わんだふるはうす、アルカフェ キャンティに行く

さくら

2007年3月20日、全国トップで東京の桜が開花。その翌日、キャンティ飯倉本店1階「アルカフェ・キャンティ」を訪ねると、一足先に桜のケーキが満開になっていました。その他にも2007年春の新作ケーキを全部紹介いたします。

「おおっ! 見慣れないケーキがある!」「ワンダフルハウス様、左の3個は新作でございます」 「おっ! 苺のケーキ”フレジェ”と”ショートケーキ”の間にサンドされてるオレンジ色のケーキは?(^O^)\」「こちらも春の新作”デコポン”でございます」
1960(昭和35)年のレストランオープン時から存在しているクラシックな定番ケーキの中に、時々現代的なケーキが混ざり込むことがあります。「おや?右上のピンクとグリーンのツートンカラーのケーキは?光が反射して、よくみえませんね」
「み…見えた!(^O^)\」 「桜のケーキです!\(^○^)/」
「ワンダフルハウス様、こちらは、昨年入社しました新人パティシエの作品でございます」
「さくら SAKURA」(480円)。ほんのりと淡いピンク色のチェリームースの上に桜の葉。さらにその上の透明なジュレに桜の花を模したピンクのジュレを浮かべ、まるで桜餅のようなやさしい味と香り。 この季節にしか食べられない、とっておきの一品です。
中身はチェリーのムース仕立て。ものすごく美味です!(^Q^)中にも洋酒に漬けられたチェリーが入っています。 「カフェラッテ」(800円)をいただきましょう。
「カフェラッテ caffe latte」のラッテは、イタリア語で「ミルク」という意味。エスプレッソに蒸気で温めたミルクを加えたものです。イタリアでは、カフェラッテは”午前中だけ”の飲み物。朝食で食事用にカフェラッテを頼み、最後に一杯エスプレッソを注文するのが一般的なスタイルです。アルカフェキャンティは11:45からの営業なので、カフェラッテを注文するのは、せいぜいランチタイム終了時までにしておくべきです。
もう一つケーキをいただきましょう。「さくら」の隣りの「マール」がいいですね。  「マール Marc」(550円)。「おおっ! これは、私がバレンタインデーに買ったケーキに似ている!(^O^)\」
「あれは、ヴァレンチーノと申しまして、洋酒が入っていないタイプでしたが…え?サクサクしている部分が超美味しかった?…さようでございますか。有難う御座います。マールの方は洋酒を少し効かせてあります」
チョコレートとマール・ド・ブルゴーニュの組合せ。Marc de Bourgogneとは、ロマネ・コンティ家の畑から生まれた二つののブランデー「ロマネ・コンティ」や「ラ・ターシュ」、「リシュブール」等、同家を代表する綺羅星のようなワインたちの絞りカスを蒸溜したブランデーです。その長い熟成により、信じられないような膨らみと柔らかさ。マールの世界の王者と、ちょっぴりビターなチョコレート…(^Q^) 貴族的なまでの気品を感じさせるケーキです。
ワンダフルハウスは、ケーキをお土産に買って帰ることにしました。「さくらと…」 「タルト・シトロンと…」
「デコポンと…」 「フレジェをください!」

「フレジェ Furaisier」(550円)。フランス版ショートケーキ。フレッシュバタークリームとカスタードクリームを合わせたクレーム・ムースリーヌに苺をたっぷり詰めたケーキ。苺好きにはたまらない一品です。
「デコポン Dekopon」(480円)。一度食べたら忘れられない衝撃的な美味しさです!(^Q^) 今が旬の甘酸っぱいデコポンがギュッと詰まったムースには、オレンジ、パッションフルーツ、アプリコットもブレンド。紫の最下層は、フランボワーズの果汁がビッショリしみたスポンジ。「デコポン」は、「清美タンゴール(みかん)」と「ポンカン」を交配して生まれました。熊本県不知火町で多く栽培されたことから、正式名称を「不知火」といいますが、商標の「デコポン」の方が広く親しまれています。
「タルト・シトロン Tart Citron」(480円)。サクサクタルトと甘酸っぱいレモンクリーム。上に添えられたイタリアンメレンゲが全体をマイルドに和らげています。

戻る