桧洞丸(2001年の紅葉)


1400m付近

分岐点付近

頂上付近のナナカマド

10月8日(月)

西丹沢に到着するが車は殆どない。やはり紅葉は早いのか?7時50分に登り始める。キャンプ場には三連休の為、テントが沢山張られている。

本日は新しいデジカメの試写と新しい素材のフリース(GORE-WINDSTOPPER)の試着と、頂上付近のナナカマドの紅葉見物と盛り沢山の目的があった。それもそのはずでもう1ヶ月以上山に登っていないので課題は増える一方である。

ゴーラ沢出会いに着くと橋は完全に機能しておらず石をまたぎながら渡った。登り直ぐの急登で木の根に手をかけるとその上にリンドウが咲いていた。良く回りを見ると10以上の花が咲いている。

展望園地も殆ど緑で紅葉見学にはまだ早いようだった。冷静に考えれば昨年まではこの時期に北アルプスでナナカマドの紅葉を探していたのだから標高差が1000mも低いのだから丹沢ではまだ早いのは当たり前だった。

しかし、高度1400m付近に来ると紅葉の木の数が多くなった。ところどころで色づいているのが見える。しかし、ここに着いたとたんに雨が降り出した。手袋はしているものの、風が強いので段々と冷たくなってくる。折角のチャンスなのに-----

三脚を立ててもカメラをセットする間に風で倒されてしまう。買ったばかりのカメラを壊したくないので濡れない様に気を使い、結局は思った色がでないままシャッターを押してしまう。

そして頂上付近のナナカマドは紅葉にはまだ早く実だけがあかあかとしていた。

新しい服は風も雨も通さなかった。平地で15度と言っていたので山頂付近は5度前後だと思われるが寒くなかった。

そして、紅葉の時期は2週間後位が良いのではないかと思う。

権現山の紅葉比較

10月8日   10月14日

 

10月14日(日)

先週と略同じ時間に西丹沢に着いたが車は先週より多く停まっていた。自然教室の前の駐車場から少し離れたところに停めて、新品の靴を履いた。

前回と同じ服装だったが直ぐに暑くなり10分位歩いた場所で止まり、フリースを脱いで半そでシャッツ1枚で登りを再開した。    

ゴーラ沢出会いから桧洞丸の頂上付近を眺めると結構色づいていた。何だか期待感で一杯になった。

しかし残念ながら展望園地では殆ど紅葉は見る事が出来なかった。

高度1300mの目印となる鎖場を越えて少し歩くと紅葉が見え始めた。そこからは一気に秋を感じる事が出来た。しかし、色が何となく物足りない。良く言う『萌えるような』という感じではなく『何となく黄色』とか『まがい物の赤』と言う感じである。

空気が乾燥していない為か、やはり陽が当たった方が良いのか、とにかく何となく物足りない。         

それでも紅葉を楽しませてくれる木々があり、先週は慌しかったのでその分も含めてゆっくりと登る。頂上に着くと人が大勢いた。すぐに食事にしたが今日は暑くてペットボトルの500ccだけでは不足しそうだったので、折角買った大好きなキムチスープは喉が乾くのでそのまま持って帰ることにした。

食事が終り12時半に犬越路に向かった。

熊笹の峰を過ぎ大コウゲまでは結構紅葉を楽しむ事ができた。北側は温度差が大きいらしく綺麗な紅葉が多かった。        

<うるさい一言>

いくら名前に犬が付く場所だからと言ってもヒモを離した犬の為、沢山の登山者が不愉快な思いをした。

先ずは私で、犬は嫌いではないがやはり大きな犬は恐怖感があるドーベルマンのような黒い犬を離しっぱなしで山をあるいている人がいて、その犬が小コウゲ辺りの細い道で私の側を行ったり来りする。余りに酷いので飼い主に繋ぐよう指示をした。

その飼い主は直ぐに繋いだものの私を抜くとこれ見よがしに離した。その結果、私の少し前の人に音もなく忍び寄り、その人の脇をすり抜けたのでびっくりされたようだ。そして、犬越路のベンチに着くと今度は別の犬が離しっぱなしになっていた。この犬も私の回りをまとわり付いて来る。エサも何もやっていないのに付いて来る。

ピッタリと私にくっついて下山していたが悲劇が起こった。私の側に居たその犬が後ろの人が駆け下りたのにびっくりして走りだした。すると前に居た10名くらいのグループのところへ走ったのでその最後尾の男の人がビックリして大声を上げた。その結果その前に居た女性がその声でびっくりして転んで腕を怪我してしまった。

私はこの犬とは関係ないといってもそのグループの目線は冷たかった。

犬は犬越路でも離してはいけません。

石棚山

ゴーラ沢出会い

 

廃屋付近からの東沢

ゴーラ出会い

石棚山

 

10月27日(土)、近くの神奈川工科大学に行く用があったので、大学の図書館にあった『コンサイス日本山名辞典』で『畦が丸』と『桧洞丸』について検索してみた。

『畦ガ丸』

山名は山頂にアゼビ(アセビをなまって言う)が多いことでこの名前がついたと言われている。アセビも分からなかったが後日調べる事にした。

 

 

10月14日(日)

天気予報では午後から雨になると言っている。そして天気図上は最悪のダブル低気圧で雨は間違いなく降り且つ荒れた状態が予想できた。

それなら、ふるまえに下山できれば問題ない。

当日、4時半過ぎに目覚め5時に出発した。道は空いているので到着も早い。6時過ぎに到着した。日の出の時刻(6時2分)にやっと辺りが見えるようになった。

ゴーラ沢出会い(砂防側から)

車は2台だけ止まっていた。今日は畦が丸の二つの滝を撮り大滝沢から下るルートを考えていた。

西丹沢自然教室から橋を渡り始め、帽子がない事に気付いたので振り返ったら石棚山の紅葉が進んでいて、今週が紅葉の一番良い日ではないかと思われた。

急遽行く先を桧洞丸に変更した。

6時40分位から登り始めた。20分も進むと下山する二名の方にあった。話しをするとゴーラ沢で登り口が分からず野宿したとの事だった。余ほど遅くに登り始めたようだった。1時頃は寒くて仕方なかったと話しておられた。

綺麗な石棚山を見ながら登り続ける。

ゴーラ沢出会いに着いたら雨が降っていた。

ガッカリ

この新しい写真機を使いまともに晴れた事がない。濡れないよう懐に写真機を入れて辺りを見まわすがガスが出て色がハッキリしない。右側の砂防ダムの奥の紅葉を見ようと行ったが良くなかった。

その内、雨が上がり来た方向を振り向くと色の綺麗な紅葉を見付けた。叉、そのほかもガスが切れると鮮やかな色だった。

さっきまでは引き帰そうと思っていたが考えが変わった。雨は多分午前中まではこんな風に降ったり止んだりが続くのだろうと勝手に思った。

ゴーラ沢からの登り始めの沢を渡る際、苔で石が滑り易くなっていて体が傾き携帯電話を落としてしまった。しかし、直ぐに拾い上げて前後に思いっきり振って水を出したら何とか使えた。(沢渡りは注意)

登り始めて30分もしないうちに雨が降りだした。何となく止みそうにないような降りだった。合羽を着て登るが展望園地まで行くと更に強くなってきたのでこれ以上無理をしても決して楽しくはないと判断し、9時半に下山を開始した。

展望園地手前

すると、何組か登ってくるグループにすれ違った。皆頑張るんだと驚きつつも、この雨では休むところもないので大変だと思った。

下山したのが11時でいつもに比べると早い時間だったのと人が少なく扉が開いていたで西丹沢自然教室に初めて入ってみた。そこで、なんとリンドウと思っていた花がイワシャジンと言う名前であることを教わった。自分の勉強不足を叉も恥じる事となった。

その後、中川温泉で体を温めようと思ってよったが、考える事はみな同じで駐車場が一杯だったので我家の温泉に急いで帰った。

イワシャジン

10月8日に展望園地付近で撮影