中央アルプスが駄目なら

13時、1時間掛けて湿原に着いた。テントも数張りあった。それよりも車がビンビン走っているのには驚いた。此処へは車でこれない筈では?車が使えるなら車で来たかった。

入笠山までは未だ登るようであるが、取りあえず湿原を散策した。エゾリンドウの濃いムラサキと白樺の白い色が印象的だった。-1-

もう少し大きな湿原を想像していたが、20分も掛らないで一周できてしまう。子供達の賑やかな声、夫婦の静かな会話まで全て聞こえるようである。

昼飯を食べる場所をTさんと探すが、落ち着く場所がなかった。ケ-ブル駅と書かれた方に歩き出した。

ここも登りになり、なんとか未舗装の道路まで行ったが、更に登りが続いた。もう登るのはきつかった。

このまま帰りたかった。しかし、Tさんは歩き足りなそうだった。気を振り絞って登った。私より年齢が上の方達が抜いていく。情けないが仕方ない。

 

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