フリークライミング

昨年11月、神奈川県立山岳スポーツセンター(秦野 大倉バス停から5分)に見学に行き、フリークライミングをやって見たくなり 、講習会の機会を待っていた。今月は調度都合が良かったので、8月の初旬に参加費(7500円)を振り込んだ。その後,何も返事が無く、そのうちに、蛭が岳の清掃作業の ボランティア募集が新聞に載っていたので、どちらにしようか迷って電話を入れたところ、振りこんだ時点で受付ているとの事だった。

それでは一寸大変な蛭が岳を諦め、楽しみにしていたフリークライミングに参加しようと決めた。

土日の二日間に授業が行われた。座学が約1時間で、その後は外に出て実習が行われた。講師は5名で最年長が57歳の吉田さんであとは多分30代と思われる。

最初は上からロープを下げて身体を確保しながら登るトップクライミングの練習を始めた。これは真直ぐ登るので、それほど身体を左右に伸ばす事が無いので結構 易しい。しかし、私は腕力が付いて行かない。

この日の為に、少し訓練を積んだのだが、途中でもう力が入らなくなってきた。その後は、リードクライミングで、これは身体を確保するヌンチャクと呼ばれる器具に 、ロープを繋ぎながら登る方法である。

何とか8枚まで登るが、もう手はパンパンに張っていて動かない。更に最後のリードクライミングでは、7枚(1枚1mで7m)でギブアップした。翌日はテストがあるのに 、この手では駄目かもしれない。家に帰って風呂で一生懸命マッサージを行った。

二日目。台風の影響で室内での練習となった。講師がコースを設定し、順番に目印のテープを張り付ける。そのルートでテストが行われる。

昨日、3回のトライアルで腕が効かなくなったので、午前中の練習は1回だけ行った。午後のテストが始まった。本当は左で持たなければならないところ を右で持った為、もう前に進めなくなった。手の握力は無くなり、落ちてしまう状態だったが、両手でホールドを握り、切り替え何とかトップへロープをクリップする事が出来てテストは終った。

結局、登った人も出来ない人も全員『CLIMBING PASPORT』を頂いた。

普段鍛えているつもりだったが、全く役に立たないことを痛感した日だった。でも楽しかったが、体重のハンディがないと、これは私には不利なスポーツだと思った。