15.救いは生活の品質保証

 以前NHKの番組でこのようなことが紹介されていました。ある大学では卒業生に対 して卒業証書だけでなく、品質保証書をも発行します。教員養成のための学校でした が、もし卒業生が就職後教員としての資質に問題があると分かれば再教育するという ものです。そして一人の教師が学校に送り返されて再教育されている場面が映されて いました。涙を流し流し教授たちから欠点を指摘されている姿はかわいそうにも見えました。しかしこれは先生や親御さんの側から見ると当然のこと、あるいは是非そう してくれないと困るとも言えることでしょう。電化製品を買ってすぐに故障しても何 も言えずに、諦めなければならないのは因ります。
 神さまはあなたを救いの中に入れ て下さり、その中で祝福された生活を保証してくださいます。今イエスさまをはっき りと心に受け入れて救いを受け取りましょう。あなたの罪を引き受けて十字架で苦し まれ、あなたが受けるべき罰を滅ぼして三日目によみがえられたイエスさまを信じて 、救いを確かなものにしましょう。神さまはあなたを愛して祝福を毎日注いでくださ います。まずヘブル人への手紙第2章全体をお読みください。

日々の生活の中において、神からあなたへのメッセージが受け取ってください

 あなたはもしかすると今朝忘れ難いような出来ごとを経験したかもしれません。 あるいは昨日。テレビや新聞からは、これでもか、これでもかというように、 次から次へと起きる事件の報道が飛び込んできます。
 あなたの生活もそれと同じようであるかも知れません。うれしいこともあれば 困ったこともあります。簡単に解決できるものもあれば難しい問題もあります。 そのようなときにまず「私たちは聞いたこと(救い)をますますしっかりと 心に留めて、押し流されないようにしなければならないのです。」
 神さまはあなたの味方です。決して悪いようにはなさいません。イエスさまを 信じる信仰をもってイエスさまのおことば、つまり聖書に聞いてください。あなたの中 に聞こえる声があるでしょう。「このことにはこのような意味がありますよ!」「あ なたは勘違いをしていますよ。」「このまま進んで行きなきい。」平安と共にメッセ ージが与えられます。
 ときには単なる直感と言えるようなこともあります。しかし聖 なる直感です。以前のことですが、トラクト配布をしたり、家庭訪問を多くしていた ときがありました。ところがたて続けにタイヤがパンクをするのです。私は率直にこ う思いました。「神さまと人を愛してこういうことをしているのにどうして雨の中で こんな大変なタイヤ交換などということをさせるのですか?!しかも一度や二度で はないのですよ。えっ!神さま。」でも私はこのとき自分自身の高慢さを学びました 。つまり「おまえは高慢だよ!」という信号だったのです。(ただしこれはあくまで 個人的な経験であって、他の人にそのまま適用できるわけでもないし、すべきでもあ りません。私たちは人を裁いたらいけません。)神さまはあなたを日常の生活におい て 訓練し、多くのことを学ばせようとしていらっしゃいます。ここに成長があります。

「人間ってすばらしい」というメッセージを受け取ってください

 どうぞ6節と7節をお読みください。人間は天使よりもすばらしいとあります。「 きれいなお花をいければ、歳末助け合い運動をするのも人間です。神さまは決して私 たち人間をくだらない、掃いて捨ててもいいような存在と考えておられるわけではあ りません。どうか「私には何にもできないんです。」とか「私なんかいてもいなくて もいいんです。」とおっしゃらないでください。否定的にならないでください。諦めな いでください。自分自身を呪わないでください。
 あなたは神さまにとって、またすべ ての人にとっても大切な人です。少なくとも神さまはあなたの存在を高く評価してい らっしゃることを知ってください。物の価値は支払われた金額でわかります。あなた はいったいいくらでしょうか。百万円でしょうか。一億円でしょうか。
 正しい答えは \神の子イエスさまの血 です。あなたがあなた自身の価値を知るとき過去の人生、現在の人生への肯定的評価ができます。そして将来の人生に対して展望と確信とを持つ ことができます。これが信仰の通りになれというときの信仰であり、神さまによる保 証です。

苦しみと問題からの解放を受け取ってください

 あなたは今難問を抱えておられるでしょうか。苦しんでおられるでしょうか。だ れも私の悩みを分かってくれないとお考えでしょうか。永遠に分かってもらえないと お思いでしょうか。
 どうぞ18節をお読みください。イエスさまには分かります。すべ ての苦しみを苦しまれたからです。今苦しいあなたのそばにいらっしゃいます。この ことを分かるときに苦しみは半分に楽しみは倍になります。イエスさまはあなたの苦 労を分かることのできる世界で唯一のお方です。どうぞお祈りをしてください。祈り 続けてください。あなたの問題は解決されます。これはイエスさまを信じる者に与え られている特権です。
 お祈りにはもうひとつの意外に忘れられやすい効用があります 。それは見ていそうで見ていない事実を気づかせるというものです。つまり思い込み を正す役割です。
 作家の佐藤愛子さんのお話しです。ある夫婦を見るときにいつも こう考えていたそうです。「なんと思いやりのない旦那さんだろう!?」。というの はしょっちゅう奥さんを叱っていたからです。ところがある時、当の奥さんが彼女に こう言いました。「うちの人はああ見えてもやさしいんですよ!」と。首をかしげて いると続けてこう言いました。「あの人は私が劣等感を感じている所については決して触れないんです。」佐藤愛子さんはそのときピンと来ました。被女は足と目が悪か ったのです。そして気づきました。「私は見えていなかった。」と。
 祈りはすばらし いものです。神さまにお話しし、神さまから聞いてという繰り返しをお勧めします。あ なたが得ているすばらしい救いは天国のみならず天国へ行くまでも保証されます。

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