平成18年3月23日
久喜市議の議員定数は22名で決定 市民団体が反発 |
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昨日の久喜市議会で、次の選挙での久喜市議会の定数を現行の25名から22名にすることが決定した。既に議会運営委員会では、16名にする案が否決、22名案が可決していたが、本会議でも可決となったことから確定した。 この案は新政議員団と公明党が共同提案していた。 今議会では22人よりも少ない16人の案(提案者=石川)と20人の案(提案者=松村議員)が提案されていたが、16人が否決となり、22人案が先に可決したことから、20人案は採決をとることなく廃案となった。 22人案に賛成したのは、鈴木松蔵、福垣令由、内田正、木村茂二、荒井良和、川瀬剛三、岡崎健夫、新井勝行(議長なので採決には直接加わらない)星野良則、各議員らの新政議員団と公明党。 また、共産党は採決に加わらずに議場を退席した。これについては、共産党が退席せずに正々堂々と自分達の主張をすることによって22人案が可否同数となり、新たな削減案を模索することにつながることから期待されていたが、結局、議場から退席して採決に加わらないことから22人が結果的に過半数となり確定した。 22人の案については、3月7日の議会運営委員会で22人案を提案した議員を代表して答弁に立った鈴木松蔵議員が、22人よりも多く議員を削減すべきとの視点からの質疑に的を得た答弁をすることができず、自分の所属会派で委員長職を代行していた内田正(ただし)副委員長から委員会の審議中に注意されるなど、まともな答弁ができないことが頻発していた。また、委員会ではさらに22人に決めた根拠が希薄なことや、この案は、市民の理解よりも議会で多数が得られることを優先したと鈴木議員が暴露していたことから、委員会後から各方面に波紋を広げている。 既に市民団体や個人で議員定数の削減について「22人」では削減数が少ないことから、大きく反発する動きが出ている。 |