2003年 2月9日

 さてさて2日目、毎度のことですが朝は起きることが出来ませんでした。
それでも私が一番に起き出し(めったにないことなのでちょっと自慢)。まあいいや、と宿から歩いて元町港へ向かう、のんびりとテトラで釣ろうと思っていたのですが海を見るとかなりウネリが高く、離岸堤の手前では波が大きく立ち上がって打ち寄せています、さらに離岸堤に当たった波が堤防のほうへどっと押し寄せてサラシになり、その中にはちぎれた海草がかなり浮いているといった状況でした。

先行者が二人いたので挨拶をして脇に入らせていただく、ウネリがあり、テトラは波で濡れているので奥のほうから竿を出します、仕掛けは波にもまれてあっちへ行ったりこっちへ行ったり、かなり釣り辛い状況でした。それでも釣り始めてしばらくすると、ウキがヒュッと入り魚がヒット、ところがテトラの奥からなのでタモも届かずやり取りもままならない、竿は1.2号、ハリスは2.5号。

やむなく、掛かった魚はフリーで走らせてタモを取り前まで出る、魚は?竿を立てるとまだバレてはいない、しかし、完全にテトラの中に入っていました。魚は動いていないので竿とハリスを信じて、ジワーッと竿を曲げ、テンションをかけていくと少しずつではあるが魚はテトラから引きずり出されてくる、かなり出た所で魚が首を振る、やばい!しかし、ここは竿の弾力が勝ち魚はテトラから出てきました。

ようやくここからがやり取りのスタート、といってもかなり強引なやり取りで何とかタモの届くところまで魚をもって来ましたが、最後に再びピンチが訪れます、ウネリとともに魚が足元のテトラへ吸い込まれてしまう。ここはすかさずパワー勝負と、一気に引きずり出す。ようやくタモに収まったのは41.4センチのクチブトでした。
ちなみにこれだけのやり取りをしてもハリスにはほとんど傷がありませんでした。

調子いいぞ!と思ったのですが、このあとは35センチを一枚追加しただけに終わりました。この日は四人が釣りをして全員40オーバーを一枚ずつ釣りました。しかしそれっきりです。釣った魚を捌くと胃から腸までびっしりと海苔が入っていてコマセは全く入っていませんでした。おそらくメジナは波で剥がれた海苔に浮いてきていて、たまたまオキアミを食べてしまっただけかもしれません


[トップページへ] [2003釣果(1)へ]