シマノジャパンカップ(2000年)

小田原FBCで配合餌を買おうと思ったが渋滞の為、購入を諦めた。 (結局、熱海港の近くで購入)17時半過ぎに熱海港に到着し何とか竹芝に20時到着に間に合う電車に乗ることはできたが、車内で飲むビールは購入する時間はなかった。  

 浜松町に着くと雨が降っていた。 竹芝の近くにあるダンスホールの前で若い女性とすれ違った。コマセの匂いと違う香りが何となく気持ちを和らげてくれた。 しかし、そんな気分に浸っているわけにいかない。早く晩飯を食わないと大会でパワーが 出せなくなってしまう。餌屋の前にいた仲間に挨拶だけして、近くの弁当屋に駆け込み閉店 ギリギリにデラックス弁当を注文した。  

 食事後、やっと皆と落ち付いて話が出きる状態になり明日入る磯を話合った。Fさんは1ヶ月くらい前に元町港で相当良い思いをしたので、今回も入りたそうだったが 場所割の地図を見ると既に7人が申し込んでおり先端の良い場所には入れないと判断した。 Oさんはハブ防波堤を希望し、以前大釣りしたトーシキは諦めた。結局、トーシキにFさんとSさん、赤岩はYさんと私の2名で入ることとなった。 三箇所に分かれる事で優勝者の確立は高くなった。

   船中は台風のうねりが残っており結構ゆれた。 恒例のウキの品評会は無く、オリンピックをテレビで見ながら11時過ぎに消灯した。 しかし、風邪をひいたFさんは咳のため眠る事が出来ず、他のメンバーを巻き込もうと大きく咳き込んだり、眠れないと声を上げていた。それにもめげずSさんはしっかりと寝ていた。

   さて、6時に岡田港に到着するとバスが7台準備されていて一台当たり10名前後のりこんで出発した。バスに乗込むとまわりでは三宅島の釣り場の現在の状況について会話されていた。そんな会話に聞き耳をたてていると久し振りの送信所前に到着した。 少し歩いて海を見ると赤岩は既にチャータ−車で載りつけた人で埋まっている。
駐車場にも5台の車がありタクシーの2台は掛けつけたもののその状態を見て引き返した。

二つ根を見ると既に1名が入っていた。 その人の直ぐ横は昨年の大会で自分が入ったところでそこを目指してYさんと磯を走った。 先に到着していた人に挨拶して攻めるポイントが違う事を言い、準備に取りかかったのは7時頃だった。 

コマセをサラシに投入すると、子メジナの姿は見えない。(しめしめいいかも) しばらくすると赤岩(殆どワンドに近いとこ)で竿が大きくしなる。エーあんなところで釣れるの。 と思っていると今度はお隣で大きく竿が曲がる。

 あーあ ゴウセン大会に続いてのサンドイッチ状態である。またまた左右でやり取りが始まる。 あーあー  ぼやくばかりの自分。潮が完全に右から沖に流れている。 朝まずめとしては遅い7時過ぎだが大島に期待して2.5号ハリスで仕掛けを作った。 しかし、-----。

   やはり、大島に期待してハリス3号で50cmオーバーを3枚狙っていたトーシキ組は活発なメジナの群れに期待をして潮の流れにコマセを投入する。 すると潮下のSさんに良い当たりがあった。 慎重なやり取りが期待されたが、仕事とは正反対に強引に力で抜き上げようとした。これは無理であっさりばらしてしまった。続いてきた同サイズも同じように、 さいならしてしまった。 そして3号ハリスで狙ったFさんは最初はまずまずのサイズだったものの 段々と小さくなり自己最小サイズの5cmに近くなると風邪のため緊張感が切れてしまい。大会終了1時間前早々に納竿してしまった。

   今回、自分が何となく釣れそうな気がして期待したハブ港のOさん。最初に堤防(高い先端側)で波の洗礼を受けてしまい、裏の内側に移動した。 しかし防波堤には珍しくサラシが発生しており、そこを狙った。 するとどでかい当たり、が惜しくもばらしてしまった。

  そして、赤岩組の状況は------- 

  50mくらい我慢して流して見たら、当たりがあり合わせて寄せると20m以上も 先で軽くなってしまった。仕掛けを上げるとハリのちもとで切れていた。 フグか?いやあの大きさはフグではない。   さらにすると同じ場所でウキが沈む。合わせて寄せ始めると結構大きい感じがした。 しかし根際の突っ込みで先ほどと同じようにハリの先端が渦を巻いた状態で残っていた。 Yさんに『あの当たりはフグじゃないよね』とさかんに同意を求めた。

   そのうちエサが残ってくるので、仕掛けをハリスうきにして狙ってみたが当たりらしいものもなく、餌も残ったまま。また、右側で掛けたのでその人のハリスを見ると細く見えたので やはりこのハリスウキ仕掛けは自分に(大会では)合わないと判断し、また ハリスを1.5号に変更しガンダマだけの仕掛けを作り投入すると、一発できた。 すごい良いひきで30オーバーは間違い無い。しかし魚が勝っていた。またもやハリス切れ。 誰かがのろいを掛けたようにバラシの連続。

   Yさんも同様にハリスを1.7号に落としてしばらくすると30cmオーバーやアイゴが釣れた。 その後、自分にまたもや良い当たりがあり、Yさんがタモを準備してくれたとたん 本日4回目のバラシ。 対岸でみている人が相当自分をバカにしているようなきがしてならなかった。さて、昨年の大会もこの場所で11時から釣れ始めなんとか18位になれたが、今年も同じように11時頃になると潮が左に変わり始め左前方の根の辺りにコマセがたまるようになったとたん。 ばたばたと当たりがあった。 

最初は35cmオーバーのメジナ、その後は40cm弱のイサキ、しかし今年はそれで止まった。 潮がまた変わってしまった。残念ながらことしの大会はバラシが多すぎた。 これも、釣りを疎かにして山ばかり行っていたためなのかと思った。

   抽選会でOさんが昨年に続いて商品をGETした。これはOo流の作戦が成功したようだ。帰りの船まで時間があったので防波堤で残った配合餌で遊んだ。 ここでバラシの半分の原因がわかった。 カツオを掛けてここでもばらしてしまった。ハリスをみるとチモトのところからスッポリ ハリが外れていた。がまかつのヴィトムを使っていたがきっちりと結べてなかったか、ハリそのものが悪かったようだ。それがわかり今度はきっちりと結んで仕掛けを投入するとすごい引きのやつがきた 我慢したがハリがのされてしまった。

 本当にハリのトラブルの多い一日でした。               以上