2004年10月16日

 6月以来の久し振りの釣り、しかも途中で骨折して以来久し振りのお出かけ。
かなり気合が入っています。場所はやはり初島、私にとってここはグレ釣りの出発点、サイズ、数といった点では離島にかなわない物がありますが、いろいろ考えて、努力すれば、それなりのサイズが狙えるという点では、リハビリには最適です。

さて、今回の状況ですが、予報はナライ、しかしそんなに強くはならない、釣り客はそこそこいました。また前日からの泊まり客もいるようです。この状況と自分の体調を考えて今回は堤防の内側で一人のんびり釣るつもりをしていました。

で、現実的には、風は予報より強そうです、船が港に近付くと堤防には四人の釣り人がいます。幸い(当然?)、狙っていた内側は空いていましたので船が着いて下船すると同時にヒョコヒョコと猛ダッシュ(笑)して釣り座を確保。

結果的にはこれが幸いしました。というのも、ナライがかなり強くなってしまい、堤防の外向きでは釣りが出来ない状況になってしまったのです。そうなると内側でもコマセが十分に効き、魚を寄せることが出来ます。

しかも私の隣には師匠がいます。こうなると鬼に金棒、魚を釣るだけならば足元にコマセを打って、仕掛けは師匠のコマセの下流へ入れる、で、オナガの35.5センチが竿先をひったくってくれました。さらに30センチちょいも追加しお土産は確保。

さて、ここからはまじめに釣りますが、さすがに久し振りということもあって手返しが悪く、私が一流しする間に、師匠は3枚釣る、私が1枚釣る間に、師匠は7枚ぐらい釣るといった有り様でした。
もともとの差が3倍ぐらい(ベストな時で)なのでかなり厳しい状況だと感じました。しかも、師匠の潮下で釣っていての話ですから、かなり厳しい状況です。

そんなこんなで、師匠に根掘り葉掘り聞きながら試行錯誤して感覚を取り戻していきます。「タナは?」「魚見えます?」「食いは?」「オキアミの頭は?」「ハリスは?」・・・・
で、ようやく「おっ、釣れた、コッパじゃん!」「あれ?根に入られちゃった。」「動かないよー!」、ラインを緩めるとごそごそと動きます。「あーあ、なんか引っかかっちゃったよー」なんて言っているとそのうち魚が根から離れた様子です、しかもサイズアップ?

手元にはずいぶん重くなった感触が伝わってきます、「あれ?もしかしてでかい?」と上がってきたのが本日最大の37.5センチのよく肥えたオナガ(美味しかったよー!)、しっかり針を飲まれていましたがハリスはたまたま1.7号に上げたばっかりだったのでジタバタしたけど無事に取りこむことができました。

と、ここまでが私の状況で、客観的な海の状況はと言うと、水はかなり濁っている状態でした。色としては緑がかった感じです。流れは比較的素直で潮止まり以外はまっすぐ沖へ出て行っていました。風はナライが強く潮と逆、波は後半は堤防に這い上がってくる所まで高くなってしまいました。

魚は、初島としては珍しく35センチを越えるオナガが回っていました。あとは平ソーダが回っていました。クチブトはまだ良型が入ってきているという状況まで入っていないようです。エサ取りはコッパメジナ、5センチから20センチまで幅広く、クチブト、オナガの両方がいます。あとは先週の台風で堤防の一部が破損、かなりの数のテトラが流されて釣り座が少なくなっています。


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