アルプス・信州の硫黄泉ガイド:硫黄泉の温泉宿、硫黄泉の露天風呂、硫黄泉の混浴、硫黄泉の飲泉、硫黄泉の秘湯など極上温泉多数

「アリスの夢温泉」--アルプス・富士・北海道の温泉へ

「極上 アルプス・信州の硫黄泉めぐり」

硫黄泉讃歌
夏の香り Vol.1
硫黄泉って素晴らしい。硫黄泉大好き!
最も温泉らしい温泉、それは硫黄泉だと思います。白濁の色や芳香はとてもワイルドで自然っぽい。強い化学作用でカラダへの刺激や効能も強い。湯舟や浴室の材質は、硫黄泉の化学作用に耐えさせるため、木それもヒノキが使われることが多く、味わい深い浴室空間を作り出しています。硫黄泉が噴出する場所は、多くが深山や高地の幽邃な場所、世俗を忘れさせてくれる仙境です。また硫黄泉は白濁しているためからか、混浴となっているのも多い。アリスは、そんな硫黄泉が大好きです。

アリスが実際に入浴したアルプスと信州周辺の硫黄泉、25湯をレポートします。これらは神様が日本に与えてくださった至宝、世界遺産ものと言っても過言でないと思います。硫黄泉の温泉宿、硫黄泉の露天風呂、硫黄泉の混浴、硫黄泉の飲泉、硫黄泉の秘湯・・・極上の温泉がたくさん。じっくり静かに味わってくださいね。
蓼科高原の白樺林。この蓼科高原にも硫黄泉が点在しています。

1.中央高速で行く硫黄泉

中房温泉 ★★★

標高1400メートルの秘湯の硫黄泉。北アルプス山中の深山幽谷の秘境です。その秘境に硫黄泉が湧出、十数個の湯殿や湯小屋がもうもうと湯煙をあげています。硫黄泉の香りがたちこめています。秘湯派に特におすすめです。

「所在地」:長野県穂高町有明中房温泉/0263−35−9704
「アプローチ」:豊科ICからから車で1時間前後。北アルプスを削る千尋の谷の垂直の絶壁沿いのハードロード。その最奥に位置します。
「お湯」:単純硫黄泉 / 露天風呂、混浴
「展望」:深山の山と谷。山が深いためか北アルプス主峰の稜線は見えませんでした。

<アリスの入浴体験レポート>
深山幽谷の仙境です。そこに硫黄泉がわき十数個の湯殿や湯小屋が現れます。高温多量の硫黄泉があちこちで湯煙をあげ、湯の川となって谷に流れ落ちていきます。1日では回れないほどの風呂があるのです。スゴイ。でもその硫黄泉の幾つかは、温度が高すぎて入れませんでした。
趣のあるのは、露天の「月見の湯」。夜、零れ落ちんばかりの星空を見上げての湯浴みは、神々しく、厳かな気分にしてくれます。もちろん混浴です。ロマンチックなカップルに特におすすめです。
また戸外の「蒸し風呂」小屋は、小さな小屋がそのまま和式サウナになっています。モウモウと小屋中にたち込める蒸気には硫黄泉の成分が含まれ、深呼吸を続けていると、カラダの中まで硫黄泉が浸透し、老廃物などがすっかり消えてカラダの髄からキレイになる、そんな強力な浄化作用が感じられました。いくつかの内湯は、木で作られ、新しいが風格のある湯殿が多いです。ただ難点は、湯が90度以上と熱いため、入浴に適する温度に下げるため薄めざるをえないこと。またこれらの入浴施設は、宿泊者のみに開放されていて、日帰り入浴はやっていません。 (99年9月8日)

明科温泉・長峰荘 ★

田園タイプの温泉です。北アルプスのパノラマが望めます。

「所在地」:長野県明科町中川手14-2/0263-62-2195
「アプローチ」:豊科ICからから車で数分。国道19号線を東側に右折する(案内表示が小さいので見落とさないように)と線路をくぐってすぐ。
「お湯」:単純硫化水素泉 / 露天風呂
「展望」:安曇野を見渡し、その背後に北アルプスが屏風のように拡がっています。

<アリスの入浴体験レポート>
ここは長峰山の山麓。斜面上の小高い場所にあるのだけど、ふもとから僅かに登っただけなので、山や高原というよりは、里の田園温泉といった雰囲気です。
ただ一応、小高い位置にあるので、露天風呂から、常念、燕、鹿島槍、白馬へと連なる北アルプスが一望できました。曇りがちではあったけど、日没前後、影絵のようなスカイラインは見ごたえがありましたよ。
但し、里に近いため、視線を遮るものが幾つかあるし、そんなに涼しくもありません。またお湯は「硫化水素泉」とのことですが、あまり硫黄泉という感じはしませんでした。
アリスはここに一泊しました。アラ!! 部屋にはゴキブリらしい黒い虫が。お布団のシーツに幾つか穴があいている。デモ、宿泊代が安い(7500円)ので、これくらい我慢しなくちゃね。(2000年8月9日)

平湯温泉・ひらゆの森 ★★☆

静かな高原の森の中の露天風呂群。

「所在地」:〒岐阜県吉城郡上宝村平湯/0578-9-3338
「アプローチ」:松本ICから車で70分。平湯温泉街の一番高所。
「お湯」:含硫黄-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉 /65.2℃、373リットル(分)/ 露天風呂
「展望」:白樺や針葉樹の林に囲まれている。

<アリスの入浴体験レポート>
安房トンネルを越えると飛騨の国。飛騨と言えば東京からは随分遠いとのイメージもあるけど、意外に短時間でここまで来れます。平湯温泉は全体が奥飛騨の深山に囲まれた高原。ここ「ひらゆの森」はその温泉街の最高所にあり、標高は約1300メートルで森の中。白樺と北方系針葉樹の混合でとても豊かな樹相です。高原と森の爽やかな大気が満ち溢れています。
そんな豊かな森の中に硫黄泉が湧き数個の露天風呂があり、それらが遊歩道で結ばれています。静かで厳かな雰囲気。露天風呂では瞑想している人も多い、哲学者みたいに。ハダカで森の中を歩くのも気持ちいいものです。開放的だけど、どこかしら奥深さもあり、人生について深く考えたくなる、みんな森の賢人になる、そんな雰囲気が漂っています。カラダとともにアタマもリフレッシュできる素晴らしい露天風呂群です。湯質も硫黄泉系、とてもクールな肌ざわりで快適でした。 (2000年5月28日)

新穂高温泉・深山荘 ★★★

蒲田川沿いに幾段もの透明な硫黄泉の露天風呂。焼岳も仰ぎ見つつ、大自然と一体の入浴がここの醍醐味です。ワイルド派に特におすすめの硫黄泉です。

「所在地」:岐阜県吉城郡上宝村新穂高温泉/0578-9-2031
「アプローチ」:松本ICから車で90分。新穂高温泉の奥、蒲田川の渓流沿いにあります。
「お湯」:硫黄泉 / 露天風呂、混浴
「展望」:蒲田川の流れ。背後に焼岳。

<アリスの入浴体験レポート>
蒲田川の対岸の駐車場で車を降り、吊り橋を渡って温泉宿へ、このアプローチもワクワクします。お風呂は川沿いの岩に3段の露天風呂。上の二つが男女別で一番下が混浴です。この一番下の混浴の露天風呂は、蒲田川の流れがすぐ近くで、大自然と一体の感じが味わえます。川の上流には焼岳の岩峰が望まれます。全てに豪快な露天風呂です。お湯は透明タイプの硫黄泉。湯で温まったら、岩を伝わってすぐ下の蒲田川に浸かってクールダウン。手で川底の岩を押さえて、胸とおなかを下にして、足は下流に。カラダが川の流れに浮き、胸の下を急流が流れていく。スゴク気持ち良い。アルプスから流れてくる水は冷たい。流れも速い。豪快な刺激がアリスのカラダを貫きます。普段隠れてしまっている野生がアリスのカラダに甦ってくるみたい。川の刺激でアリスはますます元気になりました。これだけ豪快な硫黄泉の露天風呂で、入浴料がたったの300円とは感激です。ここまで来て良かった。あなたも是非ネ。お宝の硫黄泉です。 (99年10月29日)

坂巻温泉 ★★

北アルプス山中の深山幽谷の仙境の硫黄泉

「所在地」:〒390-15長野県南安曇郡安曇村上高地/0263-95-2453
「アプローチ」:松本から車で1時間弱。上高地入り口の少し手前。
「お湯」:含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物泉/78.8℃/露天風呂、飲泉
「展望」:梓川の渓流と谷。

<アリスの入浴体験レポート>
国道158号線沿いの一軒宿。国道沿いとはいえ、上高地も近くあたりは深山幽谷の気配が濃厚で、とても静かな温泉宿です。ここは露天風呂もありますが、内湯の方が梓川の流れがよく見えます。梓川の瀬音を聞きながら湯につかっていると都塵がしだいに流れ消え、とてもリラックスしてきます。隠れ家的に山ごもりするのにいい温泉宿ではないでしょうか。飲泉するとうっすらと硫黄泉の香りと味がします。
なお上高地行きのバスが宿のすぐ前の停留所から利用できます。(2000年5月27日)

白骨温泉・小梨の湯笹屋 ★★★

白樺の美林に囲まれた、静かで爽やかでちょっと隠れ家みたいな素晴らしい温泉宿です。しかも北アルプスの主峰乗鞍岳が一望できます。超おすすめの硫黄泉デス。

「所在地」:〒390-1515長野県南安曇郡安曇村白骨温泉/0263-93-2132
「アプローチ」:松本から車で1時間。白骨温泉の温泉街から、さらに乗鞍方面への道を少し登っていきます。
「お湯」:単純硫化水素(緊張低張高温泉)/露天風呂、貸切混浴、飲泉
「展望」:白樺林が美しい。露天風呂からは白樺の林越しに乗鞍岳が望まれる。

<アリスの入浴体験レポート>
小梨の湯笹屋は、海抜1500メートル、白樺の林の中の高原情緒一杯の温泉宿です。露天風呂は、白樺林の中にあり、白樺の枝越しに乗鞍岳を望むという、理想的な環境。白樺の香りが甘く、景色も最高。白樺の白い木立を見ているとアリスはとっても優しい気分になるの。湯は少し白く濁った硫黄泉。硫黄泉の湯で温まったら、お風呂の脇に上がって一休み。高原の冷気でカラダがキュット引締まる。いい刺激。そして乗鞍岳に向かって、生まれたままの姿で大きく背伸びをして深呼吸。高原の香しい大気がアリスのカラダに流れこむ。冷えてきたらまたお湯に。これを3回ほど繰返すと、アリスは完璧リフレッシュ。この露天風呂は貸し切り制。二人だけで独占できます。ステキな時間を大切にね。
内湯は、とても開放的な造りで、まるで露天風呂みたい。白樺林に囲まれていて、とっても爽やか。
宿全体に、さりげなく和風のエレガンスが香る。高原の隠れ家として、アリスはとっても気に入りました。是非あなたもね。(99年10月30日)

白骨温泉・かつらの湯丸栄旅館 ★★★

静かで風流な露天風呂が、白濁の硫黄泉をたたえています。

「所在地」:長野県南安曇郡安曇村白骨温泉/0263-93-2119
「アプローチ」:白骨温泉の温泉街から、少し乗鞍方面へ。次にレポートする泡の湯の真向かいです。
「お湯」:単純硫化水素泉/39.3度/露天風呂、混浴、飲泉
「展望」:周囲の山を借景とした庭園を見るよう。

<アリスの入浴体験レポート>
次にレポートする泡の湯とは打って変わって、ここは静かな静かな温泉宿です。静謐な時間がユックリと流れていきます。深山にあり、人にあまり知られていないとの意味では秘湯です。でも単なる秘湯ではくくれない、文化性とか精神性といったものが、ここのお風呂から感じられました。
ここの露天風呂は、庭園の池という感じ。周囲の木々は原生林ではなく「かえで」の類で、その緑が湯にしたたるようです。特に「かえで」の大きな枝の一つが、露天風呂にしだれるように大きく張り出していて、秋には、紅に染まった葉が白濁の硫黄泉に舞い、錦屏風のような景観になりそうと想像されます。この庭園、もっと言うと、石川丈山、本阿弥光悦といった江戸時代の文人の京都洛北の草庵の庭といった感じ。借景は北山の代わりに、乗鞍岳に連なる深山の山。アリス、こんな山奥で、江戸時代の文人墨客に想いをはせる自分を発見しました。
内湯は素朴にして質実。簡素ですが、材質はひのきで作られ、柱などは太くて立派です。ひのきの豊潤な香りが、浴室内に満ちています。白濁の湯に含まれる硫黄泉の含有物はとても濃厚のようで、湯船の脇や外側は、白濁の粒子が付着し濃いペンキでコーテイングされたようになっています。湯の注ぎ口から飲泉もでき、飲むと、硫黄泉の酸味がゆっくりとカラダの奥深くに沁みわたっていくようです。
ここの温泉宿、万事質実で、江戸時代の文人が唱えた清貧の志と通ずるものがあると感じました。茶室で茶の湯をいただいたような、心が洗われる想いがしました。忘れかけた大切なものに、気がつかせてもくれました。物質文明では捉えきれない高い精神性を秘めた、貴重な名湯だと思います。(2000年8月9 日)

白骨温泉・泡の湯旅館 ★★★

白濁の湯の大きな混浴露天風呂が有名です。有名な秘湯に入りたいとの方に特におすすめです。

「所在地」:長野県南安曇郡安曇村白骨温泉/0263-93-2101
「アプローチ」:白骨温泉の温泉街から、少し乗鞍方面へ。
「お湯」:含硫黄カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉・硫化水素型/露天風呂、混浴、飲泉
「展望」:裏山的な山と高原の木々。遠くは見えません。

<アリスの入浴体験レポート>
ここ 泡の湯旅館 は秘湯だけど有名で人気。だから結構混雑しています。目玉は庭園混浴大露天風呂。白濁の硫黄泉の池です。白濁が濃く、さらにトルコ石と翡翠の粉末を溶かし込んだような青緑色がかかっています。とても高貴な感じの硫黄泉です。お風呂好きの楊貴妃様がお入りなられても、さぞご満足されたでしょう。温度もぬるめで長く入っていられます。お客様は老若男女様々。あっちこっちで見知らぬ男女が声を掛け合い和気アイアイです。もちろん若いアベックも何組か。ここは秘湯の華。アリスは夢心地で楊貴妃気分。(99年10月29日)

白骨温泉・煤香庵 ★★☆

露天風呂から見渡す山峡の眺めが見事です。

「所在地」:長野県南安曇郡安曇村白骨温泉/0263-93-2917
「アプローチ」:白骨温泉の温泉街中央付近。
「お湯」:含硫黄カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉/39.7℃/露天風呂、飲泉
「展望」:山峡と森

<アリスの入浴体験レポート>
温泉街の案内所から少し奥。民芸風の昔屋が食事処と入浴施設になっています。お風呂は露天風呂のみ。露天風呂は湯川の渓谷の中段、展望台のように位置していてます。川の瀬音は殆ど聞こえませんが、深山の山峡が見渡せます。掛け軸の日本画のように格調の高い眺めです。お湯は白濁の硫黄泉。湯船への注ぎ口から硫黄泉の湯を飲泉できます。酸味がありますがフレッシュで、とても飲みやすかったです。カラカラとうがいをしたら、カラダの毒素が消えていくような感じがしました。(2000年10月8日)

乗鞍高原温泉 山栄荘★★☆

あたりは爽やかでロマンチックな高原リゾートです。お湯も白濁で良質、じっくり味わいたい硫黄泉です。静養派にもアクテイブ派にもおすすめデス。

「所在地」:〒390-15長野県南安曇郡安曇村乗鞍高原温泉/TEL:0263-93-2715/FAX:0263-93-2954/
「アプローチ」:松本ICから50分前後。
「お湯」:硫黄泉/露天
「展望」:山側の露天風呂から乗鞍岳が柵越しに見えます。

<アリスの入浴体験レポート>
温泉宿 山栄荘
乗鞍山麓、カラマツや白樺の森。ペンションも多く、リゾートの華やぎも感じられる爽やかな高原です。そんなロマンチックな高原の一画に温泉宿「山栄荘」があります。山の宿らしいウッデイにしてシンプルな造りで、静かに、じっくり温泉を味えます。温泉は内湯と露天風呂。内湯はさわらの木で造られており、木の香りが湯殿に漂い、湯の中にも木のエキスが溶け出しているかのようです。露天風呂からは柵越しに乗鞍岳を仰ぎ見ることができます。お湯は白く濁った硫黄泉。皮膚へ適度の刺激があり、全身の皮膚が引き締まり元気になっていく感じがします。高原の静謐な夜。星空を仰ぎながらの露天風呂。二人でゆったりね。
「山栄荘」はお値段もお得、ここに泊まって高原の硫黄泉をゆっくり楽しんではいかがかと思います。 (99年10月29日)

乗鞍高原温泉・湯けむり館 ★★

高原リゾートの一画。ウッデイな日帰り入浴施設です。

「所在地」:〒390-1513長野県南安曇郡安曇村乗鞍高原/0263-93-2589
「アプローチ」:松本ICから50分前後。
「お湯」:単純硫黄泉/露天風呂
「展望」:白樺の木。その向こうには乗鞍岳主峰群。

<アリスの入浴体験レポート>
乗鞍高原の中心。自治体さんの日帰り入浴施設です。自治体さんの作品としては、センスはズイブンいいですよ。浴槽、浴室はタイルやコンクリートではなく、さわらの木を使ってあるし、休憩室も畳敷きに演歌ではなく、暖炉を中心としたラウンジ風。露天風呂の庭に白樺の木を残してある。高原の環境によくマッチした造りだと思います。
露天風呂の湯は濃い白濁の硫黄泉でやや熱い。硫黄泉の湯からあがって、乗鞍岳を見ながらベンチでノンビリしていると、頂上付近に雲がかかり、それがミルミル黒っぽく大きくなって、雷が鳴り出し雨が降ってきました。ベンチで無防備に寝そべっているアリス。その柔らかいお腹。このままでは雷様に襲われ餌食にされてしまいそう。タオルでお腹を隠して雷様が通りすぎるのを待ちました。 (2000年8月9日)

乗鞍高原温泉・ホテル雷鳥 ★★

高原リゾートの一画。白濁の硫黄泉が露天風呂にあふれています。

「所在地」:〒390-15長野県南安曇郡安曇村乗鞍高原温泉/0263-93-2746
「アプローチ」:松本ICから50分前後。
「お湯」:酸性硫化水素泉/49.5度/露天風呂・貸切混浴
「展望」:高原の木と周囲のペンション。

<アリスの入浴体験レポート>
乗鞍高原の中心から一歩入ったペンション街にあります。露天風呂は林の中にあり、空いていれば一人で独占できます。白濁の硫黄泉。温度加減もよい。湯から出て、森の空気の中で自然に乾かしていくと、とても気持ちがいい。ごくうっすらと硫黄泉の成分が皮膚に付着し、手足など動かすと、少し皮膚の表面に抵抗感を感じます。硫黄泉の作用って、かなり強力なのだと思います。
ここの露天風呂、それと内湯も、白樺の林の中でいいんだけれど、隣りのアパートみたいに殺風景な建物が目に入ってくる、これが少し残念でした。 (2000年8月9日)

御岳六合目・中の湯温泉 ★★☆

御岳登山道沿いの針葉樹林に囲まれた山小屋の温泉。正真正銘の秘湯の硫黄泉です。

「所在地」:〒397-01長野県木曽郡三岳村/0264-46-2831
「アプローチ」:塩尻ICから木曽福島・黒沢を経て約2時間。山小屋まで車で入れます。
「湯」:炭酸硫黄泉
「展望」:亜高山性の針葉樹林。風呂場からは御岳は見えませんでした。

<アリスの入浴体験レポート>
御岳登山道の6合目、針葉樹の森の素朴な山小屋に、中の湯温泉があります。硫黄泉の湯煙がアリスを暖かく迎えてくれました。
お風呂は、素朴な内湯のみですが、白濁した硫黄泉が湯船から溢れ出しています。窓をあけると、森の馥郁とした大気が浴室に流れ込んできます。これぞ山の湯。秘湯派、大自然派にの方に特におススメです。(2000年8月8日)

奥蓼科温泉・渋辰野館★★★

八ヶ岳連峰の山腹、美しい白樺林に囲まれ、奥蓼科高原の爽やかさにあふれる素晴らしい温泉宿です。開湯は遥か奈良時代の783年とされています。高原の環境、泉質とも抜群で、すべての方におすすめします。

「所在地」:〒391-0213茅野市奥蓼科温泉/0266-67-2128
「アプローチ」:諏訪ICより湯みち街道を40分程登る。奥蓼科高原の中心。
「湯」:明礬と炭酸を含んだ硫黄泉/28度 / 露天風呂、飲泉
「景観」:高原らしい白樺林とその枝越しに八ヶ岳連峰の一画

<アリスの入浴体験レポート>
奥蓼科高原の白樺林に囲まれた温泉です。この硫黄泉の湯の花は古くから解毒剤として京の都に出荷され、戦国時代には信玄にも重用されたというだけあって、湯はいかにも効きそうとの感じです。しかも館内には温泉の神もまつってあり、霊験あらたかな神秘的な湯との趣が漂います。高温の湯と低温源泉を交互に入浴すると、カラダ中の老廃物や疲れがスッカリ消え去るような感じです。飲んでも爽やかで美味い硫黄泉です。また浴槽は木でできており、木のエキスや芳香が硫黄泉の湯に溶け込んでいる感じもします。夜は、露天の「森の湯」の周囲の白樺がライトアップされ幻想的です。高原の森の精をタップリ吸い込みつつ入浴すると、心底リフレッシュできます。全館の消灯が10時なので、静謐な時間がゆっくり流れます。広大な敷地内には白樺林を行く散策コースもあります。静養や瞑想には最高の環境を提供してくれます。静かな静かなふたりだけの時間。大切にね。(99年9月9日)

奥蓼科温泉・渋御殿湯★★★

八ヶ岳連峰、奥蓼科高原の最奥の秘湯。お湯は純生、浴室も全面木造り。本物の良さが体験できる希少な名湯。

「所在地」:〒391-0212茅野市奥蓼科温泉/0266-67-2733
「アプローチ」:諏訪ICより「湯みち街道」を40分程登る 奥蓼科高原の最奥。
「湯」:単純酸性硫黄泉/26.3度、31.1度 / 飲泉
「景観」:高山性の針葉樹

<アリスの入浴体験レポート>
奥蓼科高原の最奥で標高は1800メートル。北八ヶ岳連峰の中腹。高山性の針葉樹の大森林地帯にある硫黄泉です。5月の半ばなのに、日影には雪が残り、カラマツもまだ芽吹き前。未だ早春の趣です。
こんな高山の硫黄泉なのに、発見は桓武天皇の時代。諏訪大社の神官が神の御告げで発見したとの言い伝えがあるそうです。さらに武田の武将や諏訪藩主も愛浴したとの歴史が刻まれています。そのせいか、霊験あらたかなるものが感じられます。
浴室は完全な木造です。浴槽も、柱も、壁も、そして床までも、全部木。それも桧とのこと。深い森林の芳香が浴室に満ち満ちています。
内湯のみですが、浴槽は3つ。2つの源泉低温湯と、沸かし湯です。源泉の一つが「渋長寿湯」。硫黄泉で湯の花が多く薄く白濁しています。木製の浴槽の底がすのこ状になっていて、そこから硫黄泉が湧き出し、さらに湯と一緒に気泡が沸きあがっています。この気泡、アリスのカラダにまとわりつきながら、下から上へカラダに沿ってユックリ浮上していく。天使の手によるヤワラカなマッサージのようで夢心地です。もうひとつの源泉は「渋御殿湯」。低温でシャキッとカラダが引締まります。注ぎ口から飲泉できます。酸味が濃く、ソーダ水のようにクールな口あたりです。”沸かし湯”は透明に近くなっていますが、湯に浴槽の木のエキスが溶け込んでいるかのようです。
類まれなる、お湯の良さ、浴室の良さ、そして快適さ。アリス大満足です。(2001年5月12日)
<アリスのアドバイス>
この温泉旅館には2ヶ所に浴室がありますが、向かって右側が、上でレポートした超抜群のお風呂です。左側はレベルが落ちます。せっかくですから、右側のお風呂をおススメします。

奥蓼科温泉・渋の湯★★

八ヶ岳連峰、「湯みち街道」の渋温泉の最奥。硫黄泉の低温源泉が爽快。

「所在地」:〒391-0212茅野市奥蓼科温泉/0266-67-2732
「アプローチ」:諏訪ICより「湯みち街道」を40分程登る。 奥蓼科高原の最奥。
「湯」:単純酸性硫黄泉 Ph2.76/27.2度 / 飲泉
「景観」:なし

<アリスの入浴体験レポート>
標高は1800メートル。北八ヶ岳連峰の中腹。上でレポートした渋御殿湯の隣です。湯治場と山小屋をかねたような古い温泉旅館です。その奥に薄暗い脱衣所が。内湯のみで、低温の源泉槽と沸かした高温槽の二つの湯船があります。硫黄泉です。高温泉は少し湯の花が混じり白濁しています。酸っぽい匂いも強く、いかにも薬湯・霊湯といった感じです。低温の源泉は透明で、渋御殿湯より温度は少し低めです。それだけにシャキットした清涼感があり、夏場に都会の暑さから自分を解放してやるのにピッタリかなと思いました。飲んでもクールな味わいがありました。(2001年5月26日)
<アリスの改善提案>ここ建物が古く、きしむような感じがします。お風呂に入りながら、今地震がこなければいいな、そんな不安も感じました。

稲子湯★★☆

北八ヶ岳連峰の「にゅう」の東麓、高原のカラマツ林に囲まれた静かな秘湯です。

「所在地」:〒384-1104 南佐久郡小海町大字稲子1343/0267-93-2262
「アプローチ」:須玉ICから野辺山・松原湖を経由し90分。諏訪ICからメルヘン街道・麦草峠を経由しても90分程度。
「湯」:単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉/7.6度 / 飲泉
「景観」:残念ですが窓は開かず展望はありません。

<アリスの入浴体験レポート>
北八ヶ岳連峰の「にゅう」という名の秘峰の山腹にあります。標高は1500メートル。辺りはカラマツを中心とする高原の豊かな森と大気。
深山の湯らしく、木の浴室に内湯一つの簡素な造りです。その湯船に透明の低温源泉と高温の沸かし湯が注がれ、適温になっています。湯は酸性(PH 4.9)で、大量の炭酸を含み、カラダのスミズミにまで小さな泡がまとわりつきます。とても精妙で神秘的。水に溶かし込まれた大自然の精霊のように感じられました。源泉を飲むとシャキッとクール。のどが渇いていたら思わずたくさん飲んでしまいそう。酸性なので、殺菌・浄化作用も期待できそうです。
純正でナチュラルなお湯。禅堂のような瞑想的雰囲気。心とカラダの芯から都塵が消えていく感じがします。ここまで来てよかった。
窓が開き、周囲のカラマツを見ながら入浴できればもっと快適と思いました。登山者が山から下りてこない午前中だったのですいていました。(2001年5月26日)

松乃温泉水香園 ★★

おだやかな山水にいだかれた風流な湯宿です。東京の奥座敷の趣きです。

「所在地」:東京都奥多摩町川井/0428-85-2221
「アプローチ」:青梅線川井駅から歩いて5分。青梅街道沿い。
「湯」:アルカリ性硫黄泉/14.9度/毎分5.3リットル
「展望」:湯船の正面に多摩川の清流。

<アリスの入浴体験レポート>
東京の西郊、立川から青梅線で約1時間。川井駅から歩いて5分。多摩川の清流沿いに、和風の離れ部屋や湯小屋が点在。また香が焚かれ琴の音が流れるなど、風雅で凛とした趣が漂います。とてもエレガント。湯殿の前を多摩川が流れています。多摩川上流の渓谷の中でもこの辺りは、それほど急峻ではなく、岸には釣り人の姿も見られます。俗界を離れた幽谷というよりは、人の営みを受け入れる穏やかな風情であり、川井玉堂の日本画世界そのものを見る思いがします。ほのかに硫黄臭が感じられる湯は、火山に縁遠い奥多摩にしては意外な硫黄泉で、それも酸性ではなくアルカリ性というのは珍しい。周囲の木々の緑の光が湯殿にさしこみ、アリスのカラダもうっすらと緑色。湯浴みをしながら奥多摩の渓谷美を楽しめる。アリスは幸せ。あなたもネ。 (99年9月26日)

温泉や温泉宿をお探しなら

2.上信越道で行く硫黄泉

志賀高原・発哺温泉薬師の湯 ★★

高原からの雄大な展望が売り。

「所在地」:長野県山ノ内町志賀高原発哺温泉/0269-34-2511
「アプローチ」:上信越道信州中野ICから1時間強。
「お湯」:単純硫黄泉/55.3度/露天・混浴
「展望」:志賀高原一帯。良く晴れれば北アルプス一望とのこと。

<アリスの入浴体験レポート>
ここの魅力は雄大な眺望。「展望風呂」は内湯だけど、大きな窓から遮るもののない広大な展望が開けます。志賀高原の山々の姿がステキでしたが、もっとよく晴れて北アルプスまで望めれば感動ものだと思います。
「露天風呂」は一応混浴。目の前は高原の木。だけどあんまり端正な木立ではなく雑木っぽいのが少し残念。お湯は展望風呂と同じで透明タイプの硫黄泉。そしてかなり高温。熱いのを我慢して入るとお肌もカラダの奥も鍛えられていくみたい。温泉めぐりって修行みたい。単なるリフレッシュにとどまらないプラス・アルファを感じました。(2001年7月16日)

奥山田温泉・満山荘★★

南志賀の山田牧場に隣接する高原。北アルプスを望む大展望。

「所在地」:長野県高山村山田牧場奥山田温泉/0262-42-2527
「アプローチ」:上信越道須坂ICから1時間弱。
「お湯」:単純硫黄泉/96.2度/露天・飲泉
「展望」:高原のカラマツ。晴れれば北アルプス一望との話。

<アリスの入浴体験レポート>
標高は1500メートル、高原の小さな温泉宿。落ち着いた静かな雰囲気で隠れ家のようです。お風呂は内湯と露天風呂。内湯では飲泉できます。硫黄泉だけど酸性度はあまり強くなく、飲むと甘く感じます。露天風呂は、北アルプスを一望するとの話ですが、アリスの行った時間はすでに雲が出て、自分の目では確認できませんでした。夏は、朝早くの上昇気流が出てくる前か夕方が、北アルプスを望むチャンスのようです。 (2001年7月17日)

五色温泉・五色の湯旅館 ★★★

雰囲気、環境、泉質ともハイレベルな本物の秘湯。色が変わる神秘の湯。

「所在地」:長野県高山村五色温泉/026-242-2500
「アプローチ」:上信越道須坂ICから40分前後。
「お湯」:含む硫黄ーカルシクム・ナトリウムー塩化物・硫酸塩・炭酸水素泉/86度/露天・混浴
「展望」:渓流と背後の山。

<アリスの入浴体験レポート>
松川沿いの一軒宿。高原というよりは深山の秘湯の雰囲気が濃厚です。まず内湯。総木造りで木の香に満ち溢れ、大きな窓には渓谷の緑がせまっています。お湯は硫黄泉の感覚ですがそれ以外の成分も豊富でラジウムも含んでいます。素晴らしい内湯です。外には露天風呂が。色は天候によって五色に変化すると言われていますが、アリスの行った時は、冬の日本海の鉛色が少し混じったような白濁色をしていました。川沿いにあり、渓流の瀬音と背後の山、すがすがしい大気、静かな雰囲気。秘湯に期待する全ての条件をクリアーする素晴らしい温泉です。この素晴らしさ、アリスは独り占めさせていただきました。お湯の中でいろいろなポーズをとり、カラダ全体で極上の湯を愉しませていただきました。 (2001年7月17日)

七味温泉・牧泉館 ★★☆

深山の秘湯。野趣に富む野天風呂と豊富な湯。

「所在地」:長野県高山村七味温泉/026-242-2501
「アプローチ」:上信越道須坂ICから50分前後。
「お湯」:含む硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉/95.5度/露天・飲泉
「展望」:背後の山。

<アリスの入浴体験レポート>
七味温泉の他の旅館から少し離れた場所。車をおりて谷川の橋を渡って入館します。秘湯の雰囲気濃厚です。内湯は総木造り。ヒノキの浴槽にコンコンと湯がそそがれています。湯は白濁で、渋い草色が少し混じっていて、とても精妙で神秘的で色合いです。湯の花の粒子がキラキラ光っています。このお湯、注ぎ口から飲泉できます。硫黄の味がしますが、それほど酸っぱくありません。塩分も濃いみたいで、よく暖まるタイプの湯。だから夏は、湯上りの後なかなか汗が引きません。内湯のすぐ外側に露天風呂があります。かなり大きくちょとしたプールみたいな感覚。温泉と日光欲をノビノビ。30分ほどでカラダ中、うっすら日焼けしたみたいです。 (2001年7月17日)

万座温泉・万座プリンスホテル ★★★

標高1800メートル。リゾートフルで快適な露天風呂群が素晴らしい。

「所在地」:群馬県嬬恋村万座温泉/0279-97-1111
「アプローチ」:上信越道軽井沢碓井ICから2時間
「お湯」:硫黄泉/80度/露天・混浴
「展望」:高原一望。

<アリスの入浴体験レポート>
万座温泉は標高1800メートル。とても爽やかな高原で涼しい。避暑にはピッタリの温泉地だと思います。この 万座温泉・万座プリンスホテル もその一画。ひな壇状の数個の露天風呂があり、混浴用もあります。さえぎるもののない開放感。豊富な白濁の硫黄泉。温度はややぬるめ。だからトテモ快適でリフレッシュ効果抜群、とてもいい気持ちになりました。湯船から立ち上がり、湯けむりの中で山に向かって大きく深呼吸。細胞の一つ一つが生まれ変わっていくみたいに感じられました。(2001年7月16日)

万座温泉・万座温泉ホテル ★★★

高原の湯治場で奇跡的薬効との噂。総木造りの森厳たる湯小屋は瞑想的雰囲気。

「所在地」:群馬県嬬恋村万座温泉/0279-97-3131
「アプローチ」:上信越道軽井沢碓井ICから2時間
「お湯」:硫黄泉/80度/露天・混浴
「展望」:高原一望。

<アリスの入浴体験レポート>
万座温泉・万座温泉ホテル は、万座高原の一画の大きな温泉旅館です。幾つもの宿泊棟が渡り廊下で複雑に繋がっています。その最奥にレトロムード溢れる湯小屋「日進館」があります。
この「日進館」の中には「苦湯」「真湯・鉄湯・滝湯」「ラジウム湯」のお風呂があります。このうち「真湯・鉄湯・滝湯」は一つの浴室内にあり混浴となっています。いずれも、完全木造りの浴室です。お湯は白濁の硫黄泉で、浴槽はヒノキ、そして窓から吹き込む高地の冷気。とても爽快。さらに高温の硫黄泉と低温水風呂の「真湯」を往復すると、心もカラダも奥底から浄化されていく感じがします。またここの「苦湯」は含有成分が特に濃厚で、これまで幾多の奇跡的快癒を呼び起こしてきたとの話がありました。
もう一方の湯小屋が「長寿の湯」。こちらは総木造りで高い天井の浴室に三種の湯船があります。禅堂のような森厳とした大空間、湯が注がれる音が堂内に響き読経のようです。アリスは最も温度の低い湯船を選び、湯船の中で結跏趺坐になり背筋を伸ばす。静かな瞑想の時間が流れていきました。
<アリスのアドバイス>
アリスはここに宿泊しましたが、収容人数が多いので、いつも静かではありません。夕食前はお風呂は大混雑、夜がふけてから瞑想的雰囲気になりました。時間によって雰囲気が一変します。 (2001年7月16日)

3.北陸道で行く硫黄泉

山小屋 祖母谷(ばばたに)温泉 ★★

徒歩でしか行けない谷奥の秘湯。

「所在地」:富山県宇奈月町/0765-62-1038
「アプローチ」:黒部峡谷鉄道「欅平駅」から徒歩45分。
「お湯」:硫黄泉(高温)/露天風呂・混浴・飲泉
「展望」:祖母谷渓谷の山。

<アリスの入浴体験レポート>
山小屋 祖母谷温泉
黒部峡谷鉄道の終点の欅平駅。トロッコ列車はここまでで、後は歩きです。祖母谷川に沿った道は、傾斜もあり、崖スレスレの難所もあり、スリルがあります。最後は長さ400メートルのトンネル、これを抜けると山小屋が現れます。
外来用の露天風呂があり、高温の硫黄泉とそれを冷ます水がホースで注がれています。硫黄泉の湯は透明ですが湯の花がたくさん浮遊しています。渓谷とはいっても少し開けた場所なので、あたりの山並みはのんびりした姿です。駅から遠いのに、歩いてくる入浴客が途切れず、結構込み合っています。深山の湯というよりは里の湯に近い雰囲気でした。(2001年8月24日)

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