キリスト教入門講座・全16課
第16課 デボーション

 デボーションについては第14課・信仰生活(教会生活)で触れましたが、重要なことなのでもう少し学びましょう。

 デボーションを英和辞典で引きますと「祈祷」などと説明されています。日本語では「静思の時」などと言います。自分ただひとり、神さまと向かい合う時です。これがあなたの人生を真に幸福にするための鍵となるでしょう。なぜならデボーションを通してあなたは神さまのご臨在を強く体験し、直接神さまのおことばをいただくからです。
 私たちには「雲のような証人」(ヘブル11:1−12:1)がいるのです。彼らは神さまのご臨在を強く体験し、直接神さまのおことばをいただき、豊かに祝福され、歴史にその名を残している者たちです。
 たとえばアブラハムは次のようなおことばをいただきました。「さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。・・・あなたの子孫はこのようになる」(創世15:5)。確かにおことばのとおりになりました。さあ、デボーションを始めましょう。神さまの祝福は今あなたのものです。

 どのように始めたらいいでしょうか。

  • 第1に、適切な場所を用意してください。
 静かな、しかも孤独になれる所がいいでしょう。デボーションは「呼吸」にもたとえられます。からだが酸素を吸収し、炭酸ガスを排出するように、霊も神さまのお考えを入れたり、肉的な考えを排出する必要があります。もし他の人がそこにいれば、その人の考えが入ってしまうかもしれません。
「イエスは、朝早くまだ暗いうちに起きて、寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた」 (マルコ1:35)。

第2に、聖書を開いてください。

読み進むときの、一般的な原則は次のようです。
新約聖書から旧約聖書へ。
毎日大体同じ文章量(一つの章、段落、話など)。

市販の聖書日課表などを使ってみるのもいいでしょう。

第3に、専用のノートを用意してください。

 次の演習用紙「今日のデボーション」に従って記入してください。特に3は聖霊さまに導かれて、祈りつつ、具体的に記入してください。この部分こそ、今日あなたが、この聖書箇所から神さまに学んだ重要なことなのですから。
「私はあなたのみことばを見つけ出し、それを食べました。あなたのみことばは、私にとって楽しみとなり、心の喜びとなりました」(エレミヤ15:16)。

神さまの祝福をお祈りしています。アーメン。


       今日のデボーション

 聖書箇所〔   〕      (    )年( )月( )日

1.内容観察(何を書いてあるかを書く) 

 

 

2.教え・教訓(学んだ教えや教訓を書く) 

 

 

3.適用(信じ、実行することに決めたことを書く) 

 

 


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