BGMをオンにするとより世界観をお楽しみいただけます。
If you turn on the sound, you can enjoy worldview deeply.

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Hiroyuki Oshima New Album

epitaph

2021.04.09 Release

そこにはもう、誰もいない――。

『睡眠都市』から10年。
新たに描かれる、記憶と記録の物語。

2009年に発売されたアルバム『睡眠都市』で、大嶋啓之はひとつの世界観を提示した。
神経質なサウンドと虚無的な歌詞、茶太の無垢なウィスパーボイス、bermei.inazawaの緻密なミックス。3人だけで作ったアルバムは約4000​枚を売り上げ、音楽の方向性として確かな手応えを得た。
それから10年。アニメ「アクセル・ワールド」、ゲーム「天穂のサクナヒメ」をはじめ多様な楽曲提供を手がけながら、大嶋は次のアルバムのイメージを模索し続けていた。キーワードは「都市と音楽」。『睡眠都市』で個に当てていた焦点を都市全体へと敷衍させ、さまざまな視点からひとつの街の光景を立体的に形作る。そんなアルバムを構想した。
2016年には先行トラックとして「舞い散る灰の」を発表。作曲家でボーカリストのkidlitを招き、頽廃美を追求したサウンド、異言語風に歌われるメロディ、生演奏の弦楽四重奏と、7分の曲に情報量を詰め込んだ楽曲を制作し、新作アルバムへの指標とした。
そして2020年、アルバムの制作に本格的に集中する。すべての作詞作曲を手がけつつミュージシャンやデザイナーの協力を仰ぎ、徐々に全容を具体化させていく。kidlitのボーカルは楽曲に繊細さと透明感を与え、独自のコーラスワークにより新たな彩りを加える。ときに濃密になりすぎるサウンドをbermei.inazawaがとりまとめ、楽曲をさらなるステージへと洗練させていく。Taiyo Yamamotoによるデザインと映像は、音楽だけでは伝えきれないイメージを明確に視覚化する。
『epitaph』と名付けられたこのアルバムで描かれるのは、高くそびえる塔、広大な市場、湾岸を走る軌道、埠頭に立つクレーン。誰もが知っている街でありながら、しかしそこには誰もいない。ただ記憶と記録だけが残っている。
その街にどんな物語を描くかは聴く者に委ねられている。ぜひ『epitaph』に触れて、その世界観を感じ取ってほしい。

―― BUY ――

―― TRACKLIST ――

01 都市と亡霊
02 舞い散る灰の
03 飛べない鳥のランドスケープ
04 虚栄の市
05 水の中の永遠
06 メトロニカが聞こえない
07 キリンは海の涯てを知るか
08 灯台守に安息を

―― MUSIC VIDEO ――

舞い散る灰の Music Video

―― STAFF ――

Music

大嶋啓之

Vocal

kidlit

Sound Engineer

bermei.inazawa

Design

Taiyo Yamamoto

Strings (M2,M4,M7)

gaQdan

Guitar (M1,M3,M6,M8)

暁 (My Complex of Academy)

Bass (M3,M5,M6)

Y.O.U.

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