雪と雨山峠(06/1/22)

 

雪の中を進む

用心深くステップを刻む。しかし、サラサラした雪は体重を掛けるとズルズルと沢底へ引き込む。まるで水分を含まない小麦粉のような固まらない雪に”危険”と感じ、両手を山側に埋め込み体重を分散する。 脇で見るとさぞ不恰好だろうが命は一つである。岩の出っ張りと木の根を握り、それらに感謝しつつ、Tさんの後に続いた。

二箇所ほど同じような場所が続いた。もうこの途は通りたくなかった。下山は別ルートを考えた。12時50分、その先からは沢の中を進んだ。

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