桧洞丸(2005年)

<ツツジがなくなるまで登ろう>

この山に登り始めて7年目になった。その間に山登りの目的は何度か変わった。色々な出来事があり、そして山のいろいろな素晴らしさも知った。そんな事を考えだすほど登山者の少ない静かな日だった。ゴールデンウィークの最終日(5月8日)、二週間振りの檜洞丸は展望園地まで誰にも会うことがなかった。

そして 今日もツツジの花の咲いている所(高さ)までが目的の山歩きである。ミツバツツジは展望園地のある標高1100m手前では完全に咲き終わっていた。しかし、その先は二つに分けられた。未だツボミの状態の木と、既に満開で落花が始まっているものとある。種の存続の為、DNAが若干異なってセットされているのかもしれない。

しかし、先々週の状態と比較するとミツバツツジのツボミも開花している木も展望園地から先は凄く少ない。昨年の記録を読むと今年のミツバツツジは更に少ないようである。

1300m付近、左なあったブナの大木は朽ちてしまったが、いつも裏切る事のないシロヤシオの木は今年も花をつけていた。花の数は片手の指で数えられる程少ない。然しツボミの数は多い、昨年の今頃の写真が無くて正しい比較は出来ないが、白 く少し尖った形のものは全てツボミであり、ここは昨年よりシロヤシオが多いのかもしれない。

1400m付近まで登り、ツボミを確認して下山した。今の私は頂上に立つ事が目的ではない。ツツジの花と一緒に進みそのうちに頂上に立てば良いのである。1300m付近は今週末が見頃となります。山ツツジが渓谷沿いに咲き始めました。これもまた綺麗です。

戻る