曽我地区祈年祭


旧皇室祭祀令にも定められた祭日である2月17日、熊野三神社に地区内にある神社の氏子総代が参集し各区長を招待して祭祀がとりおこなわれました。今年の穀物、特にお米の豊作を神様にお願いする大事な儀式だそうです。

まず修祓の儀で拝殿並びに参列者をお清めします。

普段のお宮様の式と違い今日は地区内にある神社の氏神様をここにお呼びしての祭事なので、各氏神様に集合をかける降神の儀が行われます。

続いて右の画像にある通り御神酒、洗米、水、塩、山海野の産物をお供えする献撰です。

献撰の儀
宮司さんが厳かに、穀物の種蒔から収穫に至るまでの無事と豊作、それと私達の健康を祈念する祝詞を奏上します。 祝詞奏上
玉串の奉奠が執り行われます。まず宮司さんから 玉串奉奠
続いて参列者、氏子総代が玉串を奉奠します。受け取った玉串は「の」の字を書く様に回転し基を神殿に向くように供えます。この後二礼二拍手一礼をして退去するのが作法です。
式典はお供え物を下げる撤撰の儀、集まってくださった神様が元のお宮様に戻る昇神の儀で、神事の全ては終了します。
氏子玉串奉奠