「アリスの夢温泉」--アルプス・富士・北海道へ

「信州ビーナスラインと蓼科高原の爽快温泉」・・・蓼科高原、奥蓼科高原のロマン派の高原温泉へ!

夏の香り Vol.1
中央高速・諏訪ICから信州ビーナスラインで行く蓼科高原、奥蓼科高原と北八ヶ岳。自然たっぷりの素晴らしい高原。高原らしい爽快でロマンチックな温泉がたくさんあります。蓼科高原、奥蓼科高原は標高が高く、夏の爽やかさは抜群です。高原の清冽な大気と上質の温泉。人気の硫黄泉や、源泉、飲泉もたくさん。温泉の特等席だと思います。

蓼科高原の白樺林。蓼科高原には白樺がたくさん。高原らしい爽やかな景観の中に温泉が点在しています。


白樺湖・白樺リゾート池の平ホテル

白樺リゾート 池の平ホテル
信州ビーナスラインの華。白樺湖畔のレジャーホテル。水着混浴での湯遊びの設備充実。カップル、グループ、家族連れに特におすすめです。

「所在地」:〒391-0392茅野市白樺湖/0266-68-2212
「アプローチ」:諏訪ICより40〜50分。大門街道の方が早い。白樺湖湖畔。
「湯」:単純弱アルカリ低張泉/26.5度/露天風呂・水着混浴
「展望」:屋外休憩所から車山が見えるが、あまり良くありません。

<アリスの入浴体験レポート>
こちらは、何でもありタイプのレジャーホテル。館内に入るやゲームセンターやボーリングの音が鳴り響きます。誰でも受け入れる度量の広さが立派です。
でも温泉のお風呂は、充実。温泉の泉質は単純泉で、あまり温泉らしくなかったけど、水着混浴できることが、おすすめのポイントです。設備も大露天風呂、サウナ、ジャクジーのほかサンタンルームまでありました。アリスはご機嫌。後から入ってきたアベックの彼女は、あっちの温泉、こっちの浴槽を行ったり来たり。そしてサンタンルームで彼とおネンネ。真っ赤なビキニがとてもお似合い。お腹もキチットしまっている。鍛えているみたい。もう一組は親子連れで、奥様は水色の花柄のワンピースがとても優雅。アリスももちろん水着。どんな水着?それは秘密。スキーやドライブの帰り、仲良く湯遊びを楽しんでね。(99年12月4日)

奥蓼科温泉・渋辰野館★★★

八ヶ岳連峰の山腹、美しい白樺林に囲まれ、奥蓼科高原の爽やかさにあふれる素晴らしい温泉宿です。開湯は遥か奈良時代の783年とされています。高原の環境、泉質とも抜群で、すべての方におすすめします。

「所在地」:〒391-0213茅野市奥蓼科温泉/0266-67-2128
「アプローチ」:諏訪ICより湯みち街道を40分程登る。奥蓼科高原の中心。
「湯」:明礬と炭酸を含んだ硫黄泉/28度 / 露天風呂、飲泉
「景観」:高原らしい白樺林とその枝越しに八ヶ岳連峰の一画

<アリスの入浴体験レポート>
奥蓼科高原の白樺林に囲まれた温泉です。この温泉の湯の花は古くから解毒剤として都に出荷され、戦国時代には信玄にも重用されたというだけあって、ここの温泉はいかにも効きそうとの感じです。しかも館内には温泉の神もまつってあり、霊験あらたかな神秘的な温泉との趣が漂います。高温の湯と低温源泉を交互に入浴すると、カラダ中の老廃物や疲れがスッカリ消え去るような感じです。飲泉を飲んでも爽やかで美味い。また浴槽は木でできており、木のエキスや芳香が温泉の湯に溶け込んでいる感じもします。夜は、露天風呂の「森の湯」の周囲の白樺がライトアップされ幻想的です。高原の森の精をタップリ吸い込みつつ入浴すると、心底リフレッシュできます。全館の消灯が10時なので、静謐な時間がゆっくり流れます。高原の広大な敷地内には白樺林を行く散策コースもあります。静養や瞑想には最高の環境を提供してくれます。静かな静かなふたりだけの時間。大切にね。(99年9月9日)

奥蓼科温泉・渋御殿湯★★★

八ヶ岳連峰、奥蓼科高原の最奥の秘湯。お湯は純生、浴室も全面木造り。本物の良さが体験できる希少な名湯。

「所在地」:〒391-0212茅野市奥蓼科温泉/0266-67-2733
「アプローチ」:諏訪ICより「湯みち街道」を40分程登る 奥蓼科高原の最奥。
「湯」:単純酸性硫黄泉/26.3度、31.1度 / 飲泉
「景観」:高山性の針葉樹

<アリスの入浴体験レポート>
奥蓼科高原の最奥で標高は1800メートル。北八ヶ岳連峰の中腹。高山性の針葉樹の大森林地帯にあります。5月の半ばなのに、日影には雪が残り、カラマツもまだ芽吹き前。未だ早春の趣です。
こんな高山の温泉なのに、発見は桓武天皇の時代。諏訪大社の神官が神の御告げで発見したとの言い伝えがあるそうです。さらに武田の武将や諏訪藩主も愛浴したとの歴史が刻まれています。そのせいか、霊験あらたかなるものが感じられます。
浴室は完全な木造です。浴槽も、柱も、壁も、そして床までも、全部木。それも桧とのこと。深い森林の芳香が浴室に満ち満ちています。
内湯のみですが、浴槽は3つ。2つの源泉低温湯と、沸かし湯です。源泉の一つが「渋長寿湯」。湯の花が多く薄く白濁しています。木製の浴槽の底がすのこ状になっていて、そこから温泉が湧き出し、さらに湯と一緒に気泡が沸きあがっています。この気泡、アリスのカラダにまとわりつきながら、下から上へカラダに沿ってユックリ浮上していく。天使の手によるヤワラカなマッサージのようで夢心地です。もうひとつの源泉は「渋御殿湯」。低温の温泉でシャキッとカラダが引締まります。注ぎ口から飲泉できます。酸味が濃く、ソーダ水のようにクールな口あたりです。”沸かし湯”は透明に近くなっていますが、湯に浴槽の木のエキスが溶け込んでいるかのようです。
類まれなる、温泉の泉質良さ、浴室の良さ、そして快適さ。アリス大満足です。(2001年5月12日)
<アリスのアドバイス>
この温泉旅館には2ヶ所に浴室がありますが、向かって右側が、上でレポートした超抜群のお風呂です。左側はレベルが落ちます。せっかくですから、右側のお風呂をおススメします。

奥蓼科温泉・渋の湯★★

八ヶ岳連峰、「湯みち街道」の渋温泉の最奥。硫黄泉の低温源泉が爽快。

「所在地」:〒391-0212茅野市奥蓼科温泉/0266-67-2732
「アプローチ」:諏訪ICより「湯みち街道」を40分程登る。 奥蓼科高原の最奥。
「湯」:単純酸性硫黄泉 Ph2.76/27.2度 / 飲泉
「景観」:なし

<アリスの入浴体験レポート>
奥蓼科高原で標高は1800メートル。北八ヶ岳連峰の中腹。上でレポートした渋御殿湯の隣です。湯治場と山小屋をかねたような古い温泉旅館です。その奥に薄暗い脱衣所が。内湯のみで、低温の源泉槽と沸かした高温槽の二つの湯船があります。硫黄泉です。高温泉は少し湯の花が混じり白濁しています。酸っぽい匂いも強く、いかにも薬湯・霊湯といった感じです。低温の源泉は透明で、渋御殿湯より温度は少し低めです。それだけにシャキットした清涼感があり、夏場に都会の暑さから自分を解放してやるのにピッタリかなと思いました。飲泉を飲んでもクールな味わいがありました。(2001年5月26日)
<アリスの改善提案>ここ建物が古く、きしむような感じがします。お風呂に入りながら、今地震がこなければいいな、そんな不安も感じました。

唐沢鉱泉★★☆

北八ヶ岳連峰の天狗岳の山腹、標高1870メートルの高原に湧く秘湯です。

「所在地」:〒391-0211茅野市湖東1323/0266-76-2525
「アプローチ」:諏訪ICまたは諏訪南ICから三井の森別荘地を抜け約40〜50分。砂利道あり。
「湯」:単純二酸化炭素冷鉱泉/9.7度 / (飲泉)
「景観」:高原の樹木と八ヶ岳連峰の一画

<アリスの入浴体験レポート>
天狗岳の山懐、アプローチの砂利道に少し霧もかかってきて、世俗から切り離されていく感じです。亜高山の樹林の中に、いかにも岳人の秘湯といった感じの一軒宿の温泉宿が現れます。ここも信玄の隠し湯の一つだとか。
温泉のお風呂は山の湯に相応しい木の浴槽に木の湯船。鉱泉なので、お湯は沸かしています。二つの湯船の真ん中に源泉の注ぎ口があります。飲用とは書いてなかったけど、飲んでみると酸っぱい硫黄と炭酸の感触がありました。窓からは高原の冷気が流れこんできます。霧を含んでいてカラダに浴びるととても爽快です。
露天風呂がないこと、浴槽が二つあるのに、どちらも同じお湯で変化が乏しいことが少し残念。(2000年10月8日)

稲子湯★★☆

北八ヶ岳連峰の秘峰「にゅう」の東麓、高原のカラマツ林に囲まれた静かな秘湯です。

「所在地」:〒384-1104 南佐久郡小海町大字稲子1343/0267-93-2262
「アプローチ」:須玉ICから野辺山・松原湖を経由し90分。諏訪ICからメルヘン街道・麦草峠を経由しても90分程度。
「湯」:単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉/7.6度 / 飲泉
「景観」:残念ですが窓は開かず展望はありません。

<アリスの入浴体験レポート>
北八ヶ岳連峰の「にゅう」という名の秘峰の山腹にあります。標高は1500メートル。辺りはカラマツを中心とする高原の豊かな森と大気。
深山の温泉らしく、木の浴室に内湯一つの簡素な造りです。その湯船に透明の低温源泉と高温の沸かし湯が注がれ、適温になっています。温泉の湯は酸性(PH 4.9)で、大量の炭酸を含み、カラダのスミズミにまで小さな泡がまとわりつきます。とても精妙で神秘的。水に溶かし込まれた大自然の精霊のように感じられました。飲泉を飲むとシャキッとクール。のどが渇いていたら思わずたくさん飲んでしまいそう。酸性なので、殺菌・浄化作用も期待できそうです。
純正でナチュラルな温泉の湯。禅堂のような瞑想的雰囲気。心とカラダの芯から都塵が消えていく感じがします。ここまで来てよかった。
窓が開き、周囲のカラマツを見ながら入浴できればもっと快適と思いました。登山者が山から下りてこない午前中だったのですいていました。(2001年5月26日)

奥蓼科温泉・渋川温泉 保科館★★☆

蓼科高原の静かな湯宿です。高温・多量の湯に恵まれています。おだやかにノンビリできます。

「所在地」:〒391-0301茅野市渋川峡/0266-67-2319
「アプローチ」:諏訪ICより湯みち街道を30〜40分登り辰野館の手前を右折。
「湯」:ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉、45.8℃、毎分500g/露天風呂・飲泉・水着混浴
「展望」:渓流沿いの裏山。ロビーからは中央アルプスの木曽駒。

<アリスの入浴体験レポート>
渋川温泉 保科館
爽やかな蓼科高原の一軒宿。少し開けた場所にあり、ユッタリ開放的な雰囲気です。温泉のお湯は緑濁した黄土色。高温で食塩も含んでいるからジックリあったまるタイプの温泉です。また鉄も含んでいて、飲泉するとタップリ鉄を吸収できそうです。
ここ、露天風呂のとなりに,温泉プールがあります。長さ20メートルぐらいのプールが黄土色の温泉水で満たされています。アリス、プールサイドで水着を着て、入ってみた。すごい勇気を出して。藻やプランクトンで、すごく濁っている。しかも、生ぬるい。熱帯の沼みたいで、水の中からワニが出てきて食べられちゃうのではと、恐かったです。爽やかな高原で、思わぬアドベンチャーを体験しました。(2001年5月13日)

奥蓼科温泉・明治温泉旅館★★

渋川の渓流沿い。内湯のみで露天風呂はないが窓から直ぐ近くに滝や釜が見えます。鉄を含んだ冷泉で飲んでも美味しい高品質の湯。静養派におすすめです。

「所在地」:〒391-0213茅野市奥蓼科/0266-67-2660
「アプローチ」:諏訪ICより湯みち街道を30〜40分登る。奥蓼科高原の入り口近く。
「湯」:鉄炭酸泉/毎分150g/飲泉
「展望」:目の前に渋川の渓流。

<アリスの入浴体験レポート>
沸かし湯と冷泉とに交互に入ると、アリスのカラダの芯まで快適な刺激が届きます。これが細胞のすみずみまでを活性化するみたいで、スゴク気持ちいい。じっくり落ち着いて愉しみ味わうタイプの温泉です。低温の飲泉を飲むと鉄の味がします。炭酸を含んでいるせいか結構を飲みやすい。タップリ飲んで鉄分を補給。温泉旅館の脇から、渓谷の下まで降りられます。滝状の渓流の流れを見ていると仙境に誘われていく思いがします。(99年9月10日)

蓼科中央高原・横谷温泉旅館★★

渋川の渓流沿い。急流の瀬音を聞きながらの湯浴みがここの醍醐味。少し高級なムードが漂います。

「所在地」:〒391-0301茅野市北山5513/0266-67-2080
「アプローチ」:諏訪ICよりメルヘンを20分程度登る。
「湯」:単純炭酸鉄泉/露天風呂
「展望」:目の前の渋川の渓流と背後の緑。

<アリスの入浴体験レポート>
横谷温泉旅館
メルヘン街道、蓼科高原に差し掛かった入り口のグリーンバレーで右折します。少し行くと落ち着いた和風の温泉旅館の佇まいが現れます。ここ素朴な秘湯というよりは高級感を売りにしているようです。
まず内湯。大きな窓が山の緑一杯に染まっています。浴室全体も広めの浴槽のお湯も緑に染まっています。緑色の光のシャワーがすごく気持ちいい。
外の露天風呂は渓流沿い。ゴーゴーたる急流が間近で、マイナスイオンのシャワーが爽やかです。温泉のお湯はやや熱めの黄濁した鉄泉。よく温まるタイプで冬場にはその有り難さが倍加するでしょう。
ここの温泉、渓流の自然との一体感は濃厚です。ただ欲を言えば、高温湯で火照ったカラダをクールダウンさせる低温浴槽があれば、なお快適と感じました。(2001年5月26日)

蓼科高原・小斎の湯★★

信州ビーナスライン沿いで蓼科湖のすぐ上にあり、高原の風が爽やかな温泉です。露天風呂が4個、うち2個が混浴となっています。カップルに特におすすめです。

「所在地」:茅野市北山蓼科温泉/0266-67-2121
「アプローチ」:諏訪ICより信州ヴィーナスラインを20分ほど。蓼科湖のすぐ上。
「湯」:酸性ナトリウム・塩化物硫酸塩泉/62.6度/露天風呂・混浴
「展望」:南アルプス北部を遠望

<アリスの入浴体験レポート>
アリスは混浴の見晴らしの湯に入りました。カップルの先客がアツアツの様子です。あたりはとても静寂。白樺の白い木立がロマンの世界に二人を誘います。白雪をいだく南アルプスも二人を祝福。
温泉の湯は少しぬるめかな。ナトリウム泉だけど、酸性なのは珍しい? シャキッとした感じが心地よかったです。(99年12月4日)


蓼科中央高原・グリーンバレー・乙女滝温泉★

メゾネット状の浴室。目の前にカラマツ、その枝越しに南アルプスを望みます。

「所在地」:〒391-0394茅野市蓼科中央高原横谷峡/0266-67-2600
「アプローチ」:諏訪ICよりメルヘン街道を20分登る。
「湯」:鉱泉(泉質表示なし)/露天風呂
「展望」:高原のカラマツの林と南アルプス甲斐駒岳

<アリスの入浴体験レポート>
ここは鉱泉にハーブや漢方を混ぜたお風呂です。純粋な源泉の風呂とは趣を異にします。でも、浴室はメゾネットタイプの構造。階上はハーブ、階下は漢方薬湯とサウナです。漢方薬湯は、テラスの露天風呂となっています。どの浴槽からも、サウナ室からも、高原のカラマツの爽やかな緑を望めます。お湯は人工的だけれど、リフレッシュはできますよ。(2001年5月13日)



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