雪原の赤きケモノ 北狐

 白い流氷に乗って奴がやってくる。

 何処から来るのかはわからないが、その逞しい生命力は白き闇をもものともせず、命の輝きを見せる。

 赤いケモノ・・・フレップ 彼に会うために、この流氷に閉ざされたオホーツクの海にやってきた。

 

 流氷に閉ざされた海岸

 彼方に小さな影が移動する

 来た フレップだ

 

  

 自由気ままに、行動するフレップは、冬毛に包まれ美しい。

 

 

 

 

 見つめるその眼は、何を求めているのだろうか。

 

 

 

 

 遠方からの来訪者に挨拶でもしようというのかな。

 こちらへ向かってくる姿は愛らしい・・・これは失礼かな

 

 

 

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