ツツジがなくなるまで登ろう

ゴーラ沢出合

来週少し長い距離を狙っているので、今日(4/24)は体力温存の為、4時間程度で往復できるところに向った。

宮ヶ瀬湖畔を走ると、朝日が向こう岸の山桜や新緑を照らし、風の無い湖面は鏡のように映していた。そして、カメラマンがそれを狙っていた。

依然として安いデジカメしか持たない私は、その景色を横目で眺めながら走り抜けた。

そう言えば先々週の山北は淡い桜の色と、菜の花の黄色、それに濃い緑の草がとても綺麗だった。来年こそは良いカメラで狙って見たい。

7時半に西丹沢自然教室に到着、車はそれほど多くはなかった。紅葉の時期に来なかったので略1年ぶりになった。

キャンプ場の売店が右に移動し、自然教室の管理人の方も替わっていた。そして、今年のツツジはどんな分になるのだろうか?

27日には松沢知事の視察があるから、きっと整備されていると思っていた。しかし、何箇所か木々が倒れ、木橋も外れていた。

まあ、現状を見てもらうのだから、これが当たり前と思い直した。そして、ツツジの開花は多分700m位の高度迄進んでいるので、ゴーラ沢出合まで行けばいいと思っていた。

今年は登り始めた位置から、ミツバツツジが咲いていた。そしてゴーラ沢でも同じだった。多分ここがピークだから折り返そうと思ったが、余りにも歩く時間が短かった。ツツジがなくなる迄登ろうと 考えた。

800mを過ぎても、900mを過ぎても咲いていた。でも先週700mで咲いていたから、ここがピークと思った。そして、木々には段々とツボミの数が多くなっていた。

展望園地のベンチの脇のツツジも咲いてはいたが、周辺の木はツボミが圧倒的に多く、ここがツツジ最前線と決めて下山した。下山時、初めて檜洞丸へ来た人だろうか『この 先の花はどうでしょうか?』と聞かれた。今見てきた事と予測を交えて説明したが、『ミツバツツジ』と言うと、ガッカリしたように『アカヤシオ、シロヤシオは咲いていないのですか?』と言われた。標高が1300m位からしか木がないので、2〜3週後と説明して分かれた。

ミツバツツジは可愛そうな花である。この山に登る人には花として認められていないようである。鮮やかで且つ良く目立ち、写真写りも良いので私は好きである。写真写りといえば、この山でも馬酔木が沢山咲いていた。毎年こんなに咲いていたのだろうか? そう考えると更に可愛そうな花があった。

05年5月8日へ