4月2日(日) まだ日本 |
朝、準備万端整いいざ出陣! と出かけたが、家から300mで挫折。 やはりスーツケースを抱えては辛い。即タクシーを捕まえて駅へ向かう。 横浜駅では、私の見送り隊が待っているはずだ......った。 るーしーが一人立っていた。(うれしいね。)来ると言っていたあきは、不調で寝ていた。まぁ、まずは最後の昼餉をと、行ったのだが何処も込んでいて空いていた焼鳥屋へ。黒ビールと焼き鳥・・・いいねぇ いいのか?昼から焼き鳥とビール。 いいんです! 食後、YCATへ行くとすぐに同行の部長(ホントは違うけど、便宜上以後部長と呼称する。)がやってくるが、謎のグラサン姿・・・・・ま、気にしない気にしない。見送りのるーとはここでお別れ、一路成田空港へ!(注:ここでチェックインするとすごく便利です。) 成田へ着くなり、部長がラウンジへ案内してくれると言うのでついていくと、VISAラウンジに入っていくなり、「ここは庶民の来る場所だ。」といって、さっさと出てゆく。どこへ?????とついてゆくと全日空ラウンジ「富士」。聞くと、元来ファーストクラス用だが今日は空いているので特別に入れるそうだ。なかは、VISAとは雲泥の差の広さと豪華さ・・・食事も、酒も好きなだけ出てくる。出発まではしばらくここで酔うことにする。あまりの豪華さに、つい自慢するためにるーしーに電話して悔しがらせる。が、しばらくしてSメールを受信。中身を見てみると、「はーか!はーか!formるー」 怒怒怒 おのれー るーめぇぇぇ 時間になり、飛行機に乗り込む。B747−400テクノジャンボたのむぜ! なぜか2階席へと案内されると、私の記憶がおかしいのか、新しい規格なのかみょーに座席が広い。どうやらCクラスらしい。らっきー! どうしてこうなったかは、ここでは触れない。ウェルカムドリンクのシャンペンを飲みながら離陸を待つ。 さらば日本国。 ちなみに、その後延々とシャンパンを飲みまくったのは言うまでもない。 |
4月2日(日) 空の上 |
さて、Cクラスの楽しみといえば食事。まずは食前酒のシャンパン(まだ飲んでいる)を傾けながら、オードブルを食べていると乱気流に突入。(ジェット気流を横切るため)シートベルトサインが。 ちょっとまて、飯の最中だぞ。 さんざん待たされて、食事が終わったのは4時間後であった。エコノミーとは雲泥の差であるのは特に言っておかねばなるまい。 まぁ、そんな事もあったが空の旅は快適! うひょ いい酒は飲めるし、シートは広くてベットみたいになるし。が、調子に乗って映画を2本見てしまい、到着する頃はちょっと疲労気味。 |
4月2日(日) ジョゼ兄大地に立つ(でもまだ2日) |
ずっと、日本語環境にいたので、ロサンゼルス空港についてもいまいち実感が沸かない。米国だと初めて実感したのが、入国審査。以前、ジョゼ兄は英国の入国審査で15分引っかかったと言う苦い経験がある。が、予想に反しあっさり終了・・・つまらん。 2日の夕方出発し、2日のお昼に到着・・・なんかへんな気分。 荷を受け取り、レンタカー屋さんのバスで車を取りに行く。向こうは敷地内に無造作に車が置いてあり、予約番号のついた車を勝手に持っていくのである。感嘆簡単。それはいいのだが、さっそく乗り込んでホテルへ向かう。車種は、トーラス・クラスを要求したのだが、確かに大きさはそーなんだが何処の車かは?であった。 ホテル到着。さて、荷物を出そうとしたがトランクの開け方がわからない! 仕方がないので、駐車場担当のにーちゃんに開けてもらったのだがなんと、助手席側にあるではないか。これはわからないよ。さんざん探したんだよぉ。チェックインは部長にくっついてったらなんとなく終了。いいんかなぁ へやはすごく広くて12畳くらいにキングサイズのベッド。窓からは滑走路がよく見える。荷ほどきもそこそこにベッドに横になるとそのまま ダウン・・・やはり寝不足かなぁ。ふと気がつくともう3時、「いかん、約束の時間だ」。そう、部長から3時に下りてこいという伝言があった。 ロビーでは、部長としょぼいおっさんがいた。今回担当の商社のY氏だった。「こんなへなちょこのおやじで大丈夫か?」と、口に出そうなのをぐっとこらえたのだ。我々3人は車に乗り込み出かける。実は、なんで出かけるかさっぱり知らなかったのだ。左側通行、赤信号でも車がこなければ曲がれる交差点、Oh、車社会! 路線バスは走っていないじゃん。なにからなにまで車優先...すごいね。そして、あのフリーウェイに乗る。が、映画やTVで見るのとは大違い。でこぼこで、そこらじゅうあなだらけのうえいろんなモンが落ちている。車線は5〜6車線あるが、いきなり2車線分別の分岐へ持って行かれたりする。注意しないと危険なり。途中謎のショッピングセンターみたいなところへよる。ここでおみやげを買って行けというらしい。「MIDORI」という日本のおばちゃんがやるお土産や。でも、観光地のすみっこにあるようなちっこいところだった。まぁあまり見るところはなかった。30分ばかりうろついて次へ移動、いったい何が目的で走っているのだろう???ますますわからない。部長「リトルトーキョーは知ってるか」と、聞いてくるがワシ、そんなもんしらんので、次の目的地が決まる。FWYをまたひた走り、ダウンタウンへ。ここ、マジでこわいよ。車に乗っているからいいけど、無謀なワシでさえちとびびっていた。 そして小東京へ・・・ なんだこりゃ? 万博の日本村みたいななんか、ずれた感じの日本町ができていた。怪しげな土産屋がならんで、何処も日本語があふれていた。その中の一軒のウィンドウにあった帽子に目が止まった! 「鬼」と書かれている。ぶははははは、あきに買って行ってやろうかとかなりマジに思ったよ。 「そろそろ時間だ、飯食いに行くぞ。」の一言で移動。なんだ、暇つぶしだったのか、それならそうと先に行ってくれー!ハリウッドいきたかったのにぃ(涙 サンタモニカのマリーナ・デル・レイと言うところへいくが、もう日が暮れて海が見えない、かなりがっかり。かねてから言っていた和食のレストランへ向かう。「BENIHANA」という鉄板焼きだった。なかは、日本風の作りで店員は怪しげな片言日本語を使う。フィレステーキを頼んだが、我々のテーブルにきた料理人はどうもへたで、レアで頼んだ肉いまいち火の通りのが入っていない。さらに、アクションが最低限なので、新入りなんだろうな。精進しろよ。 実は、文句言いたかったんだけど、怖くていえなかったのだ。(苦笑) ここの店で、あきがいっていたトイレでは後ろに気をつけろの意味がわかった。確かに危険だ・・・この危険さはその場に居ないと理解できない、微妙な危うさなので、機会があったらそのうち語ろう。 飯の次は、スーパーマーケット。「きみに、米国の物量を見せてあげよう」といってつれて行かれたのが24時間のスーパーだった。入って見るとこれはすごい。日常雑貨から、食料品がてんこ盛り。早速探検に行く。そう、実はアレを探していたのだ「SPAM」。でも、いくら探しても見つからない・・・ロサンゼルスでは売っていないのかな?仕方ないから、サッポロ一番を買ってきた。(だって、ラーメンおもしろそうじゃん) この間、いくつもスタバを目撃するも入ること叶わず涙を飲む。 結局、今日は何だったんだ??? すごく実りが無い一日だった気がする。 さっさと寝る。 そう、本番は明日なのだ。 |
4月3日(月) 第一章 量と気持ち |
朝、目覚めると真っ暗・・・はて? そうか、LAだったんだ。 普段カーテンを閉めないで寝るので、目が覚めると真っ暗というのはそうないのだ。 さぁ、今日が本番しっかりやらねば! グルーミングを決め、スーツを着込んで部屋を出る。そう、ホテルのモーニングを食べに行くのだ。部屋を出ると部長が居た。こちらとはうってかわってラフな格好。「まだ早いよ。」・・・くしょー さぁ、生き地獄へのプレリュードが始まっているのをいまだ気がつかない。 朝食は、ちょっと豪勢にビュッフェにした。何でも取ってこれるのでおもしろそうだからね。一通り回って、イモ、カリカリベーコン、卵、ソーゼージにフレンチトースト+フルーツ。絞り立てのオレンジジュースがすごくおいしい。ウェイターのごついヒスパニックのにーちゃんが珈琲をもってきた・・・・・! スターバックスじゃないかっ! そうか、ホテルに入っていたのか・・・やっと飲めたー(涙) その感動が手伝ってか、一気に食事を平らげる。すると、いきなりオレンジジュースがつがれてしまった。「もうお腹いっぱいだからいーよ」とは言えず、仕方ないから飲み干す。(これが引き金であったのは、すぐに気がついた) かなり満腹になって部屋に戻ると・・・・・・始まった「くそー腹いてー 満腹すぎるーっ!」。しかし、無情にも、休む間もなく出かける。ホテルからメーカまでは約1時間半かかる。有名なロサンゼルスの渋滞も加味しなければならないので大変だ。 ロビーには、Y氏がいた。昨日とはうってかわってスーツを着た姿は立派である。外へ出るとすがすがしい朝の風が頬をなでる。素晴らしい朝だ。しかし、ロスの天気は晴れていても薄く霞がかかったようにかすんでいて、いまいち色彩の艶やかさに欠ける。それでも、潜在的にとても明るい。では・・・車に乗り込んで出発。昨日の時点では気がつかなかったが、やけに日の光が眩しい。裸眼ではちょっときつい。道理でみんなサングラスをしてると思った。確かにサングラスは必需品だ。が、しかし、そんなことはどうでもいい! 食い過ぎのジョゼ兄は、既に気持ち悪いモードに移行し青くなっている。街中を越えて郊外へ向かうと、景色は山に変わる。部長はいろいろ説明してくれるが、まともに聞いてられない。(あの、ソーセージ一本が余分だったかな。それともオレンジジュースかな)などと、もう上の空。鉄の三半規管を持つと自慢してきたジョゼ兄も、食い過ぎには勝てないらしい。 かくして、地獄のドライブは続く。 |
4月3日(月) 第二章 でかるちゃー |
さすがに、一時間近く立つと何とか落ち着いてくるが、正常に戻ったわけではない。でも、景色を見る余裕くらいは出てきた。元々、砂漠地帯に人工的に緑を植えた土地、郊外に出るとどう脚色しても「荒野」だ。 フリーウェイを下りてすぐに、工場に到着する。が、やはり思った通りパンフレットにあった工場の写真はデフォルメされていた。ちいせぇ・・・ さぁ、仕事だ! 「ないすとぅみーとぅゆう」 どうしたことか、挨拶は条件反射で出てくる出てくる。余計な装飾語まで、くっつけてなんか会話している?! やはり、一年ほど通った英会話教室での成果があったようだ。(行っていたのは10年前だが)が、しょせんは付け焼き刃、込み入った話になると、ゆっくり言ってもらわないとわからない...精進せねば。ここからは守秘義務に触れるため、大きくはしょることにする。 気持ち悪い中、なんとか話を進めている最中に副社長がコーラやミネラルウォーター、珈琲を大量に持ってきた。そしてしばらくすると、直径70cmはあろうかという大きなプレートにぎっしり並べた、ケーキやパン等々・・・・・・・・「うぇぇぇ」、一気に目眩が〜〜バタッ 遠くなりかけた意識を必死につなぎ止める。米国では、朝食はあまり取らずに来るので、会議中これらをぱくつきながらやるそうである。はじめは、「えらくサービスいいジャンか」と、感心したが、これは誤解でもともと経費に含まれているのである。お腹に余裕があるなら、遠慮なく食べてかまわないのだ。 時間とともに、気持ち悪さは薄れてゆくが、食い過ぎ感は消えない。しかし、無情にも時は積み重なる。そう、やってきたのだランチタイムが。社長が飯食いに行こうと呼びに来る。社長、実はおばちゃんで、副社長のかみさんである。でも、見た目は優しそうなマミィなのだが、いままでの交渉の経緯を考えると見た目では人は計れん。工場はちっこいので、社長の行きつけのイタリアンレストランへ行くことに。裏の駐車場へ行くと、レクサスと銘打たれたプラドへ乗り込む。まぁ、イタリアンなら軽くすます事もできるだろうと、全く根拠のない安心感を胸に抱きながらショートドライブへ出かける。 店では、無駄に陽気な店長?が迎えてくれる。メニューを見る。さっぱりわからん。なので本日のおすすめにすることにしたが、一応、今まで経験した事をここで生かすことに。 じょ:ランチタイムだから、ディナー見たいな量は無いよね? すなわち、多くないよね? 店長:そりゃ、ランチだから安心していいよ。 社長:ここの料理はとってもおいしいわよ。 じょ:じゃ、お願いします。で、何がでるの? 店長:シーフードいっぱいのペスカトーレです。 ちょっと大きめのサラダが出るが、まぁ問題なかろうと平らげる。パンも出る。2つほど食べる。まだ大丈夫なようだ。ちょっと安心。「なんとかなりそうな気がしてきた」、またまた根拠のない安心感がこみ上げてきた。そしてメインディッシュのパスタが出てきた。 「!」 ちょっとまて!、なんだそれは。大皿にてんこ盛りされたペスカトーレが・・・ じょ:多くないっていったよね。 店長:うちはランチ価格でディナー相当の料理をだすのさ! じょ:げげーん 「しかたない食うか」とは、食べるが「なんだこりゃ?」、エビ、ホタテ、ムール貝、イカがどっさり乗っかっているが、全く味わいがない。おおよそどうやったらこんなにも素材のうまみを抜き取る事ができるのだろうかと、まじめに悩むほどまずい。だが、出されたモノは食う!という信条で、命がけで平らげる。部長とY氏は2/3でギブアップ。その後、店長がケーキを食べないかとやってきた。「ええい、毒をくらわば皿までも!」 出てきたのは、ほぼ、豆腐二丁分はあるティラミス。一緒にカプチーノも頼む。目眩を感じつつも、密度が小さいのでなんとか食べきることができた。米国という場所柄にもかかわらず、あまり甘くなかったのが勝因だろうか。しかし、勝負には勝ったが、体は負けた・・・またしても青くなったジョゼ兄であった。 無事、打ち合わせも終了し工場を後にする。かなり田舎の町なので、景色がとてもいいところだったけど、どうも観光するという気持ちにはなれず、カメラは持っていたのだが結局写真は撮らなかった。(残念)駐車場に、フォード・フォーカスを発見! 思わずまじまじと見てしまった。 帰り道も渋滞にはまらず戻ることができた。が、食事はどうするか? 一番若いジョゼ兄がこの体たらくである、おったんたちがまとものはずがない。「和食にしよう」部長の一言に誰も異論は無かった。向かうは「さぬきの里」、和食のレストラン、入ると「いらっしゃいませ」日本語の挨拶がくる当初、「俺はいつもここで天丼を食べるのだ」と息巻いていた部長だったが、やはりいざ食べるとなると日よりおった。結局みんな、冷や奴にうどんというしょうもないオーダに留まった。それでもかなりきていた。はぁ、なんで飯食うだけでこんなにも消耗するのだ? へろへろのまま、ホテルへ戻る。そのまま寝ようかと思ったが、報告書を書かねばならないので机へ向かい1時間ほどしこしこ書く。 「そういえば、食ってばかりで運動してない」、これはいかんので外へ出て散歩に行く。が、夜外を出歩くなとい前もって言われていたのだが、無謀なるジョゼ兄は出かけるのは当然の事である。が、外へ出て30分、何もない。あるのは駐車場と、レンタカー屋とホテルばかり。つまらん、何も無ければ、誰も歩いてない。仕方ないので、帰って寝ることにする。 夜、これだけ動いても膨満感は消えない。 |
4月4日(火) 第三章 食欲のルフラン(前編) |
さて、ロサンゼルス滞在3日目。朝も慣れたモンだ。 外は霧で何も見えない。でも、霧に包まれた空港・・・絵になるね。 今日の訪問先は近場のため、朝はゆっくりでいい。ちょっと、お腹が気になるけど朝は朝。大丈夫。「コンコン」ノックがある? 出ると部長がいた。スーツケースを預かってくれって。そうか、部長は今日の訪問先を終えるとすぐリノへゆくのだ。チェックアウトするから、荷物預かってくれって。まぁ、それは置いて置いて、朝食だ。今朝は日本食を食べにいく事になっている。助かるなぁ。霧のなか、早朝のロサンゼルスを走る。?なんか初日にいったお土産屋の隣だった。みせの作りは和風の定食屋さん。なんか、かなり日本に近いね。お品書きを見ると、なんと焼き魚定食(鮭、鯖、鰺)があるぅぅぅ(涙 速攻アジの開きにする。・・・しばし待ち。きたよきたよ、アジの開きが♪ んーんまいっ!やはり朝は干物にみそ汁だね。が!ご飯がまずい!なんでこんなにまずいの!まるで、保温ジャーに3日ほど入れっぱなしにしたぼそぼそのご飯である。ほんとは2杯食べるつもりだったけど、一杯で限界。がっかり。 そこそこ移動すると、またまたしょぼい工場に入る。いやー宇宙産業はこういうところが支えているんだねぇ。入ると、受付のおばちゃんに到着の旨伝えると、しばらくしてやたらでかいおっちゃんが出てきた。スタンフォード氏。声もでかいね。続いて、小振りの女の人がやってきた、ハスキーボイスがかわいいトリシア嬢。この2人、私たちがわかるようにゆっくり話してくれるが、ここに発注している部品については門外漢のため、何を言っているかは日本語でも分からないであろう。この2人、とても友好的に接してくれ昨日のところとはかなりちがう。 さてさて、無用なことをいっぱい書いてしまったかな。さぁ始まるよ。 お昼である。 社長がやってきて、飯食いに行くことに。スタンフォード氏とトリシア嬢は別の車で先に行っている。駐車場に行くと、なんと、ここでも日本車。しかもカムリV6と書いてある。車内のシートは皮である。でも、レンタカーよりも乗り心地がよい。どうやら、マリーナ・デル・レイへ向かっている。マリーナを左に向かい、一番奥のシーフードレストランへはいる。横には巨大なピックアップが。5.7Lエンジン積んでるんだって。しかもオーナーはトリシア嬢。すごいですね。店先は緑と水であふれている。いい感じ。庭には錦鯉が・・・へ? いや、間違いではない。ま、いいか。海の見える窓際に席を陣取る。メニューはやはりシーフード。やはり、なんだかよくわからんから、またまた本日のおすすめ「ソードフィッシュの焼いたの」、付け合わせにライスかマッシュポテトと聞かれ、「アメリカだからな」とおもいポテトを選ぶ。他は、AHIのわさび醤油と言うのもあった。社長がAHIって日本名は何かと聞かれた。(ナーイス、知ってるぜ)「MAGURO」。おはなたかだーか、自己満足。窓からは巨大なペリカンが何羽も飛んでいるのが見える。うーんアメリカだ。スープ、パンとおきまりパターンの後、メインディッシュがくる。「!」よかったー普通だと思ったら、こんもり盛り上がったマッシュポテトの山・・・マジ?でも、魚はおいしかったよぉ。今日は大丈夫と安心。最後にまたまた、カプチーノを・・・好きだねぇ。つき合いで頼むと出てきたのはどんぶりのような巨大なカップ。「うげぇ」またしてもアメリカに懲らしめられてしまった。ちなみに、これを飲み干したことは言うもまでもない。 後編につづく |
閑話休題 |
はっきりいって、だんだん書くのが面倒になってきたよ。(笑 でも、あともう少し...やるか。 |
4月4日(火) 第三章 食欲のルフラン(後編) |
やっぱり、満腹で気持ち悪いが、せめてもの救いが魚だったことだろかな。 また工場へ戻るが、話の分からない私への配慮か工場見学をさせてくれたが、何処見てもやっぱりただの工場だった。(笑 そうなんだけど、ちょっと期待した。程なくして、工場訪問も終了してホテルへ向かうが、途中「30分時間やるから何処でも好きなところ観光させてやる」って。そんなこと言ったって、いきなり30分でどうよすんのさ??? せっかく西海岸へ来たのだから、ビーチでも見るかと思い海へ行くことにしたが・・・確かに綺麗なビーチがずーと続いているが、車窓から眺めるだけ。(泣 じょ:部長わびしいですね 部長:まあ仕方ないだろ、時間ないし じょ:そらから、もう一つ足らないモノがあるのですが 部長:わははは、それはもっと向こうのビーチじゃないといないよ。 じょ:はぅぅぅそれが愉しみだったのにぃ 私の淡い期待を一刀両断して30分の観光は終了した。 ホテルに残された私は、暇すぎるのでまた散歩に出かける。昨夜と同じようなところを歩くが、やっぱり何もない。空港まで行こうかと思ったけど、面倒なんでやめて部屋へ戻ってTVをつけるとなんか、ポケモンやらデジモンがやっている。ほほぅ、と見るのもいいがもともと話を知らないので、さっぱりわからん。しばしひるねすると、Y氏から電話がかかって来た。飯食いに連れていってくれるって。「あなたに、米国のすごさを見せてあげます」といってはしって行くと、巨大なモールへ・・・でかい、駐車場もディスニーランドなみでむちゃくちゃ広い。中も、マップで見る限り横浜そごうなんぞ目ではないか。まずは、30分後に落ち合うことにしてショッピング。途中で、おもしろいパンツを見つけて買うことにしたが、店員のピスパニックニーちゃんが何やらいっている・・・ 店員:もう一本買うと10ドルまけるでぇ じょ:いらん 店員:色違いで持ってるとおされやで じょ:わし、これでええんよ 店員:じゃ、こっちのシャツと組み合わせてどや じょ:さっさとこれよこせ! と、身のないやりとりの後、やっと購入できた。(蓼科ではいてた黒い奴だよ) などなどやっているうちに、時間となって合流。「じゃあぁ何食べましょうか」との問に「肉喰いて」と即答したら、Y氏びっくり。昨日あれだけはまっていたのにまたかい。でも、くいたいもんは喰いたいのだ! 、彼はあまり店を知らないので、仕方なく近くのホテルのレストランへ行く。まぁ頼むのはやはりステーキ450g! だが、どうもここのウェイターはすごく感じが悪い。なんか、「おれたちの仕事を増やすな!」っていう態度。味付けもいまいちで、とりあえず満腹になった程度。はぁ、おいしいモノは結局くえんかったか。Y氏とはもうこれでおしまい。なんか、私の財布のためにいたような感もあったが、深く考えるのはよそう、これも彼の仕事なんだと言うことで。 ホテルへ帰って、荷造り・・・ なんでこんなにあったけ?増えとる。書類は半分捨てたが、どっさりもらったし、ワインも。なんとか押し込んでみると、いちおう治まる。後は、出張報告書を書き上げてさっさと寝る事にする。 はぅ、訳のかわらん出張だった。
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4月5日(水) 第四章 中華の逆襲 |
朝が来た。 何となく、ホテルのレストランへは行く気がしないので、空港で朝食を取ることにする。スマートにチャックアウトして(チャックイン時にカードを出しているので、詳細をもらうだけなのだが)、空港行きのバスへ乗り込む。スチュワーデスの群に遭遇?かと期待したが、時間が遅いのでほとんどいない。早起きは三文の徳とはよく言ったモノだ。国際線ゲートで降り、スーツケースを初老の運転手から受け取り1ドル渡す。(かっこいいねさくっと手渡す)重いスーツケースから解放されるために、さっさとチェックして、身軽になって朝食漁り。「スタバはどこじゃ!」隅々まで探したがない。どうやら国内線の方らしい。がっかり。マック(マクド)もあったが、何が悲しゅうてここでくわないかん。でも、ポテトの量、こっちの2倍はあったよ。うろうろしていると、中華料理があるではないか。そういや、中華は食べていないのでこれにしよう。どれどれ、どういうオーダシステムだ?適当に流し読みして理解。どうやら皿持っていって、焼きそばかチャーハンで2品おかずがつくらしい。じゃ、焼きそばと、鶏肉カシューナッツ炒めをカウンターの巨大(縦横)なおばちゃんにいう。がおばちゃんなんか聞き返してくる。「他に入らないの? 鶏肉炒めすきなの? ・・・・・」 鶏は大好きだと言ったら、変な奴とう顔をして、炒めをどっさり・・・ここで判った、焼きそば含めて2品じゃなく、焼きそばと2品だったのだ。しまった・・・でももう後の祭り。2/3位でいやになるが、気合いで喰う。最後の最後で負けてたまるかい! 危ないところだった。やれやれ、さっさと乗り込みに行こう。 ボーディングゲートの前には、三々五々人々が集まってくる。行きのようにファーストクラスゲートから入ることはもうできない。随分、待たされて乗り込む。もちろんYクラスとはいえ指定は通路側。さっさと乗りこみ、座っているとどうやらこの列は他に誰も乗らないらしい。しめしめ。しかし、席が狭い!後ろには、20代にるかならないかの頭の悪そうなねぇちゃんが2人いたが、スチュワーデスを呼びだし、「前にもぉ、何度もぉあったんだけどぉ、乗ったときぃ、耳のところがきーんて痛くなったのぉ。どうにかしてよぉ」・・・そんなの飛行機にのれば当たり前じゃないか。しかも何度も乗っているんだろ? スチュワーデス呼び出して言う事じゃ無かろう。まったく「ばーかばーか! おまえら、地べた這い蹲ってろ」。仕事とはいえ、こういう頭悪いのを相手にせねばならないとは・・・お疲れさま。 さてさて、機内食はと言うと・・・Cクラスとは比べられない・・・書くにもならない。(泣 あとは、酒飲んで寝るだけ。ありふれた空の旅でした。 はぁ、終わった終わった。(笑 なんか、よくわからん旅だった。(胃拡張にはならなかったみたいだけど)
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