ロマンチックな高原の国立公園、上信越高原国立公園。その上信越高原国立公園の志賀高原・万座温泉・妙高高原の温泉をレポートします。晴れれば遠く北アルプスを望む温泉も。上信越高原国立公園の志賀高原、南志賀、万座温泉、妙高高原には、爽やかで牧歌的な高原に、泉質もグッドのいい温泉がたくさんありますよ。上信越自動車道でどうぞ。
湯田中渋温泉郷・地獄谷温泉後楽館 ★★
上信越高原の山間。徒歩でしか行けない山間の秘湯。猿が出没。
「所在地」:長野県山ノ内町/0269-33-4376
「アプローチ」:上信越道信州中野ICから30〜40分
「お湯」:食塩泉/露天風呂・混浴温泉 「展望」:山と谷川。
<アリスの入浴体験レポート> 湯田中温泉は、上信越高原国立公園の志賀高原の入り口です。温泉街を志賀高原方面に少し登り、渋温泉の温泉寺から林道に入る。ただし旅館までは車は入らず、15分ほどは歩かなくてはなりません。秘湯ムードにワクワクと言いたいんだけど、猛烈な暑さなので、歩くの少しキツかったですよ。旅館は古い湯治場タイプ。その内湯は総木造で木の香しさが嬉しいです。露天風呂は谷川沿いで混浴。谷の対岸には噂どおり、猿の姿が見えました。暑いのでお昼寝でもしたそうな様子です。遮るもののない露天風呂。ギラギラした真夏の太陽。真夏の真昼の秘湯巡り、湯からあがるとカラダ中から猛烈に汗が吹き出てきました。 (2001年7月16日)
志賀高原・発哺温泉薬師の湯 ★★
上信越高原の高台状。高原からの雄大な展望が売り。
「所在地」:長野県山ノ内町志賀高原発哺温泉/0269-34-2511
「アプローチ」:上信越道信州中野ICから1時間強。
「お湯」:単純硫黄泉/55.3度/露天風呂・混浴温泉 「展望」:志賀高原一帯。良く晴れれば北アルプス一望とのこと。
<アリスの入浴体験レポート> 発哺温泉は志賀高原の北部にあります。ここも上信越高原国立公園の一画。魅力は高原からの雄大な眺望。「展望風呂」は内湯だけど、大きな窓から遮るもののない広大な展望が開けます。志賀高原と上信越高原の山々の姿がステキでしたが、もっとよく晴れて北アルプスまで望めれば感動ものだと思います。 「露天風呂」は一応混浴。目の前は高原の木。だけどあんまり端正な木立ではなく雑木っぽいのが少し残念。温泉のお湯は展望風呂と同じで透明タイプの硫黄泉。そしてかなり高温。熱いのを我慢して入るとお肌もカラダの奥も鍛えられていくみたい。温泉めぐりって修行みたい。単なるリフレッシュにとどまらないプラス・アルファを感じました。(2001年7月16日)
奥山田温泉・満山荘★★
上信越高原国立公園の一画、牧歌的な山田牧場に隣接する南志賀の高原。北アルプスを望む大展望。
「所在地」:長野県高山村山田牧場奥山田温泉/0262-42-2527
「アプローチ」:上信越道須坂ICから1時間弱。
「お湯」:単純硫黄泉/96.2度/露天風呂・飲泉
「展望」:南志賀高原のカラマツ。晴れれば北アルプス一望との話。
<アリスの入浴体験レポート> 南志賀高原にあり標高は1500メートル、牧歌的な高原の小さな温泉宿。落ち着いた静かな雰囲気で隠れ家のようです。温泉場は内湯と露天風呂。内湯では飲泉できます。硫黄泉だけど酸性度はあまり強くなく、飲むと甘く感じます。露天風呂は、上信越高原の山々から北アルプスまでも一望するとの話ですが、アリスの行った時間はすでに雲が出て、北アルプスは自分の目では確認できませんでした。夏は、朝早くの上昇気流が出てくる前か夕方が、北アルプスを望むチャンスのようです。
(2001年7月17日)
五色温泉・五色の湯旅館 ★★★
上信越高原の山間。雰囲気、環境、泉質ともハイレベルな本物の秘湯。色が変わる神秘の湯。
「所在地」:長野県高山村五色温泉/026-242-2500
「アプローチ」:上信越道須坂ICから40分前後。
「お湯」:含む硫黄ーカルシクム・ナトリウムー塩化物・硫酸塩・炭酸水素泉/86度/露天風呂・混浴温泉
「展望」:渓流と上信越高原の山。
<アリスの入浴体験レポート> 松川沿いの一軒宿。高原というよりは深山の秘湯の温泉宿の雰囲気が濃厚です。まず内湯。総木造りで木の香に満ち溢れ、大きな窓には渓谷の緑がせまっています。温泉のお湯は硫黄泉の感覚ですがそれ以外の成分も豊富でラジウムも含んでいます。素晴らしい内湯です。外には露天風呂が。温泉の色は天候によって五色に変化すると言われていますが、アリスの行った時は、冬の日本海の鉛色が少し混じったような白濁色をしていました。川沿いにあり、渓流の瀬音と背後の山、すがすがしい大気、静かな雰囲気。秘湯に期待する全ての条件をクリアーする素晴らしい温泉です。この素晴らしさ、アリスは独り占めさせていただきました。お湯の中でいろいろなポーズをとり、カラダ全体で極上の湯を愉しませていただきました。
(2001年7月17日)
七味温泉・牧泉館 ★★☆
上信越高原の深山の秘湯。野趣に富む露天風呂と豊富な湯。
「所在地」:長野県高山村七味温泉/026-242-2501
「アプローチ」:上信越道須坂ICから50分前後。
「お湯」:含む硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉/95.5度/露天風呂・飲泉
「展望」:上信越高原の山。
<アリスの入浴体験レポート> 上信越高原の深山の山懐。七味温泉の他の温泉宿から少し離れた場所。車をおりて谷川の橋を渡って入館します。秘湯の雰囲気濃厚です。内湯は総木造り。ヒノキの浴槽にコンコンと湯がそそがれています。温泉の湯は白濁で、渋い草色が少し混じっていて、とても精妙で神秘的で色合いです。湯の花の粒子がキラキラ光っています。この温泉、注ぎ口から飲泉できます。硫黄の味がしますが、それほど酸っぱくありません。塩分も濃いみたいで、よく暖まるタイプの湯。だから夏は、湯上りの後なかなか汗が引きません。内湯のすぐ外側に露天風呂があります。かなり大きくちょとしたプールみたいな感覚。温泉と日光欲をノビノビ。30分ほどでカラダ中、うっすら日焼けしたみたいです。
(2001年7月17日)
松川渓谷温泉・滝の湯 ★★☆
上信越高原の渓谷。渓谷沿いに緑したたる露天風呂。
「所在地」:長野県高山村松川温泉/026-242-2212
「アプローチ」:上信越道須坂ICから40分前後。
「お湯」:カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉/65度/露天風呂・混浴温泉
「展望」:渓流と上信越高原の山。
<アリスの入浴体験レポート> 上信越高原から流れる松川の渓谷沿いの温泉宿。谷に降りていくと内湯と露天風呂があります。露天風呂は渓流沿いにあり、混浴です。温泉のお湯はこの付近には珍しく透明で、硫黄臭がありません。周囲の硫黄泉の温泉にさんざん入って来た後だと、軽快な爽やかさを感じます。この露天風呂、周囲には木々の緑がせまっています。したたるような緑の中、あっ!ルノアールの絵のような水浴絵巻。桜色の艶やかな肌。その見事な豊満さ。アリス、とてもカナワナイ。すみの方で小さくしていました。
(2001年7月17日)
上信越高原の標高1800メートル。リゾートフルで快適な露天風呂群が素晴らしい。
「所在地」:群馬県嬬恋村万座温泉/0279-97-1111
「アプローチ」:上信越道軽井沢碓井ICから2時間
「お湯」:硫黄泉/80度/露天風呂・混浴温泉 「展望」:上信越高原一望。
<アリスの入浴体験レポート> 万座温泉は、上信越高原国立公園の中でも標高1800メートルの高度にあります。とても爽やかな高原で涼しい。避暑にはピッタリの温泉地だと思います。この
万座プリンスホテル
もその一画。ひな壇状の数個の露天風呂があり、混浴用もあります。さえぎるもののない開放感。豊富な白濁の硫黄泉。温泉の温度はややぬるめ。だからトテモ快適でリフレッシュ効果抜群、とてもいい気持ちになりました。湯船から立ち上がり、湯けむりの中で山に向かって大きく深呼吸。細胞の一つ一つが生まれ変わっていくみたいに感じられました。(2001年7月16日)
上信越高原の湯治場で奇跡的薬効との噂。総木造りの森厳たる湯小屋は瞑想的雰囲気。
「所在地」:群馬県嬬恋村万座温泉/0279-97-3131
「アプローチ」:上信越道軽井沢碓井ICから2時間
「お湯」:硫黄泉/80度/露天風呂・混浴温泉 「展望」:高原一望。
<アリスの入浴体験レポート>
万座温泉ホテル
は、上信越高原、万座温泉の一画の大きな温泉旅館です。幾つもの宿泊棟が渡り廊下で複雑に繋がっています。その最奥にレトロムード溢れる湯小屋「日進館」があります。 この「日進館」の中には「苦湯」「真湯・鉄湯・滝湯」「ラジウム湯」のお風呂があります。このうち「真湯・鉄湯・滝湯」は一つの浴室内にあり混浴となっています。いずれも、完全木造りの浴室です。温泉のお湯は白濁の硫黄泉で、浴槽はヒノキ、そして窓から吹き込む高地の冷気。とても爽快。さらに高温の硫黄泉と低温水風呂の「真湯」を往復すると、心もカラダも奥底から浄化されていく感じがします。またここの「苦湯」は含有成分が特に濃厚で、これまで幾多の奇跡的快癒を呼び起こしてきたとの話がありました。 もう一方の湯小屋が「長寿の湯」。こちらは総木造りで高い天井の浴室に三種の湯船があります。禅堂のような森厳とした大空間、湯が注がれる音が堂内に響き読経のようです。アリスは最も温度の低い湯船を選び、湯船の中で結跏趺坐になり背筋を伸ばす。静かな瞑想の時間が流れていきました。 <アリスのアドバイス> アリスはここに宿泊しましたが、収容人数が多いので、温泉浴場はいつも静かではありません。夕食前はお風呂は大混雑、夜がふけてから瞑想的雰囲気になりました。時間によって雰囲気が一変します。
(2001年7月16日)
燕温泉・河原の湯、黄金の湯 ★★★
上信越高原国立公園の一画、妙高高原の素晴らしい露天風呂。妙高高原の大自然と一体。山の気配濃厚で、白濁のお湯も素晴らしい。
「所在地」:新潟県妙高村/0255-82-2400
「アプローチ」:上信越道の妙高高原ICから30分弱。
「お湯」:含む土類石膏泉/露天風呂、混浴温泉 「展望」:遠くは見えないが、妙高山麓の山、谷と緑。
<アリスの入浴体験レポート>
上信越高原国立公園の一画、妙高高原にも素晴らしい露天風呂がありました。 「河原の湯」:燕の温泉街を抜け谷沿いの道を行く。ゴウゴウたる沢沿いに露天風呂が現れます。石造りの丁度いい大きさの湯船、石膏や硫黄を含んだ濃厚な白濁の湯、そして少しぬるめの温度。リラックスの条件が見事に整っています。だからだと思うんだけど、見知らぬ老若男女が和気あいあい。この雰囲気は素晴らしい。お風呂の脇には、急峻な山から流れ落ちる滝のような沢。温泉のお湯であったまったので、アリス、岩伝いに沢に降りる。流れは速いけど、そんなに冷たくない。岩の窪みみたいなところで、足を岩に固定し流れの中にしゃがむ。すると沢の急流が打たせ湯のように背中にぶつかってくる。これ、スゴク爽快。野生派のアリス、大満足です。
「黄金の湯」:温泉街から少し登った高台に木々に囲まれた露天風呂があります。こちらは上杉謙信が傷を癒したとの言い伝えがあるそうです。こちらも白濁の温泉。混浴だけど温泉街に近いし、湯船の真中に仕切りみたいな岩があったりするので、野生味はあまりありません。となると水着で入る人が多くなる。「河原の湯」よりは少しすました雰囲気です。妙高から下山したとの女性は緑色のワンピースの水着をご着用。普通なら5時間かかる妙高山頂まで2時間半で登ってきたと言うから驚きです。顔も水着に包んだカラダもお嬢さま風なのに、どこにそんな超人的パワーが潜んでいるの。現代版の仙女に出会ったような不思議な気分になりました。
(2001年7月16日)
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