11 どのようにしたら神がわかるか


 神さまってどんなお方なのてしょう。今回はほんとうの神さまをどのようにしたら分かるかをご一緒に考えてみましょう。まずヨハネの第一の手紙4章16節 をお読みください。

新しい方々との出会いを大切にする

 私たちは毎日いろいろな方と会いますが、はじめて会う人の場合それなりに新鮮な印象を与えてくれるものです。いつも会っている人やよく知りあっている人からは気づかない事柄もはじめて会う人からはいろいろと教えられるものです。
 では何を学ぶことができるのでしょうか。聖書には

  「私たちは神の作品であって、・・・造られたのです。」(エペソ2:10)

 とあります。つまりどの人も神さまの持ち物であるということです。理解しやすくするために次のように考えてみましょう。私たちは他人の持ち物に対しては乱暴に扱ったりすることはないでしょうか。ところが自分のものとなるとそうではありません。
 私たちすべての人間は神さまの持ち物であって、それゆえ神さまはとっても大切に取り扱っておられます。このことを知ってほしいのです。もちろん「どうしてこの人にはこんなにひどい苦しみが与えられているのか?」というような理解できないことを感じられることもあるでしょう。(ヘブル人への手紙12章5節から12節までお読みください)しかし全体として神さまは一人一人の人間の生活を生まれたときから、いやその以前から(詩篇94:9、139:13〜19をご覧ください)見守り、支え、今日ヘと導いて下さっていること、それも祝福のうちにということが分かるに違いありません。更には天国まで用意して、無料の招待状をも用意してくださいました。いずれにしても不思議なことですが、もしあなたが周囲の人々に対して好意的かつ積極的な接し方をなさるなら、神さまを経験なさること請け合いです。
 またこういうこともあります。聖書にはアブラハムという人が登場しますが、彼はあるとき、見知らぬ三人の旅行者を歓待します。あまり深く考えないでしたことでしたが、実はその中の一人は受肉(人になること)前のイエスさまであったのです)彼は自分でも知らずに神さまに親切にしました。そう言えぽイエスさまは後になってこのようなことをおっしゃっておられます。

 「これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たち(私たちがつい無視してしまいやすい人たちのこと)のひとりにしたのはわたしにしたことです。」(マタイ25:40)。

 もちろん相性の問題もありますし、確かにひどい人たちもいますので、交際するにあたっては無理はなさらぬように。 

神にむかってお祈りをしてみる

 お祈りというのはお付き合い、会話、交わりのことです。あなたにはきっと長いおつきあいの方がいらっしゃることと思います。でもはじめから親しかったわけではないでしょう。だんだんとそうなっていったのですね。神さまとも今は余り親しくないかもしれませんが、お祈りをしていればだんだんと親しくなっていきます。
 どのようにお祈りをしたらよいでしょうか。先ず「天のお父さま!」と呼びかけましょう。まずは相手をはっきりさせなければなりません。だれに話しかけようしているのか、自分自身でもはっきりと知らなければなりません。「天」というの神さまのご住所です。そして神さまはあなたのお父さまです。はじめのうちは照れくさくてしようがないとおっしゃるかも知れませんが、これも慣れです。最後には「ア−メン!」と言います。これは「今お話したことはうそではなくて本当のことです!」という意味です。ですからほんとうのことをお話しなさって下さい。タテマエではなく。だれも聞いていないのですから。
 私は小学生の頃、日記を毎日書き続けたことがあります。一週間分まとめて担任の先生に提出するのです。ところが私の心の中に少しずつ、「本当のことは書けない。先生に見られるのだから、恥ずかしい内容のことは書けない」という思いが生まれてきたのです。こうして脚色された日記が毎日毎日産み出されることになりました。つまりタテマエを書いていたわけです。ホンネが大事ですヨ!もしあなたが「神さまなんて信じられない!」と思われるならそうおっしゃって下さい。泣き言が言いたくなったなら正直にそう表現して下さい。これがほんとうの祈りというものです。だれも聞いていません。神さまとの内密のお話し、内緒話し、それがお祈りです。

イエスの十字架のできごとを思い巡らす

 イエスさまは十字架の上であなたの罪を引き受けられ、あなたの代わりに罰を受け死なれました。しかしこれからが重要なのです。いいですか。あなたには罪があると聖書は教えていますが、本当ですか?本当にあなたは罪を持っているのですか?あるとすればどんな罪なのでしょう?またあなたの罪はイエスさまに移されたというのですが、これもまたあなたにとって本当のことであると言えるのですか?というのはどのような方法であなたの罪はあなたからイエスさまへ移動したのですか?
  • イエスさまは外国人、しかもあなたにとって見ず知らずのお方であり、しかも地球の裏側に、更に2000年前に生きておられたお方です。
  • このイエスさまは神であると言うのです。
 考えれば考えるほど不思議なことです。そう簡単に「分かりました。ありがとうございます」とは言えないような内容ではないでしょうか。
 しかしこれらのことを思い巡らしてみてください。確かに聖書にはこのことが事実であり、あなたにとって益となる話であると言っているのですから。「神さまは愛である。」と聖書には書いてあります。神さまはこの世界にいらっしゃって確かにあなたを愛しておられるのです。
 どうぞ以上の三つのことをしてみてください。「あなたの中に神が住み、神の中にあなたが住む」ようになるでしょう。あなたは神さまのことが分かるのです。

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