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| おおたか静流 shizuru ohtaka |
*ツイン・パーフェクト・コレクション *HOME+5 *静流(ベストアルバム) *Lovetune
*大英博物館VOL.1 *大英博物館VOL.2 *千と千尋の神隠しイメージアルバム
*SHIAWASE
TWIN PERFECT COLLECTION
ツイン・パーフェクト・コレクション
<収録曲> 【ディスク1】1.マンジュシャゲ 2.ブンガワン・ソロ 3.林檎の木の下で 4.アカシアの雨がやむとき 5.夜来香 6.悲しくてやりきれない 7.じんじろげ 8.ゴンドラの唄 9.ウスクダラ 10.花(すべての人の心に花を) 11.流れのままに 12.春は萌え 13.地球はメリーゴーランド 14.誘(いざない)
【ディスク2】1.冬の花火 2.おもいとげねば 3.風の中に 4.JOURNEY 5.花の街 6.The
Voice Is Coming 7.水源(みなもと)-where to
begin- 8.みんな夢の中 9.月がとっても青いから 10.夏の日の想い出 11.蘇州夜曲 12.安里屋ユンタ 13.戦争は知らない 14.あんまりあなたがすきなので 15.何日君再来 16.風に抱かれて-Rainbow’s
High-
2002/2/27 テイチク TECN-35769〜70
2002年2月に発売された、おおたか静流さんの「ツイン・パーフェクト・コレクション」。このアルバムは、おおたかさんの初期のアルバム、「RETURN」「REPEAT PERFORMANCE(リピート パフォーマンス)」「REPEAT PERFORMANCE U(リピート パフォーマンス2)」の三枚を二枚組みCDにまとめたものです。三枚分の内容なのに値段はCD一枚買うのと、それほどかわらないので、大変お得です。
二枚組のうち、ディスク1には「リピート パフォーマンス」に収録されていた楽曲と、「RETURN」から最初の数曲、ディスク2には、「RETURN」の残りの曲と、「リピート パフォーマンス2」が収録されています。
「リピート パフォーマンス」は、いわゆるカヴァーアルバムで、古今東西の名曲を、独自にアレンジしています。そのアレンジが、なかなか面白いものが多くて、聴いていて楽しいです。面白いといっても、奇をてらっただけのものではありません。
カヴァーされている曲は古いものが多いので、原曲はほとんど聴いたことがないのですが、私が特に好きなのは、まずなんといっても「蘇州夜曲」。なにかのCMで耳にして以来、いい曲だなあと思っていたのですが、曲名は知らないままでした。それが、思いがけずこのアルバムで聴くことができ、メロディと曲名がひとつに結びつくことができました。この曲は旋律も名曲という名にふさわしい素晴らしいものなのですが、歌詞がまた、西条八十さんによる、非常に叙情のある「詩」です。「君がみ胸に 抱かれて聞くは」ではじまる、やや文語調の詞は、独特の浪漫があり、古くて新しいとはこういうことなのだな、と思いました。
なお「蘇州夜曲」のカヴァーとしては、ほかに、二胡奏者チェン・ミンさんのアルバム「My Story−我的故事−」で二胡によるインストゥルメンタルの「蘇州夜曲」を聴いたことがあります。(チェン・ミンさんの「蘇州夜曲」はオムニバスアルバム「feel プレゼンツNew ASIA」にも収録されています)
それから、「何日君再来(ホーリーチュンツァイライ)」「夜来香(イェライシャン)」。
「何日君再来」は、「君(チュン)」と「軍(チュン)」が同音なため、政治的な理由から、迫害されることの多かった曲のようです。「軍がやってきて我々をたすけてくれる〜」という意味が隠されていると受け取ることができるため、日中戦争時には反日の歌と考えられました。もともとは中国語詞の曲ですが、日本語訳詞としては長田恒雄さんによるものが有名です。が、このアルバムでは、おおたかさんによる独自の日本語訳詞で歌われています。
「夜来香」は、夜になるといっそう強く香る花の名前。この曲も、おおたかさんによる訳詞です。
ほか、楽しいのは「あんまりあなたがすきなので」
フォークダンスのオクラホマミキサーに、おおたかさんが独自の歌詞をつけたもの。その歌詞が、独特の面白味があって楽しく、また、アレンジも、チンドン屋ミュージック風とでもいうのでしょうか、どこか懐かしい賑やかさです。
また、このアルバムには、カヴァー曲だけでなく、オリジナル曲も多数収録されています(アルバム「RETURN」はオリジナルアルバムでしたし、カヴァーが中心の「リピート パフォーマンス」にも、数曲ですがオリジナル曲が収録されています)。
私が特に好きなのは、「春は萌え」
アルバム「RETURN」の一番最初に収録されていた曲です。
ブルガリアンヴォイス風の曲で、何のCMだったかは忘れましたが、当時よくテレビで流れていました。そのころ、ブルガリアンヴォイスを企業のCMに起用するのが流行っていたように思います。ただ、この曲には日本語の古語を多用した独特の詞があり、その美しさと導きだされるイメージが、この曲をたんなるブルガリアンヴォイスもどきとは違う、独自の世界をもったものにしています。
それから、「おもいとげねば」
曲調といい、詞といい、大好きな一曲です。駆け落ちの曲、といった感じですが、暗さはありません。言葉のつかいかたに遊び心があり、そのセンスのよさに脱帽です。
(2002年8月)
<収録曲>1.Light & Shadow 2.HOME 3.MUWASHSHAH 4.夏のページ/SUMMER PAGE(Album Version) 5.わたしのかねをならそう/I RING MY BELL 6.YATRA 7.DEEP AUTUMN 8.眠りの精/SANDMAN 9.again(Album Version) 10.SAIL AWAY 11.夏のページ/SUMMER PAGE(Single Version) 12.again(Single Version) 13.The Water of Life 〜サプリのうた〜 14.あいは海/OCEAN 15.永遠の旅へ/ETERNITY
2002/12/4 テイチク TECN-20853
2002年12月に発売された、おおたか静流さんのアルバム、「HOME+5」。
これは、1998年に一度バンダイより発売されたものの廃盤になっていた「HOME」に、5曲をプラスし、テイチクより再発売されたものです。
新たに加えられた5曲は、それぞれシングルで発売されていたもの。
11「夏のページ」は映画「ズッコケ三人組」の主題歌、12「again」は、そのカップリング曲。この二曲は、アルバムバージョンとの違いを、この一枚で楽しむことができます。
13「The Water of Life 〜サプリのうた〜」は、キリンビバレッジの飲料水サプリのCMソング。
14「あいは海」はアニメ「天使になるもんっ!」のエンディングテーマ曲、15「永遠の旅へ」は、そのカップリング曲です。
これらの5曲が加わったことにより、全収録時間数は70分を越えます。また、価格設定も控えめで、お買得感のあるアルバムです。
なお、「HOME」は、ダムによって故郷を失い、以後、「地球を故郷として歌う」ハムザ・エル・デインさんに捧げられたアルバムとのこと。2「HOME」や3「MUWASHSHAH」等、ハムザさんがボーカル参加している曲もあります。3「MUWASHSHAH」は、アラブの古典とのこと。独特のうねりがあって、不思議な感覚に陥る音楽です。うねうねとうねったあげくに、元の場所に戻ってくるような…。
他、5「わたしのかねをならそう」は、アイルランドのトラッドで、曲の原題は、”Believe
me,if all those endearing young charms”とのこと。その曲に、おおたかさん自身が独自の日本語の詩をつけたものです。(このあたりの曲の解説は、おおたかさんご自身のホームページのエッセイに詳しく解説が掲載されていました。興味のある方は、ぜひそちらを参照ください)
おおたかさんの歌声は、独特で、とてもグローバルな感じがします。どこの国の人、と断定できないような、広さがあります。このアルバムも、懐かしさといったようなものに溢れていながら、しかし、日本の原風景に限った懐かしさではなく、どこの国ともつかない、まさしく「地球」だとか「大地」といったものに抱く、なんとも形容しがたい郷愁を、強烈にではなく、おだやかに感じさせてくれるアルバムです。
(2003年6月)
静流
sizzle
<収録曲> 1.眠りの精/Sandman 2.逢瀬/Deai 3.誘い/Izanai 4.ひがらがさ/Across The River 5.夏のページ/Summer page 6.カレデマシタ/He's gone 7.Light&Shadow 8.水源-where to begin- 9.The Water of Life 10.SAJA DREAM(マリンバ・ヴァージョン) 11.花-すべての人の心に花を-/Hana 12.フクロウは知っている/Fukurou 13.The Voice is Coming (SIZZLE'S DESSERT VOICE MIX) 14.The Way You Go/みち
2000/12/1 ポリスター PSCR-5928
おおたか静流さん自身が選曲した、CM曲を中心に集めたベストアルバム「静流(しずる)」。おおたかさんといえば、CM界のクイーンと呼ばれているくらい。誰もが一度はその声を、たぶんきっと耳にされているはずです。有名なのは「花」。本家本元は喜納昌吉さんなのですが、おおたかさんのカバーした「花」も、また味わいがちがっていて、素敵です。「泣きなさい〜笑いなさ〜い」の歌詞で有名な、あの「花」です。おおたかさんの声は、どこか大陸的な感じがして、とても印象的でインパクトがあります。
私がこのアルバムで好きなのは、サプリのCFイメージ曲「The
Water of Life」。ほとんど、サプリサプリとくりかえしているだけなのですが、とてもキレイな曲です。清涼飲料水〜って感じです。内側から洗われていくような感じがします。
それから「SAJA DREAM」。どこか懐かしい感じがする曲です。詩は、「きみのもとへ逢いに行こう 遥かな夢路を」などと、とってもロマンティックです。また、一曲目の「眠りの精」。これはブラームスの曲をアレンジしたものですが、伴奏の楽器…どういう名前のものかは知らないのですが、その楽器の、震えているみたいな音色がいいです。もちろん、おおたかさんの声が素晴らしいのは言うまでもありません。あと、「フクロウは知っている」や「Light&Shadow」も素敵です。「The
Voice is Coming」、MIXバージョンですが、原曲を何倍もふくらませた感じで、これも好きです。好きな曲ばっかりで幸せなアルバムですv
また、このアルバムは、ジャケットや歌詞カードの写真もとても魅力的です。外国の男の子がモデルになっているんですけれど、手に呪い(まじない)文字のようなものが描かれていて、その手がかもしだす雰囲気が、なんだか良いんですよ〜。
(2001年6月)
<収録曲> 1.我が恋は/Lovetune 2.ひがらがさ/Across The River 3.Love Is A Light 4.FLY AWAY 5.SAJA DREAM 6.夏の空に/In The Summer Sky 7.JOY 8.水の恋唄/Water Serenade 9.DIARY 10.つきたちの花/Red Blossoms
1997/2/5 キングレコード KICS-608
1997年に発売された、おおたか静流さんのオリジナルアルバム、「Lovetune」。ほとんどの曲が、おおたかさん作詞作曲です。
おおたか静流さんという方は、まず第一級のヴォイスパフォーマーとして有名ですけれど、それだけではなくて作詞能力も第一級、さらに作曲までこなしてしまうのですから素晴らしいです。
まず1曲目の「我が恋は/Lovetune」。タイトル曲にふさわしく、このアルバムを代表し、象徴する曲です。この曲一曲に、おおたかさんの魅力の、すべてではないけれど80%くらいは、ぎゅっと詰まっています。この曲の、言葉の渦に翻弄されるような感じが、とにかく好きです。めったに味わうことのできない感覚です。
この曲のメインの歌詞は、歌というより、つぶやくような、語りかけるような感じで(それが、すごく効果的なんです。よくある「音楽をバックに詩を朗読している」、といったものとはちょっと違います。おおたかさんの場合、「つぶやき」や「ささやき」のようなものにも歌心が確実にこめられていて、歌と同じくらい「聴かせて」くれます)、そのバックに、
「チマ、デェ イェ、オー、ヤエ エルスカ タエ、ミヌッタ、セクッダ、チィル アル ティザ…(Timer,Dage,Ar,Jeg
elsker dig, Minutter, Sekunder, til alle
tider…)」(おおたか静流さんオフィシャルサイト掲載エッセイ及びアルバム「Lovetune」ブックレット参照)
といった、やや土俗的な響きをもつコーラスがメロディを紡ぎます。
最初、英語でもないし、いわゆる造語かな…と思っていたのですが、おおたかさんのオフィシャルサイトで、デンマーク語だと知りました。意味は、「いつもいつもあなたをあいしています。日ごと、年ごと、いいえ毎時間、毎分、毎秒・・・」とのこと。狂おしいほどの愛の言葉ですね。また日本語の詞も、日本語の美しさを実に堪能させてくれる素晴らしい詞です。
恋に生きるのが人の道と思いもすれば、恋ゆえに人の道をふみはずすのかと思いもする。恋といったものは矛盾に満ち、その矛盾に人は狂わされてしまうのかもしれません。
2曲目、「ひがらがさ/Across The River」
これは、THE BOOMの宮沢和史さんの作曲です。この曲も、詩が素晴らしいです。「ひがらがさ」というのは、「日唐傘」もしくは「日傘」と書くようです(「広辞苑」参照)。貴人や子供用の、長柄の大きな日傘のこと。
この曲は、英語のタイトルが「Across The River」。
川や橋は、昔から、あの世とこの世の境と考えられていました。橋を渡り向こう側へ行くということは、今生きている世をすてて、死ぬというのと、ほとんど同じです。けれども死は、「そこで終り」ではありません。死と再生は常に一対であり、橋を渡った者は、そこから新しい生を歩きはじめるのです。それはこの世の生ではなくて、あの世での生かもしれませんけれど…。
この歌には、なんとなく「駆け落ちの歌」といったイメージがあります。駆け落ちの果てに心中でもしでかしそうな…。
曲調は、いたって穏やかなんですけれど。
8曲目、「水の恋唄/Water Serenade」
この曲は、大島ミチルさんが作曲です。最初、この曲を目当てに私はこのアルバムを購入したのでした。私がおおたかさんの歌声をはじめて聴いたのは、式部(大島ミチルさんと篠崎正嗣さんのユニット)の「大英博物館オリジナルサウンドトラック」だったので…。
この曲がNHKの時代劇「とおりゃんせ」のテーマ曲だったと知り、「NHK、大島ミチル、おおたか静流」=「素晴らしいに違いない!」との連想が働いたのでした。
この曲も歌詞が本当に素晴らしい。(もちろんメロディも、歌声も)
二人でどこまでもどこまでも二人の世界をゆく…といった感じです。
『微唾む優しい 君の側で 変わらぬいとしさに 胸がふるえる』
とか
『どこまでもふたりで 雨の夜は 葉影に寄りそって』
とか、なんだかいいですよね。でもって、
『君と行く 道ひとつ』
なんですよ。(『』内、「水の恋唄/Water Serenade」歌詞より抜粋)
まさしく「恋唄」。「歌」ではなく「唄」という漢字の似合う詞の書ける方、そしてそれを歌いこなせてしまう才能を併せ持った方というのは、めったにいないと思います。
(2002年2月)
■関連■
大英博物館VOL.1
式部
篠崎正嗣さんと大島ミチルさんのユニット、式部のアルバム。NHKスペシャル「大英博物館」のオリジナルサウンドトラック。
静流さんは、フィーチャリング・ヴォーカルとして、参加されてます。「古歌」と「生命の神秘」「母なる自然」の三曲が、静流さん作詞で、ヴォーカルです。(→詳しくはこちら)
大英博物館VOL.2
式部
式部の「大英博物館VOL.2」。VOL.1とつづき、静流さんはフィーチャリング・ヴォーカルとして「つばめ」と「水の精霊を呼ぶ歌」を歌っています。また「つばめ」は、静流さん作詞です。(→詳しくはこちら)
千と千尋の神隠しイメージアルバム
久石譲
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久石譲さんの「千と千尋の神隠しイメージアルバム」です。おおたかさんは、「神々さま」という曲を歌ってます。沖縄風の曲で、ちょっと面白い感じの楽しい曲です。 |
SHIAWASE
(Vita Nova)
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2002年12月に発売された、吉野裕司さんを中心にした不定形ユニット、Vita Nova(ヴィータ・ノヴァ)の5thアルバム。 おおたかさんは、12「Tower」という曲を歌っています。(→詳しくはこちら) |
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2002年12月に発売された、癒し系オムニバスアルバム、「Clear〜world
spiritual vices〜」 |