名探偵ポワロとマープル
『パディントン発4時50分〜その1,殺人者の乗る列車〜』
原作:アガサ・クリスティー 台本:里沙
(1:3:1)
ジェーン・マープル | ♀ | ロンドン近郊のセント・メアリー・ミード村に住む老婦人。ミス・マープルと呼ばれている。 上品だが、おしゃべりが大好き。ゴシップも含め、村のことなら何でも知っている。その鋭い観察眼で、難事件も鮮やかに解決。 質素な生活を営み、編物とガーデニングが趣味。 |
43 |
メイベル | ♀ | マープルの甥レイモンド・ウエストの娘。 好奇心にあふれ行動力もあわせ持ち、時には失敗もするが、いつも元気な16歳。 当代一の女探偵をめざし、ポワロ探偵事務所のドアをたたいた。 オリバーと一緒に、あるときはポワロの新米助手として、またあるときは尊敬する大伯母を手助けしながら、探偵としての腕を磨いていく。 |
56 |
エルスペス | ♀ | マープルの数年来の友人。 マープル家へ来る途中の列車の中で、殺人事件を目撃してしまう。 |
17 |
ハースト | ♂ | セント・メアリ・ミード村の警察官。マープルとは旧知。 | 6 |
エマ | ♀ | ラザフォード・ホールのクラッケンソープ家の次女。(エルスペスと被り推奨) | 5 |
ルーサー | ♂ | ラザフォード・ホールのクラッケンソープ家の当主。(ハーストと被り推奨) | 6 |
車掌 | ♂ | 列車の車掌。(ハーストと被り推奨) | 3 |
アレックス | ♂ | エマの甥。(ハーストと被り推奨) | 6 |
ジェイムズ | ♂ | アレックスの友人。(Nと被り推奨) | 4 |
N | 不問 | ナレーター | 20 |
001 | メイベル | (M)その日、私はマープルおばさまの家で、お友達のエルスペスさんが遊びに来るのを待っていました。 おばさま。今度は何を編んでるんですか? |
N | 安楽椅子で静かに編み物をしていたマープルは、編みかけの子供服を見せる。 | |
メイベル | かわいー! | |
マープル | 以前、家で働いていたメイドに子供が生まれたのよ。 いつかメイベルが結婚して子供が生まれたら、プレゼントさせてもらうわ。 |
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メイベル | ふふ!うれしい。 | |
N | その時、けたたましく玄関のベルが鳴った。誰かが慌ただしく入ってくる様子がする。 | |
マープル | エルスペスが来たようね。 | |
エルスペス | (慌てたように入ってきて)ああ!マープル! | |
マープル | エルスペス、どうしたの、そんなに慌てて。 | |
010 | エルスペス | 大変よ!私、人殺しを見たのよ! |
マープル | ええっ!? | |
メイベル | どうぞ、おばさまが作った果実酒です。 | |
マープル | まずはこれを飲んで、気を静めてからゆっくり話を聞かせて。 | |
エルスペス | ありがと。そうさせてもらうわ。(飲み物を飲んで) ああ…ほんとに恐ろしい光景だったわ。 |
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N | 列車の中、腕時計で時間を確かめるエルスペス。時刻は、5時50分を指している。 | |
エルスペス | 最初は、何気なく眺めていたんだけど… | |
N | 併走して走る列車。 突然、エルスペスの乗る車両の向こう側、反対側の列車の窓のカーテンが引かれた。 そこに映し出されていたのは、背中をこちら側に向けた男性が、女性を絞め殺そうとしている場面であった。 |
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エルスペス | 私の乗った一等車には、他に誰も乗っていなかったから、どうすることも出来なくて…。 車掌に、見たことを話したんだけど…。 |
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車掌 | 『男が女を絞め殺した?』 | |
020 | エルスペス | 『そうよ!さっき追い抜いた列車の中で!私、見たんです!』 |
車掌 | 『失礼ですが、夢でも見ていたのでは?』 | |
エルスペス | 『確かに眠りはしましたよ?でも、夢なんかであるものですか!私は本当に見たんです!』 | |
車掌 | 『はぁ…。』 | |
エルスペス | 車掌は、次のブラックハンプトン駅で報告すると言ってたけど、どうも信じられなくて。 見たことを詳しく手紙に書いて、それを、ブラックハンプトンの警察署に届けてくれるように頼んだの。 ああ…あの光景…。今思い出してもぞっとするわ。 |
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マープル | あなたの考えでは、その女性は確かに死んだのね? | |
エルスペス | 死んだわ。絶対よ!苦しそうに目を剥いて…。 ああ、マープル。あなたは信じてくれるでしょ? |
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マープル | ええ、もちろんよ。きっと朝になればもっと良く判るでしょうから。 | |
メイベル | 朝になれば? | |
マープル | その男が女を殺したなら、死体を抱えて逃げるわけにはいかないわ。きっと次の駅で降りたでしょう。 怪しまれないように、死体を角の席に座らせ、毛皮の襟で顔を隠したりして。 でも、遠からず死体は発見されるわ。 |
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030 | メイベル | そうか。明日の朝刊に載るはずですね。 |
マープル | 今はそれを待つしかないわ。 | |
エルスペス | ええ…。 | |
マープル | さあ!晩ご飯にしましょう。もうお腹ぺこぺこよ。 | |
メイベル(M) | でも、翌日の新聞にはそれらしい記事はなく、私たちは警察に届け出ることにしました。 | |
ハースト | 本当ですか?それは。直ぐに捜査するよう取りはからいます。 | |
マープル | 助かるわ。 | |
ハースト | しかし、その話が事実だとすると、その死体はどうなったんでしょう。 | |
エルスペス | 列車の中に残されていたら、終点で駅員に発見されているはずです。おそらく外に投げ出されて、まだどこかの線路脇に残されているんじゃないかしら。 | |
ハースト | 判りました。そちらの方も手配しておきましょう。 | |
040 | メイベル(M) | そしてその日の夕方。ハースト巡査は、捜査の結果を知らせに来てくれました。 |
ハースト | 問題の列車が走った線路脇も、くまなく探したんですが、女性の死体は発見されませんでした。 現時点で、目撃された女性らしき行方不明者の届けもなく、警察としては、これ以上の捜査は…。 お力になれなくて、申し訳ありません。 |
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マープル | いいえ、あなたは十分頑張ってくれたわ。でも、もう一つだけお願いして良いかしら? | |
ハースト | はあ? | |
マープル | パディントン発4時50分の急行ロクセター行きが、5時50分頃に平走する列車を特定して欲しいんですよ。 | |
ハースト | わかりました。 | |
マープル | さあ、忙しくなりそうね。 | |
メイベル(M) | 翌日、私たちはセント・メアリ・ミード村から、ロンドンのパディントン駅に向かいました。 そして、エルスペスさんが乗った、パディントン発、4時50分の急行ロクセター行きに乗ってみたのです。 |
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エルスペス | そろそろ、列車が併走する時間よ。 | |
N | だが、時間になっても列車はこない。 | |
050 | エルスペス | おかしいわね。確かにあのときは直ぐ横を列車が走っていたのよ。嘘じゃないわ。 |
マープル | もちろん信じてますよ。あなたが嘘を吐くような人じゃないことは、良く知ってるもの。 | |
N | そのまま何事もなく、列車はブラックハンプトン駅に着いた。 | |
マープル | 明日は、ハースト巡査に調べてもらった列車に乗ってみるわ。 | |
エルスペス | でも、もしまた併走する列車がなかったら…。 | |
マープル | 大丈夫よ、きっと。 | |
メイベル | え? | |
マープル | この列車が、ブラックハンプトン駅に着いた時間は、予定より3分遅れていました。 もし時間通りに走っていたら、併走する列車があったのかも知れません。 |
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エルスペス | そう願いたいわ。 ごめんなさいね、マープル。私のせいで…。 |
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マープル | あなたには何の責任もないわ。私は実際、何があったのか知りたいだけなのよ。 | |
060 | エルスペス | 嬉しいわ、マープル。私の話を信じなかった人たちの鼻をあかして頂戴。 そうでないと私…。(涙声になって) |
マープル | 心配しないで。何か判ったら直ぐに知らせるわ。 さ、ロンドン行きに遅れてしまうわよ。戻ったら、南フランスへ旅立つんでしょ? |
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エルスペス | ええ…。 | |
メイベル(M) | 翌日、私たちは殺人者が乗っていたと思われる、パディントン発4時33分の、マーケットベイジング行きに乗りました。 | |
メイベル | マープルおばさま、そろそろです。 | |
マープル | メイベル。エルスペスが目撃した男のように、ブラインドを背にして立ってくれる? | |
メイベル | はい。…っあっ! | |
N | メイベルが窓際に立って直ぐに、列車が揺れ、不意を食らったメイベルは窓にぶつかった。その弾みでブラインドが開くと、窓の向こうにはパディントン発4時50分の列車が併走していたのだった。 | |
メイベル | エルスペスさんの言った通りの時間…。やっぱり、昨日は列車が遅れていただけなんですね。 | |
マープル | ええ。そして今、メイベルが蹌踉(よろ)けたように、犯人の男も蹌踉けて、ブラインドに背中を当てたんだわ。 | |
070 | N | そのまま列車は併走し、やがて別々の行き先へと離れていった。 メイベル達が乗った列車は、続く平原の中を走っていく。 |
マープル | ここで死体を投げ出せば、土手へ落ちていくわね。メイベル、地図をお願い。 | |
メイベル | えっ?あ、はい。 | |
マープル | ちょうど線路が別れて、この辺り…。ラザフォード・ホール。 | |
メイベル | ラザフォード・ホール? | |
マープル | ええ。お菓子の製造で財産を築いた、先代のクラッケンソープが建てた屋敷よ。確かその息子さんが…と言っても、もう老人だけど、娘と一緒に住んでいるはずだわ。 | |
メイベル | クラッケンソープ…。 | |
N | 列車では何事もなく、マープル家へと戻った二人。 | |
メイベル | マープルおばさま。これからどうするんですか? | |
マープル | ここからは、かなりの行動力が必要ね。 | |
080 | メイベル | 行動力…。 |
マープル | とにかく見付けなければね。死体を。 | |
メイベル | えっ!? | |
マープル | あの後も線路に沿って地図を細かく確認したけど、可能性のある場所はラザフォード・ホールしかなかったわ。 私の仮説が正しければ、死体はきっとあの敷地のどこかにあります。 |
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メイベル | でも、どうやって死体を探すんですか? | |
マープル | そうねぇ…。今それを考えているんだけど。 | |
メイベル | そうだ!メイドとして、あの屋敷に潜り込むのはどうですか? | |
マープル | なるほどね。そう言えば、メイド紹介所で聞いたことがあるわ。 あの屋敷のミスター・クラッケンソープはとても口うるさくて、メイドが直ぐに辞めてしまって困るそうよ。 |
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メイベル | おばさま!私にやらせて下さい! | |
マープル | あなたに?それはだめよ。 | |
090 | メイベル | 何故ですか? |
マープル | 考えても見なさい。犯人は実にうまく犯罪をやりきったのよ?警察が何も見付けられなかったとはいえ、犯人としては、事件をほじくり返されるのは喜ばないでしょ。 | |
メイベル | 私が危ない目に遭うかも知れないと? | |
マープル | そうです。 | |
メイベル | 大丈夫です。探偵になるには、そう言う経験も必要だと思うんです。 おばさまも、私が探偵になることに賛成して下さいましたよね。 |
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マープル | そうは言ってもね…。 | |
メイベル | お願いします。 私もおばさまと同じように、この事件の真相を知りたいんです。 |
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マープル | ………。 ふふ。では、私も側にいないとね。 |
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メイベル | え? | |
マープル | 昔、私の所にいたメイドのフロレンスが、ラザフォード・ホールの近くに住んでいるのよ。 しばらくそこにお世話になれるよう、頼んでみるわ。 |
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100 | メイベル | それじゃあ! |
マープル | 一週間で何も見つからなければ、きっぱり諦めましょう。 | |
メイベル | はい!私、頑張ります。 | |
N | クラッケンソープ邸に来たメイベル。メイドとして、潜入捜査を行うのだ。 そのためには、屋敷の中に入らないといけない。 ベルを押し、屋敷の人の出迎えを待つ。 ドアを開けたのは、一人の優しそうな女性であった。 |
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メイベル | あ、あの。今日からお世話になります、メイベル・ウェストです。 | |
エマ | ああ、新しく来てくれるメイドさんね。エマ・クラッケンソープよ。よろしく。 | |
N | その時、メイベルの持っていたバスケットからオリバーが元気良く顔を覗かせ、挨拶でもするかのように鳴いた。 | |
メイベル | すみません、オリバーです。ご迷惑を掛けるようなことはさせませんから、お許し下さい。 | |
エマ | ふふ。こんな可愛い子なら大歓迎よ。甥のアレックスが来たら、きっと喜ぶわ。 | |
メイベル | ありがとうございます。 | |
110 | N | うまくメイドとして雇われたメイベル。エマに部屋に案内された。 |
エマ | あなたは、この部屋を使ってね。じゃあ、中を案内するから着いてきて。 | |
メイベル | はい!オリバーはここで待っててね。 | |
エマ | あなたには、料理の下準備、それから、掃除とお洗濯をお願いするわ。 | |
N | エマに案内され、屋敷の中を歩いていると、突然男の怒鳴り声が聞こえてきた。 | |
ルーサー | エマ!新しいメイドが来たのか?ここへ連れてきなさい! | |
エマ | 父に紹介するわ。 | |
メイベル | はい。 | |
ルーサー | わしがルーサー・クラッケンソープだ。 | |
メイベル | メイベル・ウェストです。 | |
120 | ルーサー | 最初に言っておきたいことがある。大きな家だからと言って、我が家は金持ちだと言うことはない。金など無い。質素な暮らしをしておる。だから、無駄は許さない。良いな!? |
メイベル | はい。 | |
ルーサー | 私がこんな大きな家に住んでいるのは、父が建てたこの家が好きだからだ。 | |
メイベル | はい。本当に立派なお屋敷だとおも… | |
ルーサー | (メイベルの言葉を遮って)エマ!あのバカ医者に直ぐに電話するんだ。この前の薬はちっとも効かんとな! | |
N | そうして、メイベルはクラッケンソープ邸でメイドとして働き始めた。 同じメイドから、この家の長男も長女もすでに亡く、この家はバラバラなのだと言うことも聞いた。 夕食の準備まで暇をもらったメイベルは、線路沿いを調べながら、街まで出る。 街の電話ボックスで、マープルに連絡を取るためだった。 |
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メイベル | もしもし、おばさまですか? はい、何とかやっていけそうです。 |
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マープル | 私もさっき、フロレンスの家に着いた所よ。良い?何かあったら直ぐに連絡するのよ? | |
メイベル | はい、判りました! | |
N | 大きな広い屋敷の中、料理の下準備はともかく、掃除洗濯は大変である。 そんな中、道具入れから一本の古いゴルフパターを見付けたメイベルは、エマに許可をもらい、休憩時間にゴルフで遊び始めた。 ボールを打ち、そのボールを探し出し、また打つ。 次第に、屋敷を離れ林の奥の方へと入っていった。 |
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130 | メイベル | お父さんに教えてもらったゴルフが、捜し物をするのに役に立つなんてね。 |
N | 線路沿いまで来たとき、メイベルは梢の枝に引っかかっていた赤い毛糸と、綺麗なコンパクトを見付けた。 | |
メイベル(M) | その日の午後、夕食の準備まで休憩をもらった私は、フロレンスの家にいる、マープルおばさまを訪ねました。 | |
マープル | 確かにこの毛糸は、首を絞められていた女性の服の色と一致するわね。 | |
メイベル | このコンパクトも、女性のコートのポケットから落ちたものでしょうか。 | |
マープル | そうね。 | |
メイベル | 警察へ届けますか? | |
マープル | まずは、死体を見付けなければ。そうじゃないと警察は動いてくれないでしょ。 | |
メイベル | でも…犯人はすでに死体をどこかに運び去っているのでは…。 | |
マープル | いいえ。死体はまだあの敷地内に隠されているはずよ。 | |
140 | メイベル | おばさまは、この事件が計画的だったと考えているんですか? |
マープル | そう考えるしかないわね。偶然にしては出来過ぎているから。 殺害した後、死体を投げ出すことが出来て、しかも、そこが直ぐには見つかりようのない場所だったなんてね。 さ、お茶にしましょう。その間、事件の話は無しよ。 |
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メイベル(M) | そして、私が敷地内を探し始めてから3日目のことです。 | |
ジェイムズ | 何を探しているんだい? | |
メイベル | !? …あの、ゴルフボールよ。 | |
ジェイムズ | それなら、もう手にしてるじゃないか。 | |
メイベル | …っ!いくつもあるのよ。あなたこそ… | |
アレックス | ジェイムズ。ここにいたのか! やあ、君が新しいメイドだね。 |
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メイベル | そうだけど…。あなた達は? | |
アレックス | 僕たちのこと、エマから聞いてない? | |
150 | メイベル | え?…あっ!エマさんの甥のアレックスさん!? |
アレックス | そう言うこと。 | |
ジェイムズ | 僕はアレックスの友達のジェイムズさ。 | |
メイベル | すみません。メイベル・ウェストです。こっちがオリバーです。 | |
アレックス | へー。エマが言ってたのはこいつのことか。こんにちは。 | |
ジェイムズ | アレックス。サッカーボールは見つかったのかい? | |
アレックス | 雨漏り納屋にあるってさ。 | |
メイベル | 雨漏り納屋? | |
アレックス | 僕たちはそう呼んでる。おじいちゃんのコレクションが一杯仕舞ってあるんだけど、すごくおんぼろなんだ。 | |
N | 二人と一緒にその納屋へと向かうメイベル。アレックスとジェイムズはボールを見付けると、今度一緒に遊ぼうという言葉を残し、駆けていった。 メイベルはそのまま納屋をのぞき込む。 納屋の中はものが一杯で、薄暗く気味が悪い。 だが、意を決して納屋の中に入りこんだ。 しばらくあちこちを見て回るが、納屋の一番奥に、石棺があるのに気が付いた。 |
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160 | メイベル | ……っ…。 |
N | 蓋はぴったりと閉められている。人一人隠すには、もってこいの場所である。 メイベルは蓋をずらそうと手を掛けるが、思ったより重く、びくともしない。 どうしようかと辺りを見回したとき、近くに大きな釘抜きがあるのが目に入った。 それを石棺の隙間に挟み込み、梃子の原理で動かしてみる。 |
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メイベル | ふんっ!……く……くううう…。(力一杯動かそうとして) | |
N | 次第に石棺の蓋はずれていき、ようやく隙間が覗けるくらいに開いた。 だが、その途端、ものすごい異臭がメイベルに襲いかかる。 |
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メイベル | うっ…!! | |
N | 鼻と口を押さえ、恐る恐る覗き込んだそこに、メイベルが見たものは……! | |
168 | メイベル | ラザフォード・ホール。渦巻く様々な謎。 そして、クラッケンソープ家の人々とは。 次回。 |
『名探偵ポワロとマープル』アニメキャスト
ミス・マープル:八千草薫/メイベル:折笠富美子/エマ:篠原恵美/アレックス:阪口大助/エルスペス:さとうあい