花立から鍋割まで

2月18日

本日は新しく購入した10本アイゼンの効果と、鍋割までの雪の状況確認。天気も良く寒さはまったく感じなかった。先週は戸沢からの合流地点では完全に凍っていたが 、今日は既にぬかるんでいた。久し振りの大倉からの登りで足ががくがくになってしまった。空気が清んで綺麗な富士山に励まされながら、金冷から鍋割に向かった。花立小屋の上が日本庭園のように見えた。金冷からは完全に雪道で 、スッパツをしていない靴に容赦なく雪が入ってきた。蛭が岳や不動を眺めて、雪遊びは終了した。

 

 

 

鍋割小屋

6月17日

大倉の駐車場に着いたのが10時、時間的に忙しくなるから今日は塔が岳に登り、そのまま下山しようと思っていた。しかし、花立で考えが変わった。

花立から馬の背まで登ると山つつじが咲いていた。

 

霧が晴れた瞬間に鍋割方向の傾斜を見ると赤いツツジが点々と見える。これはやはり頂上に行くよりツツジ゙を眺めながら鍋割に向かった方が楽しい。

時刻も13時で予定していた下山まで1時間は余裕があった。金冷で左に折れて鍋割に向かった。しかし、そのとたん霧が発生しツツジ゙が見えなくなってしまった。

それでも左右の傾斜を丹念に見ながら進んでいると物知りの人が側を通りブナの種ができない事や、その新芽が競争する話をしてくれた。また、鍋割の特徴として今日ように霧が発生することや『さるおがせ』と言うつた類も有名だった事を教えてくれた。『さるおがせ』はもう酸性雨の影響で鍋割では見えなくなり、南アルプスの一部で見られるだけと仰っていた。それからは『霧の鍋割』を撮ろうと木々を撮りながら下山した。