熱海から伊東

5月27、28日迄、熱海から伊東の花めぐりを楽しんだ。最初、熱海のMAO美術館に立ち寄る。光琳の『紅白梅図屏』を見たかったが、2月だけの限定展示だった。今回は『書跡展』で、実は何を見るのか分からなかった。墨の表現の巧みさ (濃淡、大小、巾)には関心するばかりであるが、書の下の注釈を見ると、筆はこびでなく紙質について書かれていた。-1-

それで掛け軸の表装を見るのかと思った。女房に確認する。 書かれている紙を見ると雲母、植物の絵等が施されていた。帰ってから『書跡』を調べると『筆跡で書いた文字』のことを言うらしいが、書籍(書物)に通じるとの注釈もあった。後者の場合は書物としての体裁が基本になるので紙質について書かれているのも納得できる。その後、堀江物語絵巻やモネ。レンブラントの絵に関心する。   -2-

特に『堀江物語』は昔の漫画である。絵も現在に通用する。いやそれ以上であろう。陶磁器は全く良さが分からないので殆ど素通りである。その後、光琳の住居を見る。やはり日本家屋のつくりは落ち着く。そういえば秀吉の黄金の茶室もあったが暗い室内で光をどのように取り入れたのかに疑問が残った。 -3-

その後は来宮神社で樹齢2000年の楠を拝見して、熱海から伊東に向った。   -4-

 

MOA美術館での写真と

観光船からの写真

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