「アリスの夢温泉」--アルプス・富士・北海道へ 「北アルプス・奥飛騨の混浴温泉」・・・北アルプスと奥飛騨の混浴温泉をご案内。

北アルプス・奥飛騨の混浴温泉

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北アルプスと奥飛騨。飛騨山脈の山懐にひっそり温泉の湯煙が。北アルプスと奥飛騨の温泉。秘湯の混浴温泉とリゾートの水着の混浴をレポートします。静かでワイルドな北アルプスと奥飛騨の温泉、秘湯そして混浴。そっと静かに、時には野性的に楽しんでくださいね。

山小屋 祖母谷(ばばたに)温泉 ★★

徒歩でしか行けない谷奥の秘湯。

「所在地」:富山県宇奈月町/0765-62-1038
「アプローチ」:黒部峡谷鉄道「欅平駅」から徒歩45分。
「お湯」:硫黄泉(高温)/露天風呂・混浴・飲泉
「展望」:祖母谷渓谷の山。

<アリスの入浴体験レポート>
山小屋 祖母谷温泉
黒部峡谷鉄道の終点の欅平駅。トロッコ列車はここまでで、後は歩きです。祖母谷川に沿った道は、傾斜もあり、崖スレスレの難所もあり、スリルがあります。最後は長さ400メートルのトンネル、これを抜けると山小屋が現れます。
外来用の露天風呂があり、高温の硫黄泉とそれを冷ます水がホースで注がれています。湯は透明ですが湯の花がたくさん浮遊しています。渓谷とはいっても少し開けた場所なので、あたりの山並みはのんびりした姿です。駅から遠いのに、歩いてくる入浴客が途切れず、結構込み合っています。深山の湯というよりは里の湯に近い雰囲気でした。(2001年8月24日)

鐘釣温泉・鐘釣温泉旅館 ★★★

黒部峡谷の一画。黒部川の河畔に川と一体となった多数の露天風呂があり、野性味満点。

「所在地」:富山県宇奈月町/0765-62-1103
「アプローチ」:黒部峡谷鉄道「鐘釣駅」から徒歩5分。
「お湯」:単純泉/露天・混浴
「展望」:黒部川の流れと渓谷の山

<アリスの入浴体験レポート>
黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に揺られ、宇奈月駅から約1時間で「鐘釣駅」に着きます。 駅から5分で温泉旅館に。アリスはここで一泊しました。
日が暮れ、夜のとばりがおりる。周囲の山は色を失い、巨大な墨のように聳えています。漆黒の闇の中、旅館から、心細い電球を頼りに黒部川の川原に下りていく。川原には、黒部川の水岸に、川石でセパレートされた幾つかの池ができています。そこが天然露天風呂。池の底からは湯が湧出、そこに川の水が流れ込み、湯と水がミックッスされ、ある部分は高温、また別の部分は低温の、天然の湯船となっています。その中から好みの場所、好みの湯温で入浴できるのです。アリスはややぬるめの場所をえらび、その場に浴衣を脱ぎ捨てジャボン。池は浅く、仰向けに寝るような形で、全身を湯に浸します。湯と水が交じり合いながらカラダの脇を流れすぎてゆきます。その流れに身をゆだねていると、湯と川とカラダが一体となり、アリスのカラダも溶け出して水に混じって流れていくような感じになりました。これって、黒部の禊って感じで、とても気持ち良かったです。黒部の夜、漆黒の闇、川原の露天風呂。都会の近くではとても経験できない入浴です。ここまで来て良かったと思いました。 (2001年8月23日)

<アリスの参考情報>
ここの川原の露天風呂、夜はいい感じなんだけど、昼間はトロッコ列車から降りた人たちが見物に来たり、子供が水遊びしたりで、静かな秘湯とは程遠い賑わいとなります。とてもハダカで湯に浸かれるムードではないですよ。ただ水着があれば、川原の水遊び的感覚で露天風呂にはいることができるでしょう。ただアブが多いので落ち着けませんでした。
鐘釣にはもう一軒の旅館「鐘釣美山荘」が駅前にあります。こちらには渓谷を見下ろす露天風呂があるそうです。

黒薙温泉・黒薙温泉旅館 ★★

峡谷の秘湯で高温多量の源泉。

「所在地」:富山県宇奈月町/0765-62-1820
「アプローチ」:黒部峡谷鉄道「黒薙駅」から徒歩15〜20分。
「お湯」:単純泉/96度/露天・混浴
「展望」:渓流と背後の山。

<アリスの入浴体験レポート>
黒部峡谷鉄道の最初の停車駅が黒薙駅。深い山間、駅のホームの遥か下を黒部川が流れています。駅から山道を約20分ほど歩くと、黒薙川の渓谷沿いに黒薙温泉旅館が現れます。
露天風呂は川沿いにありますが、岩をコンクリートで固めた造りで、秘湯の割には人工構造物的です。また渓流の水際までやや距離があり、川との一体感は今ひとつです。でもここは宇奈月温泉の源泉、露天風呂の周囲には何ヶ所か湯煙があがっていて、湯量は豊富な様子です。湯は無色でやや熱め。ほてったカラダは、少し歩いて黒薙川に入ってクールダウン。この黒薙川、流れは清冽だけど、川底からところどころ湯が湧き出しているため、それほど冷たくなく丁度適温。コンクリートの露天風呂よりも、ズット気持ち良かったです。 (2001年8月23日)

<アリスの参考情報>
ここの醍醐味は、黒薙川での湯水浴。露天風呂やその脱衣所から川原まで、距離が15メートル位あり、足場もよくないので、移動についてはハダカは危険で、水着が必要でしょう。またアブが多く、その点であまり落着けませんでした。ここのアブ、内もも周辺からふくらはぎが特にお好きのようですので、くれぐれもご注意を!
この黒薙温泉旅館と黒薙駅の間の道、山越えの道以外に、トロッコ鉄道の廃線のトンネルを通っていくルートがあります。暗く長く、数百メートルもあり、廃線とはいえ列車が来るかもしれないとの恐怖感もあります。肝試しにいいかも知れません。

白馬岳蓮華温泉・蓮華温泉ロッジ ★★★

アルプス連峰を間近に望む露天風呂群は野生味満点。雲上の仙境。

「所在地」:新潟県糸魚川市本町4-9/0255-52-1063
「アプローチ」:豊科ICより2時間強。姫川温泉の平岩から林道(完全舗装)に入り22キロ。
「湯」:単純酸性泉・酸性石膏泉・重炭酸土類泉/混浴・露天
「展望」:北アルプス北部の雪倉岳方面を一望。

<アリスの入浴体験レポート>
アプローチの林道は結構ハード。平岩から蓮華温泉ロッジまで約50分かかりました。白馬岳の北の登山口。集う岳人。濃厚なアルペンムードにワクワクしてきます。
白馬岳を目指す登山路のわきに回遊路がつけられており、その回遊路沿いに4つの露天風呂があります。アリスはもちろん完全制覇。
「三国一の湯」:一人で一杯になる小さな木風呂。冷泉なのでクールさ一番。
「薬師湯」:蓮華温泉の中で最高所。お湯は白濁し成分濃厚。湯船の底には湯の華がドロドロ、砂ジャリジャリ。残雪のアルプス、展望も抜群。野生味一番。
「仙気の湯」:薬師湯の少し下側に位置。湯船は木製。温度・濃度は薬師湯よりやや低い。 アルプスの展望抜群。湯船が広いため、ユッタリ。そのせいか見知らぬ老若男女が和気アイアイでとても楽しい雰囲気です。開放感一番。
「黄金湯」:森の中。森の緑に染まりそう。傍らにはアヤメの花が咲いている。お湯も透明で、植物っぽい感じがしました。やすらぎ一番。
4つの露天風呂巡りにタップリ2時間。素晴らしい温泉体験でした。山道はかなり急で、標高1500メートルなので酸素も薄い。こういう環境で、山歩きと入浴を交互に繰り返す。心肺機能にスゴク刺激になるみたい。医学的・科学的に検証してみたいです。 (2001年7月15日)

小谷温泉・雨飾荘 ★★★

静かで爽やかな環境。二つの露天風呂はリフレッシュ効果抜群です。

「所在地」:長野県小谷村中土小谷温泉/0261-85-1607
「アプローチ」:豊科ICより約2時間。南小谷から少し北上し右折し登る。
「湯」:ナトリウム炭酸水素塩泉/52.1度/混浴・露天
「展望」:周囲の山とブナ林

<アリスの入浴体験レポート>
小谷温泉の中心から少し登ったところ。爽やかな森と山に囲まれた静かな環境です。標高も約900メートル、大気も高原の爽やかさに満ちています。
屋外の露天風呂は、この旅館の裏山。深いブナ林の中にあります。馥郁とした森の大気。ブナの香りって甘い。元道民のアリスにとって北海道にはブナは殆どないから、ブナ林の中の露天風呂は初体験。ブナの木ってとても優しそうで、心が通い合う、そんな幸せな気持ちになりました。
建物内の露天風呂は意外にも混浴。お堅い筈の町営施設の粋な計らいに嬉しくなります。この露天風呂は高台状で開放感抜群。周囲の山がよく見え、へりの方からは、北アルプスの一角も望めます。露天風呂の中央に、湯が底から沸き上がってくるところがあります。少し熱目の湯が垂直に噴き上げられています。そこに腹ばいみたいになってカラダの部分部分を当てる。やや熱目の湯の刺激、これってスゴク気持ちいい。地球の神のマッサージのよう。湯の刺激は、当てている部分の奥まで届き、胃とか肝臓とかが、スゴク悦んでいるのがわかります。
アリス、心もカラダの部分部分も、とても元気に幸せになりました。雨飾荘さん、アリガトウ。(2001年7月15日)

雨飾温泉・雨飾山荘 ★★☆

信越国境の秘峰、雨飾山と鋸岳。その奥深い山懐。深山ムード・秘湯ムード濃厚。

「所在地」:新潟県糸魚川市/020-539-9710
「アプローチ」:豊科ICより約2時間半。糸魚川の根知谷口から林道入り。最後は未舗装。
「湯」:食塩重炭酸泉/混浴・露天・飲泉
「展望」:鋸岳の峻厳な山容を仰ぐ。

<アリスの入浴体験レポート>
糸魚川の根知谷の林道を暫く登ると、目の前に鋸岳のギザギザで急峻な山容が迫ってきます。神が鎮座するかのような神秘的で威圧的な姿。アリス少し心細くなってきました。標高は900メートル。
ここの露天風呂は「都忘れの湯」との名前がつけられています。一応混浴。数人はいれる石のお風呂。周囲そして湯船の上まで木が迫っていてジャングルの中の風呂のようです。
内湯は素朴な造りですが、豊富な源泉が注がれています。飲泉すると重曹を含み、やや甘目の味がします。胃にやさしい効果がありそうです。無色透明で水晶のように澄んでいて、見るだけでも気持ちがいい。湯につかるとすぐに、重曹の効果らしく、肌がキューっと引締まる感じがします。それにしても、浴室の窓から見える鋸岳の姿は厳しい。ノンビリお腹を出していると、冷たい空気の矢を丹田から吹き入れられてしまいそう。だからアリス、ここでは、あんまりのんびりはできなかったけど、いつもと違う世界にいることを五感から強烈に感じました。(2001年7月15日)

中房温泉 ★★★

標高1400メートル。北アルプス山中の深山幽谷の秘境です。その秘境に、十数個の湯殿や湯小屋がもうもうと湯煙をあげています。秘湯派に特におすすめです。

「所在地」:長野県穂高町有明中房温泉/0263−35−9704
「アプローチ」:豊科ICからから車で1時間前後。北アルプスを削る千尋の谷の垂直の絶壁沿いのハードロード。その最奥に位置します。
「お湯」:単純硫黄泉 / 露天、混浴
「展望」:深山の山と谷。山が深いためか北アルプス主峰の稜線は見えませんでした。

<アリスの入浴体験レポート>
深山幽谷のそのものの仙境です。そこに十数個の湯殿や湯小屋が現れます。高温多量の湯があちこちで湯煙をあげ、湯の川となって谷に流れ落ちていきます。1日では回れないほどの風呂があるのです。スゴイ。でもその幾つかは、温度が高すぎて入れませんでした。
趣のあるのは、露天の「月見の湯」。夜、零れ落ちんばかりの星空を見上げての湯浴みは、神々しく、厳かな気分にしてくれます。もちろん混浴です。ロマンチックなカップルに特におすすめです。
また戸外の「蒸し風呂」小屋は、小さな小屋がそのまま和式サウナになっています。モウモウと小屋中にたち込める蒸気には硫黄分が含まれ、深呼吸を続けていると、カラダの中まで硫黄分が浸透し、老廃物などがすっかり消えてカラダの髄からキレイになる、そんな強力な浄化作用が感じられました。いくつかの内湯も、木で作られ、新しいが風格のある湯殿が多いです。ただ難点は、湯が90度以上と熱いため、入浴に適する温度に下げるため薄めざるをえないこと。またこれらの入浴施設は、宿泊者のみに開放されていて、日帰り入浴はやっていません。 (99年9月8日)

扉温泉・群鷹(ぐんよう)館 ★★☆

美ヶ原高原の山腹。野趣に富む渓流沿いの露天風呂があります。

「所在地」:〒390-02松本市入山辺扉/0263-31-2201
「アプローチ」:松本ICからビーナスライン方面へ車で40分。
「お湯」:単純泉/29.9℃/露天、混浴
「展望」:薄川の渓流。

<アリスの入浴体験レポート>
松本市の東部、美ヶ原高原の山懐、薄川の渓流沿いの温泉です。群鷹館はその奥まった一軒宿、時間も止まったかのようなレトロな雰囲気が漂っていました。
露天風呂は渓流沿いの混浴。目の前が人工の滝のようになっており、薄川の流れが轟音を響かせています。暫くして、おじゅましますと挨拶されて振り返ると、カップルが入ってきました。驚くほどモダンな美男・美女。モデルかダンサーみたいです。男性は、無駄のない筋肉。そのシャープな肉体に太陽の斜光が差し、ミケランジェロのダビデ像のように輝いています。女性もよく鍛えられ、しなやかで厚みのあるカラダのライン。ゴージャスで上品な雰囲気も醸し出し、その美しさはビーナスそのものです。ルネッサンス彫刻のようなカップルの出現で、あたりのムードは、愛の泉そして愛の園へと一変。アリス、映画を見ているように、うっとりしてきました。ビバ!ドルチェ、ビッタ。ビバ!アモーレ。 (2000年10月7日)

白骨温泉・かつらの湯丸栄旅館 ★★★

静かで風流な露天風呂が、白濁の湯をたたえています。

「所在地」:長野県南安曇郡安曇村白骨温泉/0263-93-2119
「アプローチ」:白骨温泉の温泉街から、少し乗鞍方面へ。次にレポートする泡の湯の真向かいです。
「お湯」:単純硫化水素泉/39.3度/露天、混浴、飲泉
「展望」:周囲の山を借景とした庭園を見るよう。

<アリスの入浴体験レポート>
次にレポートする泡の湯とは打って変わって、ここは静かな静かな湯宿です。静謐な時間がユックリと流れていきます。深山にあり、人にあまり知られていないとの意味では秘湯です。でも単なる秘湯ではくくれない、文化性とか精神性といったものが、ここのお風呂から感じられました。
ここの露天風呂は、庭園の池という感じ。周囲の木々は原生林ではなく「かえで」の類で、その緑が湯にしたたるようです。特に「かえで」の大きな枝の一つが、露天風呂にしだれるように大きく張り出していて、秋には、紅に染まった葉が白濁の湯に舞い、錦屏風のような景観になりそうと想像されます。この庭園、もっと言うと、石川丈山、本阿弥光悦といった江戸時代の文人の京都洛北の草庵の庭といった感じ。借景は北山の代わりに、乗鞍岳に連なる深山の山。アリス、こんな山奥で、江戸時代の文人墨客に想いをはせる自分を発見しました。
内湯は素朴にして質実。簡素ですが、材質はひのきで作られ、柱などは太くて立派です。ひのきの豊潤な香りが、浴室内に満ちています。白濁の湯に含まれる硫黄系の含有物はとても濃厚のようで、湯船の脇や外側は、白濁の粒子が付着し濃いペンキでコーテイングされたようになっています。湯の注ぎ口から飲泉もでき、飲むと、酸味がゆっくりとカラダの奥深くに沁みわたっていくようです。
ここの温泉、万事質実で、江戸時代の文人が唱えた清貧の志と通ずるものがあると感じました。茶室で茶の湯をいただいたような、心が洗われる想いがしました。忘れかけた大切なものに、気がつかせてもくれました。物質文明では捉えきれない高い精神性を秘めた、貴重な名湯だと思います。(2000年8月9 日)

白骨温泉・泡の湯旅館 ★★★

白濁の湯の大きな混浴露天風呂が有名です。有名な秘湯に入りたいとの方に特におすすめです。

「所在地」:長野県南安曇郡安曇村白骨温泉/0263-93-2101
「アプローチ」:白骨温泉の温泉街から、少し乗鞍方面へ。
「お湯」:含硫黄カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉・硫化水素型/露天、混浴、飲泉
「展望」:裏山的な山と高原の木々。遠くは見えません。

<アリスの入浴体験レポート>
ここ 泡の湯旅館 は秘湯だけど有名で人気。だから結構混雑しています。目玉は庭園混浴大露天風呂。白濁の湯の池です。白濁が濃く、さらにトルコ石と翡翠の粉末を溶かし込んだような青緑色がかかっています。とても高貴な感じ。お風呂好きの楊貴妃様がお入りなられても、さぞご満足されたでしょう。温度もぬるめで長く入っていられます。お客様は老若男女様々。あっちこっちで見知らぬ同士が声を掛け合い和気アイアイです。もちろん若いアベックも何組か。ここは秘湯の華。アリスは夢心地で楊貴妃気分。(99年10月29日)

新奈川温泉・鳥屋沢(とやさ)旅館 ★★

渓流沿いの静かな一軒宿です。

「所在地」:〒390-1611長野県南安曇郡奈川村2562-2/0263-79-2268
「アプローチ」:松本ICから50分前後。
「お湯」:ナトリウム炭酸水素塩泉/露天・混浴
「展望」:渓流と裏山

<アリスの入浴体験レポート>
ひなびた山里、民芸風の一軒宿です。アリスはこのお宿に一泊させていただきました。宿のすぐ裏を渓流が流れ、露天風呂はその渓流沿いに作られています。
夜は、裏山の木々が漆黒の影絵のような姿となり、闇と静寂の中、谷川の瀬音がゴーゴーと響きます。この瀬音、耳にだけでなく、アリスのカラダのいろんなチャクラに鋭く響きます。そしてチャクラで、カラダのバイブレーションと大宇宙の波動と渾然一体に共鳴し、新たなエネルギーが生まれていく。また渓流沿いの冷気の中に山の精霊も満ちているようです。お湯で温まって外で冷やしていると、アリスのカラダは山の精霊にヤワラカク包まれていきます。やがてその精霊は、カラダの奥のスミズミまで、そして細胞の一つひとつにまで入り込み、山の気を与えてくえる。とても神秘的な体験をさせていただきました。渓流の響きと山の精霊により、アリスのエネルギータンクは満タンになりました。
ここの混浴露天風呂、脱衣所も一ヶ所のみなので、先の方がおられると入っていくのに相当勇気がいりますよ。内湯もありますが、湯船一つのみのシンプルな造りです。 (2000年10月8日)

新穂高温泉・いとう旅館 ★★★

高原情緒と北アルプスの絶景。これぞ究極のアルプス夢温泉。

「所在地」:岐阜県吉城郡上宝村中尾温泉/0578-9-2560
「アプローチ」:松本ICから車で90分。新穂高温泉の奥、中尾高原の一画にあります。
「お湯」:単純泉 /100℃/ 露天、混浴
「展望」:白樺や針葉樹の林に囲まれ、そのあいまから正面に錫杖岳、背後に焼岳。

<アリスの入浴体験レポート>
新穂高温泉も中尾橋を渡りさらに中尾高原の登りにかかると、景観が一変し、周囲に北アルプスの主峰群が立ちはだかるように迫ってきます。奥飛騨まで来たのなら、是非とも中途半端なところで引返さず、新穂高の中尾高原まで足を伸ばしてくださいね。ここまで来ると、北アルプスの見えかたが違うのです。大迫力です。
いとう旅館はそんな中尾高原の一画にあります。標高は約1400メートルの高地。露天風呂は白樺や栂類の針葉樹の林に囲まれ、高原と北国のロマンチックなムードに満ち溢れています。針葉樹の香しい芳香が漂います。そして木の間越しには、錫杖岳や焼岳の剣のような岩峰が間近に迫ってきます。最上質の空気、温泉、山岳展望。アリスは、最高に贅沢な空間と時間をいただきました。ここまで来て本当によかった。あなたも是非ね! (2000年5月27日)

新穂高温泉・山本館 ★★☆

高原情緒と北アルプスの絶景。アルペンムード一杯の温泉旅館。

「所在地」:〒506-1422岐阜県吉城郡上宝村中尾温泉/0578-9-3065
「アプローチ」:松本ICから車で90分。新穂高温泉の奥、中尾高原の一画にあります。
「お湯」:単純泉 /60.8℃/ 露天、混浴
「展望」:中尾高原最上部にあり、正面に錫杖岳から笠が岳、背後に焼岳を仰ぐ。

<アリスの入浴体験レポート>
この山本館も一つ前でレポートした中尾高原の一画で、いとう旅館よりさらに高い高原の最上部に位置しています。高原と北国のシンボルの白樺の木立が優しく爽やかに迎えてくれます。
露天風呂は高台の斜面上にあるため、遮るものもなく、正面に錫杖岳から笠が岳の岩峰群が大迫力で聳え立っています。岩と雪の厳粛なまでの神々しさ。
露天風呂でこれらの山と対面していると、山の神に、アリスの心の中まで、カラダの奥まで見透かされてしまうみたい。自分を隠すことなんて、できっこないし意味もない。生まれたままの姿になって思う存分、山と気の交流をする、それが山の露天風呂の醍醐味です。しばらくしていると、北アルプスの気が、アリスの心の中までカラダの奥まで流れ込んでくる、或いは目には見えない気の矢がアリスのカラダを射抜いていく、そんな感じがしてきました。これって結構幸せな気分でちょっと恍惚。このような貴重な体験を、ここ山本館の露天風呂でさせていただきました。アリス大満足。
(2000年5月27日)

新穂高温泉・水明館佳留萱山荘 ★★☆

蒲田川沿いに大露天風呂。スケールが大きくユッタリできます。

「所在地」:岐阜県吉城郡上宝村神坂/0578-9-2801
「アプローチ」:松本ICから車で90分。新穂高温泉の入り口、蒲田川の渓流沿いにあります。
「お湯」:単純泉/57.3℃/500リットル(分) / 露天、混浴、貸切混浴
「展望」:蒲田川の流れ。北アルプス前衛の山。

<アリスの入浴体験レポート>
新穂高温泉・水明館佳留萱山荘 の大目玉は川沿いの大きな露天風呂です。東海地区最大とのスケールに大量の湯。周りの山は、北アルプスでも高峰ではなく前衛の山に囲まれているので、山容が穏やか。そして蒲田川の瀬音。これらによって、とても開放的で、ユッタリした雰囲気です。泳ぐこともできます。ところどころに奇岩怪石も配置されていて、身を隠すのにもってこい。楽しく大らかな露天風呂ですよ。身も心も大リラックスできました。 (2000年5月27日)

新穂高温泉・深山荘 ★★★

蒲田川沿いに幾段もの露天風呂。焼岳も仰ぎ見つつ、大自然と一体の入浴がここの醍醐味です。ワイルド派に特におすすめです。

「所在地」:岐阜県吉城郡上宝村新穂高温泉/0578-9-2031
「アプローチ」:松本ICから車で90分。新穂高温泉の奥、蒲田川の渓流沿いにあります。
「お湯」:硫黄泉 / 露天、混浴
「展望」:蒲田川の流れ。背後に焼岳。

<アリスの入浴体験レポート>
蒲田川の対岸の駐車場で車を降り、吊り橋を渡って温泉宿へ、このアプローチもワクワクします。お風呂は川沿いの岩に3段の露天風呂。上の二つが男女別で一番下が混浴です。この一番下の混浴は、蒲田川の流れがすぐ近くで、大自然と一体の感じが味わえます。川の上流には焼岳の岩峰が望まれます。全てに豪快な露天風呂です。お湯は透明タイプの硫黄泉。湯で温まったら、岩を伝わってすぐ下の蒲田川に浸かってクールダウン。手で川底の岩を押さえて、胸とおなかを下にして、足は下流に。カラダが川の流れに浮き、胸の下を急流が流れていく。スゴク気持ち良い。アルプスから流れてくる水は冷たい。流れも速い。豪快な刺激がアリスのカラダを貫きます。普段隠れてしまっている野生がアリスのカラダに甦ってくるみたい。川の刺激でアリスはますます元気になりました。これだけ豪快な露天風呂で、入浴料がたったの300円とは感激です。ここまで来て良かった。あなたも是非ネ。 (99年10月29日)

新穂高温泉・新穂高の湯 ★★

蒲田川沿い。岩場の段上にある露天風呂で、野趣に富み、山水美を楽しみながら入浴できます。温泉ファンに広くおすすめです。

「所在地」:岐阜県吉城郡上宝村新穂高温泉/0578-9-2458
「アプローチ」:松本ICより90分。新穂高温泉、蒲田川の中尾橋下の渓流沿いにあります。
「お湯」:単純泉 / 露天、混浴
「展望」:周囲の山と緑。

<アリスの入浴体験レポート>
新穂高温泉、蒲田川の中尾橋下の渓流沿いにあります。渓流の段上に岩場をくりぬいたような丸い池、その池がまるごと露天風呂になっているのです。渓流の瀬音、周囲の緑と山水美。アリスは早くもリフレッシュ。
池の底には小さな玉砂利が敷かれていて、湯は池の底から玉砂利を通して湧いてきます。豊富にして適温の素晴らしい湯です。単純泉とのことですが、ミネラルが皮膚を通してカラダに沁み込んでくる感じがします。
温まって露天風呂の中で立ち上がる。すると足の裏に体重がかかり、玉砂利が足の裏のツボにグリグリと食込んでくる。すごい刺激。そして、足のツボから経絡をとおしてカラダ全体に刺激が広がっていく。大自然のなかでのこの刺激。アリスのカラダの奥底から生命力がみなぎってきました。
この湯の池では泳ぎもできます。殿方のお客さまとご一緒に、アリスも生まれたままの姿でひと泳ぎ。今度はあなたと泳ぎましょうネ。(99年10月29日)

福地温泉・旅館山水 ★★

山里の民芸風の造りの温泉旅館です。隠れ家のように静かです。古い歴史もあります。民芸好みの方に特におすすめです。

「所在地」:〒506-14岐阜県吉城郡上宝村福地/0578-9-2216
「アプローチ」:松本ICからは新穂高温泉の少し手前。穏やかで故郷のような山里に、民芸風の旅館が何軒かならんでいます。その一つが旅館「山水」
「お湯」:硫黄系 / 露天、混浴
「展望」:穏やかな山里の景色が広がっています。ただ北アルプスの主峰は殆ど見えませんでした。

<アリスの入浴体験レポート>
ここ 福地温泉・旅館山水 の湯は、約1000年前の平安時代に、村上天皇が発見し養生に使ったと伝えられ、「天皇泉」と呼ばれています。スゴイ由緒と歴史があるのですね。アリスも少し緊張しました。旅館全体に和風の雅は大切にされていましたが、お湯には特別の神秘性や霊性は感じられませんでした。
内湯と露天があり露天は混浴になっています。露天からは前面が開け北アルプスの前衛の山が穏やかな姿をみせていました。アリスは、ゆったり、のんびり。湯船の脇でお昼寝しました。 (99年10月29日)

濁河温泉・旅館御岳 ★★★

御岳の山腹、鬱蒼とした原生林に囲まれた高地の温泉です。夜の渓谷の露天風呂が圧巻です。

「所在地」:〒509-3111岐阜県小坂町にごりご温泉/0576-62-2124
「アプローチ」:塩尻IC、中津川ICからいずれも約2時間半。松本ICから約3時間。
「湯」:ナトリウム・マグネシウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉/47.1度/露天/混浴
「展望」:原生林の背後に御岳を望む。

<アリスの入浴体験レポート>
濁河(にごりご)温泉ッテ、あまり知られていない秘境です。御岳の飛騨側の北斜面、海抜1800目メートル、御岳の7合目の高地にあります。高原であるとともに、深山の雰囲気も兼ね備え、間近に御岳を仰ぎ見るとともに、北方系の針葉樹の大樹海に覆われており、壮大な自然環境です。ここに数軒の旅館が点在しています。素晴らしい、山、大気、樹海そして温泉。日本っていいな、とアリスは思いました。
そんな濁河温泉の中でも、この 旅館御岳 は最高所に位置し、山麓側の眺望も雄大です。そして、ここの目玉は、渓谷露天風呂。旅館の建物から階段を100段ほど下った谷底にあります。トンネルをくぐるところもあり、ちょっとした冒険気分です。谷底の湯は混浴。すぐ側のやぐらから噴出した湯が、とうとうと湯船に注がれ、そして湯船から溢れた湯は滝となって谷川に流れ落ちていきます。黄濁した湯がカラダを隠してくれます。すぐ下の谷川の急流があたりの静寂を破りながら、強力なマイナスイオンを発散しています。浮世はなれした仙人気分一杯の露天風呂です。
この渓谷露天風呂は夜も(但し9時まで)入浴できます。階段や露天風呂は照明され、その灯かりは谷の対岸の樹林にも届き、闇の中に黒々と姿を現しています。山の精が、いっぱい、すぐ近くまで降りてきている、神秘的で少し怖い感じがしました。母親と若い娘二人の3人連れが先に入っていて、湯煙の中での妖艶な湯浴みの絵巻きをくりひろげていました。ルノアールがこの場にいたら素晴らしい傑作を描いたろうと思います。ここの露天風呂、特に秘湯ムード満点の夜がおススメです。
これ以外にも、男女別の露天風呂があり、そこからは御岳の一画が望めます。
ただこの旅館自体は、近代的でやや高級なことも申し添えておきますネ。(2000年8月8日)

桟(かけはし)温泉 ★★

木曽川沿いの一軒宿。木曾川の流れを一望します。

「所在地」:〒397-5601長野県上松町/0264-52-2276
「アプローチ」:塩尻ICから約70分。木曽福島から約10分。
「湯」:単純二酸化炭素冷鉱泉/12.0度/露天/混浴
「展望」:木曽川中流の流れと周囲の比較的低い山

<アリスの入浴体験レポート>
木曽路行く。木曽福島と上松の中間あたり。19号線からは木曽川を橋で渡った対岸にあります。木曾川沿いの一軒宿です。周囲の谷はやや幅が広く開けているので、環境的には、秘湯と言う感じはあまりありません。
そんな山奥でもなく幹線国道からも近いのに、ここ、意外にも混浴があるんです。内湯からドアを開けると露天風呂に出れるんだけど、ここは男女共用の混浴。木曽川に面し、川の流れを一望。川からの風も心地よく、開放気分満開です。
内湯は、大きな浴槽が二つ。どちらも黄濁しているんだけど、赤っぽいのと緑っぽいのと2種類。鉄らしい匂いもするし、相当濃厚な感じの温泉でよく温まるタイプみたい。この内湯も、窓がワイドで、とうとうたる木曽川の流れがよく見えました。洗い場の鏡には、木曽川を背景にしたアリスが明るく輝いていました。(2000年8月7日)

貸切混浴の温泉です。デートにピッタリ!

白骨温泉・小梨の湯笹屋 ★★★

白樺の美林に囲まれた、静かで爽やかでちょっと隠れ家みたいな素晴らしい温泉宿です。しかも北アルプスの主峰乗鞍岳が一望できます。超おすすめデス。

「所在地」:〒390-1515長野県南安曇郡安曇村白骨温泉/0263-93-2132
「アプローチ」:松本から車で1時間。白骨温泉の温泉街から、さらに乗鞍方面への道を少し登っていきます。
「お湯」:単純硫化水素(緊張低張高温泉)/露天、貸切混浴、飲泉
「展望」:白樺林が美しい。露天風呂からは白樺の林越しに乗鞍岳が望まれる。

<アリスの入浴体験レポート>
小梨の湯笹屋は、海抜1500メートル、白樺の林の中の高原情緒一杯の温泉宿です。露天風呂は、白樺林の中にあり、白樺の枝越しに乗鞍岳を望むという、理想的な環境。白樺の香りが甘く、景色も最高。白樺の白い木立を見ているとアリスはとっても優しい気分になるの。湯は少し白く濁っている。湯で温まったら、お風呂の脇に上がって一休み。高原の冷気でカラダがキュット引締まる。いい刺激。そして乗鞍岳に向かって、生まれたままの姿で大きく背伸びをして深呼吸。高原の香しい大気がアリスのカラダに流れこむ。冷えてきたらまたお湯に。これを3回ほど繰返すと、アリスは完璧リフレッシュ。この露天風呂は貸し切り制。二人だけで独占できます。ステキな時間を大切にね。
内湯は、とても開放的な造りで、まるで露天風呂みたい。白樺林に囲まれていて、とっても爽やか。
宿全体に、さりげなく和風のエレガンスが香る。高原の隠れ家として、アリスはとっても気に入りました。是非あなたもね。(99年10月30日)

新穂高温泉・槍見館 ★★

歴史ある山の湯。蒲田川沿いに貸切りの湯小屋があり、カップル向き。

「所在地」:岐阜県吉城郡上宝村神坂/0578-9-2808
「アプローチ」:松本ICから車で90分。新穂高温泉の中尾橋の左岸奥。蒲田川の渓流沿いにあります。
「お湯」:弱アルカリ単純泉 / 露天、貸切混浴
「展望」:蒲田川の流れ。北アルプス前衛の山。晴れれば槍ヶ岳に穂高岳も。

<アリスの入浴体験レポート>
古くから岳人に愛されてきた山の宿。川沿い幾つかの露天風呂。最上流にあるの露天風呂からは槍ヶ岳が見えるとのことですが、アリスが行った日は雲がかかり頂上付近が見えず、残念ながら迫力に欠けました。槍ヶ岳って頂上の尖がりが見えないと槍ヶ岳らしさが感じられませんね。
この最上流の露天は男女別。このほかに「川原の八角」「釜風呂」「ひのきの滑り台つき」の趣向を凝らした3つの小さな湯小屋があり、これらが貸切り制。だから、カップルで小グループで、或いは貴方だけででも、独占できますよ。 (2000年5月27日)

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