマンティック)
<収録曲>1.All The Love In The World 2.Moonlight Lullaby 3.The Lark In The Clear Air 4.Time 5.After The Storm 6.Blue Tide 7.In Trutina 8.Morgen! 9.Silent Love 10.You're The One
1999/6/23 ポリスター PSCR-5756
1999年に発売された、大橋宏司さんのユニット、ハード・ロマンティック(hard
Romantic)の四枚目のアルバム、「Soprani(ソプラーニ〜光の旋律)」。このアルバムは、Angel
Voices、そしてリベラのソロのひとりだった、Liam
O'Kane(リーアム・オケイン(リアムと表記されることもあり、どちらが実際の発音に近いのかは不明)君をソロヴォーカリストとして全面的にフィーチャー。10曲中、8曲がリーアム君のヴォーカル曲で、のこり2曲はインストゥルメンタルとなっています。
歌詞は英語が中心で、7「In Trutina」だけはカルミナ・ブラーナ(Carmina
Burana、中世の詩歌集でラテン語。そこからドイツの作曲家Carl
Orff(カール・オルフ)が題材をとり舞台上演用の音楽とした)からの曲であり、たぶんラテン語。日本語の歌はありません。歌詞は全曲ブックレットに記載されていますが、対訳はありません。
私がリーアム君の声をはじめて聴いたのはリベラのファーストアルバムででしたが、非常に魅力的な声の持ち主だと思います。決してかすれていたり、ごまかしているふうな歌い方でもなく、きちんと声は出ているのに、独特の「ゆらぎ」があって、ゆらゆら水の流れに身をまかせているかのような、心地よさがあります。
楽曲は、すこし大人っぽい、ワインなんかが似合いそうな、雰囲気のある音楽です。その大人っぽい楽曲に、イノセントな歌声が組みあわさることにより、大人の音楽なんですけれどもセクシャルすぎない、品のよさが生まれています。
いわゆるアンビエントな感じで、ピアノの音にもコンピュータ処理をくわえていますし、打ち込みが中心の音作りだと思うので、生楽器が好きな方や、純粋なクラシックが好きな方には、やや好みから外れるかもしれません。透明感はあるのですが、どうしても少し、とがっているような…つんとした感触があります。しかし、シンセサイザーによるヒーリング・ミュージックが好きな方には、好きな感じだと思いますし、クセになりそうな音だと思います。
全体的にサイレントなアルバムで、うるさくなく、メロディも聴きやすいですから、退屈でもありません。
なお、収録されている楽曲は、3曲目の「The
Lark In The Clear Air(ザ・ラーク・イン・ザ・クリア・エアー)」は、Irish
Trad.との記述がありますから、アイルランドの伝統音楽。
「Lark」というのはヒバリのことで、詩人、歌い手という意味もあります。
この曲は、同じく英国のボーイソプラノでしたら、ボーイズ・エアー・クワイアが「エアー」というアルバムで取り上げています。ソロはパトリック・バロウズ君。
また、こちらは器楽曲ですが、ロリーナ・マッケニットがアルバム「エレメンタル」にて取り上げています。
7「In Trutina」はドイツの作曲家カール・オルフ、8「Morgen!」もドイツの作曲家で後期ロマン派のrichard
strauss(リヒャルト・シュトラウス)、9「Silent
Love」も、やはり後期ロマン派の作曲家で、19世紀のドイツ・リート界に多大な影響をあたえたHugo
Wolf(フーゴー・ヴォルフ)の名前が作曲のところに記載されているので、たぶんそれらの作曲家の作品をアレンジしたものだと思いますが、確証はありません。
アレンジに関しては、10「You're The One」がMichiru
Oshimaとあるので、たぶん大島ミチルさんによるアレンジ、のこりは全て大橋宏司さんによります。
(2003年1月)
…他…
ICO〜霧の中の旋律〜
(大島ミチル)
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2002年2月に発売された、プレイステーション2用ソフト「ICO」のサウンドトラック。 リベラのソロ・ヴォーカルの一人、Steven Geraghty(スティーブン・ガラーティ)君が、主題歌「ICO -You were there-」を歌っています。作曲は大島ミチルさん。 (→詳しくはこちら) |