里芋の植えつけは、こぶしの花が咲いた頃で、2001年は3月24日に行いました。畝と畝の間隔を1.4mにとり約0.1mの深さの溝を掘ります。
溝に約0.6m間隔で種芋を置いていきます。その間に穴を掘り鶏糞0.75kg、過燐酸石灰0.1kgを埋め込み元肥にします
両側から土を盛って出来あがり。種芋は約15cmの深さの土の中でゆっくり発芽します。
5月10日の様子で、やっと小さな葉が一枚開いたところです。
6月3日にはこれだけ大きくなりました。もう少し大きくなったところで土寄せです
夏の太陽が照りつける7月20日の様子です。この頃になると脇からヒコバエが出てくるようになるので、畝の間に残した土でヒコバエを覆い、その後で乾燥を防ぐため畝全体を刈り草でマルチングします。しかし今年は雨が少なく、今までの生育不良を回復することは出来ないでしょう。とほほです。
20日からの3連休は思う限りの作業をしましたが、しかし体がついて行けません。50ン年使用の自然空冷・気化熱冷却型・アルコール燃料添加の体は、高温多湿・無風状態では著しく冷却作用が落ち、15分間負荷をかけるとオーバーヒートしてしまいます。日陰に入って冷却水補給をし機体と発動機の保全を図りますが、春先に比べ20%以下の出力しか出ません。
この後も雨は降らず、例年ですと梅雨が明けると同時に里芋が成長するのですが今年はいじけてしまって成長しません。潅水をしましたが文字通りの焼け石に水です。(7月30日)
10月6日に、まだ少し早いのですが、初物ということで早生の里芋を収穫しました。生育時の少雨で生育を心配しましたがこの様に収穫でき、やれやれです。土の中で生育する野菜は掘ってみるまで成果がわからないのが難点ですが、それゆえに出来が良いと高い満足感にひたれます。
1個の種芋から親芋が育ち、これに8つの子芋ができ更に孫芋が18も付きました。この品種は親芋は食べられませんが、これだけ子供をつくるので親は大きくなれないのでしょう。
とれたての里芋はやっぱりきぬかつぎで食べるのが一番!地区の祭典でこれを出すといっせいに手が伸びあっという間に売り切れてしまいます。
霜が降りる前に種芋にする分は堀上げ画像のように囲っておきます。それ以外は食べる分だけその都度堀上げます。正月のおぞうににかかせない食材です。ちなみに早生、土垂、海老芋、赤芽の四品種を作付けています。
おしまい