/3:V1!!そして般若。
はい。二日目です。
ホテルの朝飯でさえ、生モノははぶいて、部屋に帰ってきたら「赤玉はらぐすり」さまの御世話に先になっておきます。(爆)
今日は本当は水上マーケットにいこうというよていだったのですが、きのうからぐったりなので、タクシーで駅まで行きまして、電車(BTS)にのってJCBの日本人観光案内に、水上マーケットツアーのバスの予約と、タイ舞踊の予約をやってもらいました。で、今日はアユタヤ遺跡に行くので、行きかたを教わりました。
タクシーこぼれ話。タイのタクシーは初乗り35バーツです。ホテルから駅まではあっというまで36バーツくらいでした。
相方はチップとして40バーツくらいあげたんだってさ。
電車でミニバスのターミナルに。公的なとこだと少々高いのだそうです。だのでミニバス。ターミナルには英語を話すおじさんがいて、「アユタヤにいくの?」というのでそうですというと、アユタヤ行きのミニバスにのせてくれました。運賃は一人45バーツ。2時間近く乗るわりには安すぎねえか?とこの時相方は思ったそうです。それはあとでわかるのですが・・・
そしてバスはスタートしました。平均時速は130キロです。(^^;)おいおい。流れる景色が離陸の時ににているよーな気が。まさしくずうっとV1状態です。(爆)途中で学校らしきところに止まったり、もうすぐってとこでオーバーヒートしてそれを小枝でつんつんして直しながら、アユタヤらしきところではないところで突然のクラクション。
なんだなんだと思ったら、停まっていたトゥクトゥクからおねえさんがでてきて扉を開け、「アユタヤ〜」だって。おう、おちらじゃねえか。でもアユタヤのアのじもないとこで・・・
ミニバスが行ったあと、そのおねえさんはアユタヤ一周300バ−ツでどう?だって。「チッはめられたな。」と相方が悔しがります。うちらはアユタヤのバスターミナルにいって、レンタル自転車をやりたいのだということを伝えると、じゃ、レンタル自転車屋につれていくから。ということでトゥクトゥクにやむなく乗る。
子供たちものっていて、キャーキャーたのしそうでんした。で、ついたところは、確かに自転車はあるものの、どうやらおねえさんのだんならしい。「ここで借りてね」的なことを言うと、またドコカにいってしまいました。
で、相方が「自転車を借りたいのですが」というと、OK!でもそのまえに自転車とひきかえにパスポートをよこせと言ってきやがりました。これはサスガの私も怪しい。怪しすぎる。と思う。相方は、「ホテルのセイフティーボックスにおいてきた」とウソをいいました。おじさんは私にも「君はもっているかな」てきなことを言ってきたので「彼と同じで持ってません」と言っておきました。
そうしてはなしはどん詰まりになって、またトゥクトゥクの300バーツの話しになってきそうだったので、こっちには地図はあるし、もうアユタヤ公園の中みたいだし、カンカン照りのなか、帽子をとりだしてもう行きます的なことをしていたら、100バーツでもいいよ。とかいってきたので、「エクスペンシブ!」(←びす)「エッタカイ??」(←おじさん)「私たちは学生で、貧乏貧乏。」(←びす)「そうそう、貧乏貧乏」(←相方)。
で、なんとなく歩き出すと相方が「バーイ」といって歩調をすすめたので、おじさんもなんかくやしそうな表情でした。
「あれはパスポート渡したら返してくれそうにないな。返してくれても偽造のコピーとられてからだぞきっと。うちらが偽造をつかまされそうだし。」
びすでさえそれを実感です。旅の醍醐味ってやつですか。的なことを言ったら相方に「ナンだこいつは」顔をされてしまいました。(爆)
ビルマの侵攻で壊された遺跡はしばらくあるいた所にありました。チケットでも買わなきゃいけないのかな?と思ったらそうでなく、たんなる土産やで、小さい女の子で餌(観光客)を釣ろうとがむばっておりました。
そんなのは無視いたしまして、さっそく遺跡内をお散歩です。カッコよくいうと散策?アハン?
柵とかはとくになく、木陰のあるところでは地元人や野良犬がぐへぇと昼寝をしていたり、地元こどもらがあそんだり。公園のようでした。しかしながら、日本人観光客は多く、つたない日本語でガイドをするタイ人がんばれ!
信仰深いタイ人が一生懸命仏像を拝むとなりでイエーイと写真をとる風景はなかなか第3者的にはいいもんみたぞと思いました。
で、つたつた歩いて王様の墓の塔とか見て、帰ることにしたんですが、バス乗り場はドコー?
なんか栄えているところをうろついて、制服姿のおねえさんがドコへ行くの?と。バンコク行きのバス停を教えてくれました。
で、あそこらへんかなあ。と思っていた場所から丁度バスがでて、コッチにむかって走ってくる所でした。「でたとこみたいだね」と相方。まあ、まだそんなに時間は遅くないし、次のバスまでベンチで待っていようときっと二人とも思ったはず。
しかーし!こっちにむかいながら、バスがものずごいパッシング。なんだなんだと思っていたら、ドアが開き、「GO to バンコク!」といせいよく叫ぶオニイチャン。オイラたちも「バンコク!」意思があいまして、乗りこみました。
で、バンコクまでは一人40バーツ。アレ?なんか安いヨさっきより。でもでも、コレも公的なものではなく、途中の学校みたいなとこで30分も停車。その間に売りこのおねえさんがバスのなかを「ドリアンジュースいかがすかあ」みたいなかんじで練り歩きます。
バリバリ観光客なオイラたちはとっさに寝たフリ。もう、二人とも暗黙の了解で寝たフリです。スバラシイチームワークですな。
そうそう、バスのことで少し。公的なバスはちゃんとチケットがあり、席も決まっています。バスのペイントも2色かそこらへんなんですが、ラインが入っていたりするものや、クラクションをならしてやたら客を拾うのはもぐりのバスです。
とおちゃんが運転。お兄ちゃんが客寄せ。お姉ちゃんが運賃集め。そんなカンジ家族ちっくなのが多いです。英語が話せることと運賃の安いのがメリット。制服がないので、それらしいYシャツを着ています。
デメリットは高速にのらず、道端に歩いている人や、公的なバス停で待っている人がいるとクラクションを鳴らし客寄せをします。なので、目的地までは結構時間がかかります。
で、とても大きなバスステーションにつきました。(やばい、名前忘れた。)で、長旅のあとにはやっぱりトイレに行きたくなるもんで。すぐに見つかりました。でもココではトイレ一回3バーツです。銭湯みたいな台があって、男湯が右、女湯が左みたいに分かれています。
私はすなおに3バーツだしてトイレに入りましたが、相方は番台のとこで「ココはトイレですか?いくらですか?」などといちいち聞いていました。
しっかり3バーツだって書いてあるのに。こんなとこでぼったくりはしませんよ。>相方
そういえば昼ご飯をとっていないうちら(特にびす)はハラペコ。で、食べ物に気を使っていそうなケンタッキーで食べました。ホントに大きなステーションで、タイのいろんな地方に行くことができるようです。チケットカウンタも150を超えてました。
飯話しに戻って。タイは仏教が盛んで、左手は不浄なものとされてますんで、くいもんを左手でさわっちゃいけないのです。なので、ケンタッキーで肉を買うと、フォークとナイフがついてきて、紙のお皿の上でステーキを食べるようにケンタの肉を切り分けて食います。
フツーのチキンでも、日本でも昔あった「辛口チキン」でした。これでセット(肉2個+ペプシ+サラダカップ+イモ)85バーツ。やや高なお食事なんですが、旅を満喫しているようなタイ娘も食べてました。小さいサラダは、相方が「マニュアルどうりに作られていることを祈りつつ」とかいいながら食べてました。(爆)
そうそう、飲み物を買うと、水でもリポDでも、なんでもストローがつきます。水なんかペッとボトルだし、そのまま口つけて飲めるんですが、タイの人はストロー派ですね。
で、バスでBTSの駅に行こうと思ってたんですが、駅行き自体がバスの行き先にありません。タイでは最近になってかっこいい鉄道ができたんで、あんまりメジャーじゃないみたいです。大きなバス停があるのは、市場の近くとかが多いですね。
インフォメーションのおねえさんに行き先を書いてもらって、77番のバスを探しました。うろうろすることしばし。
で、見つけてその紙を運転手のおじさんに聞いたら、少し考えて「OKOK」ホントーに大丈夫だろうか・・・
で、バスが出発して、運賃の回収にお兄さんが回ってきました。一人10バーツです。ついでに行き先を書いた紙を見て、なにやら運転手と話しこんでいる様子。
不安げに見つめるオイラたちに気がついて、「OKOK」とニコニコ。ちゃんと制服を着ているので、大丈夫だとはおもうんですが。
で、しばらくして「BTS!Modhit〜」とかいうのでみてみると、バス停のないところで、駅の入り口でした。
インフォメーションのおねえさんも、運転手さんも、バス停がないのを知っていて、駅を通りかかるバスを教えてくれたのです。で、運転手さんも「旅行客だから」ということなのか、親切にバス停のないところで停まってくれたのでした。
「コプクンカー!」(どうもありがとう!)とゆって、いざレッツ安心鉄道(ていうかモノレイル)移動です。
さすがに薄暗くなり、腹もまた減ってきました。でも、そのまま電車を乗って、ガイドブックにのっていたレストラン(やべっ!また名前忘れたア!)でタイに来てのはじめてのレストラン飯です。当たったりしたらいけねいので、せっせとスプーンやフォークをアルカホールテッシでふきふきします。
そこでオイラが驚いたことは、ま、生演奏にも驚きましたが、相方の準備してきた、タイ語と広東語がカタコト書いてある自作のノートでした!
そして相方は食べたい料理を注文です。オイラはそんな準備ヘもしてませんので、相方がとった注文を食べることにしました。
で、お通しなのか、生野菜が・・・となりに座る外人さんたちはキャベツくらいは食べてますが、そのほかのタイ植物には手をつけていませんでした。
ワタシたちもなんとなく火の通ったものの方が安心して食べられたので、ま、とりあえず手をつけず。で、でてきた料理は野菜炒めとか。きっとこれは相方の方が詳しい。とりあえずタイのビールをたのんでのみまくりです。途中でオレンジジュースにしたびす。ここのサービスはすごいっす。グラスがあいていると、従業員のひとがそそそとやってきて、お酌をしてくれます。そのときを狙って注文とかできました。
そうそう、酒の勢いなのか、お通しできていた草をかじってみました。トムヤムクンのなかに入っているような薬味みたいなかんじがしました。
一つはみたかんじ「仏の座」なんですが、しその風味があったりしました。
で、しめて700バーツくらい。日本円2100円なので、二人だと1050円ですね。あんなにたらふくくって、生演奏も聞けて、サービスもよくって。うっうっ。(涙)
そして、満足して帰るです。
みなさん待ちに待った般若の謎がここらへんであきらかに!
えー、ホテル近くの最寄駅までやってきたオイラたち。歩いて15分くらいのとこなんですが、朝来たようにホテルまでタクシーを拾って帰ることにしました。満腹だし、歩くの辛いですからね。
で、拾ったのは国営の黄色と緑の色分けタクシー。乗りこむ前にホテルを確認。コクリとうなずいてから乗りこみます。乗りこんではじめて分かるタクシーメーター。なんか改造したらしく「350.00」という表示。バーツはソノしたに「サタン」という単位があって、普通はうしろに「00」とゼロが二つついてます。しかーし!ゼロがみっつということは3百5拾バーツスタートということになります。しかしながらしっかりと相方は「35!!!!」というとヤツは機会を操作して「35.000」にしたのでした。
ホッとしたのもつかのま、ものの5分くらいでつく筈のホテル。ヘンナ所を右に行き左に行きしております。
「遠回りしてんなあ」うんうん。「ユーアンダスターン???」でかい声で相方がたずねます。こっちはタイ語で印刷されたメモをつきつけます。コクリコクリ。ヤツ、うなずく。
コイツはボッタクリタクシーとはわかっていたので、ホテルについて下りるときだって、40バーツくらいしかくれてやらないことを決めている間に、左後方に見えているワタシたちのホテルから右方向に行こうとしているじゃありませんか。
もう一度「ヘイヘイ!バイヨーク(←ホテル名)レフト!」と相方がいいました。このままではいかんとおもったびすも「ハリーハリー!ターンレフト!!」もじもじしている運転手。「ナウ!!」「お、OKOK」(←運転手)。
もお、びすもブレイクナウってかんじで。(謎)
でもでもまだ遠回りしようとしているのが相方にはわかったらしく、私にコソコソいいました。「リアリー!?」わざと英語で言って見る。運転手がホテルにむかってますぜよ的なことをにやにやしながら言ったのでキレたびすと温厚で口下手な相方。とくにオイラは声をデカクするのなんてヘイキでできますから、喉全開で腹式呼吸なみのデカイ声をだして「わかってんのかあああぁぁぁ!!!」「ああぁ〜〜ん?(般若)」とか。運転席を後ろからスコスコ蹴ったり。
運転手も「こっこいつら日本人じゃねえ!」とか思ったらしく、なんか知らない通りに車を停める。その時すでに67バーツ。
救難信号でもだしていたのだろうか、後ろを走っていた空のタクシーも一緒に停まった。で、ヤツがでていって後ろのタクシーの運転手となにやら話していた。うちらもここぞとばかりにタクシーを下り、びすはバシコーン!と思いっきりドアを叩き閉めた。チラッとこっちを見るヤツ。
後ろのタクシーにとりあえず「キャンユースピークイングリッシュ?」とかけあっている相方の後ろから、びすも般若で同じことを怒鳴ってみた。
あとから来た方はひや汗かいていたみたいです。まっタイ語のメモをもう一度見せて、コクコクうなずいてOKOKだって。
運転手もさすがにもうボッタクリはしないだろう。こんなおこっている外国人は、またボッたらいけません。で、よっしゃ、こんどこそ頼むきに。とおもって二台目に乗ろうとしたら、すでに一台目はいませんでした。
で、しっかり35バーツだということを確認し、ルームミラーを般若し続けるびす。時々運転手と目があいました。で、運転手が落ちつかせようとおもったのか、「お国はどこです?ジャパン?」と聞いてきました。うっヤバイ。日本人ですとかいったらまた遠回りじゃなくて小回りくらいされそうだと思った般若びす。
「ノー!!」(←びす)えー!っと言う顔の相方。
「オオウ、チャイニーズ?」こんどは「もおやってらんないわあ」的な素振りをみせてみました。そしたら相方が、
「コリヤ。」
おおおお!相方情報によると、怒った韓国の人はマジで怖いらしい。というのをあとから聞く。
「アハン。」運転手はとりあえずお国の話しをうちきり、タイ旅行はどれくらいなの?とか、たわいのない話しをしてきました。
そのかんにも、エライ狭い裏通りを通ったりして、一生懸命早くつこうとする運転手さんの努力をみつつ。無事にホテルに到着。42バーツくらいでついちゃいました。ホッ。うちらはありったけの笑顔で「センキュー!」と言い、ぐったりと寝るのデす。
・・・これから先が思いやられる。と相方は思ったのでした。