ビートの純正フロントバンパーは、開口部(ラジエーターへ風を送る通り道)を
ナンバープレートが塞いでいる格好になっています。ただでさえ熱問題に頭を悩ませている
重大な問題を、少しでも和らげる(しかも、安く!)のに考えたのが、ナンバーずらしです。
上記の写真では、近所のホーマックで購入した汎用ステー(1本160円)をナンバーが
固定されていた穴に取り付けます。注意する点は、4つある穴のうち、
「下から2番目の穴で固定」して下さい。
一番下の穴で固定した方が、確かに空気が入るスペースが大きくなりますが、
ボンネットが完全に開かなくなります(先述の方法だとボンネットの開閉に干渉しません)。

あと、ステーとバンパーの間には、ワッシャー(別売り)を挟んで下さい。バンパーにステーが干渉して
跡が付きます。最初から付いていたボルトを再利用する場合はワッシャー3枚、それ以上
ワッシャーを増やす(バンパーに跡を少しも残したくない)場合は、長いボルトを準備して下さい。



そして、ステーの一番上の穴にナンバープレートを取り付けます。ここにボルト(別売り)を取り付け、
裏からナット(別売り)で固定します。この場合、ボルトとナットがバンパーに接触します。
神経質な方はバンパー側にクッション(別売り)を挟むなどの対策をして下さい。私の場合は
特に見られる部分じゃないので傷が付いたって何とも思いませんけど(笑)。
あと、上記の写真みたいにナンバープレートとステーの間にワッシャー(別売り・写真では3枚)
を挟む事によりナンバープレートが若干傾くので、より多くの風がラジエーターへ流れます。

こんな感じっス。ちなみに、「ナンバーを上へ5cmずらす」という商品が2500円で
販売されています。某ショップさん、320円で作れちゃってゴメンナサイ。














次は、トランク浮かし。後ろにエンジンがあるので、トランクを浮かして熱を逃がします。
フロントエンジン車のボンネット浮かしにも言えますが、走行中の冷却はあまり期待
できません。しかし、本領を発揮するのは停止中やノロノロ運転中です!
特にビートの場合は、エンジンを止めてからのエンジンルーム内の温度が尋常では
ありません(この余熱がタイミングベルトやウォーターポンプの低寿命化に繋がる)。
トランクを浮かせる事により、1分でも早く、1度でも低く熱を逃がしてくれます。
言い換えれば、エンジン性能アップというよりもエンジン保護のチューンです。

本来は「ワッシャーを好きな高さになるまで足す」という作業になりますが、面倒なので(笑)
長めのボルト(別売り・M8))+ワッシャー(別売り)と、大きめのナット(別売り・M10)を
使いました。ヒンジとトランクの間に大きめのボルトをワッシャー代わりに挟むだけ。
フロントエンジン車のボンネットとは違い、一人でできます。