レストラン キャンティ

Restaurant Chianti


ワンダフルハウスが買ったキャンティのクリスマスケーキを紹介いたします。おっと、苺のタルトのてっぺんのいちごが転がり落ちてしまいました(^‐^;) 「苺のタルト」(630円)。この値段はクリスマス価格で、普段は525円。調理師専門学校を卒業後、フードコーディネートの学校に通う、ゆーこさんのブログをご覧ください。キャンティの製菓部で12月23日から40時間寝ないでクリスマスケーキ作りのバイトをしたそうです。ホールケーキの写真や「苺のタルト」の製造途中の写真を見ることができます。なるほど、キャンティの「苺のタルト」はこうして作られていたのですね(^‐^)
クリスマスバージョンの「フレジェ」(630円)。フランスには、”苺のショートケーキ”というケーキはありません。フランスのショートケーキとも言えるのが「フレジェ Fraisier」。カスタードクリームとイタリアメレンゲで作ったバタークリームを合わせたクレーム・ムースリーヌで苺をサンドしたケーキ。苺がクリームのしつこさを和らげ、苺の風味を充分に引き出してくれるケーキです。キャンティのは、上のゼラチンの部分(上掛けゼリー)が透明で、何の味かわからない不思議な味でしたが、超美味でした(^Q^) こちらは、普段販売されている「フレジェ」(525円)。クリスマスに販売されたものに比べるとゼリーが乗ってなくて、代わりに生クリームが乗ってます。
「ブルーベリーのタルト」(630円)。この値段はクリスマス価格で、普段は525円。サクリと音を立てるタルト生地の上にブルーベリーが目に良いというのは、第二次世界大戦中のイギリス空軍が発見しました。ある英国人パイロットは夜間の空中戦でも敵がよく見えているということが報告され、彼について調査したところ、故郷のブルーベリージャムを愛用していたとか。これをきっかけに、ブルーベリーの研究が始まったのです。物を見る時、光が物体に当たり、目に飛び込んできた光は、網膜というスクリーンの役割をするところに像を写し出します。この網膜にはかなり薄い膜の層がありその表面にロドプシンという色素があります。ロドプシンは光を受けると壊れてしまいますが、すぐに再合成され、網膜ではロドプシンの再合成が繰り返されています。その働きを助けるのがアントシアニン。ブルーベリーにはアントシアニンが豊富に含まれています。ブルーベリー粒は、1日中パソコンで仕事をしている方にお勧めのサプリメント。このタルトは現代人の健康生活をサポートしてくれる健康食品なのです(^Q^) 「クリスマスチョコレートショート」(525円)。クリスマスショート(525円)もあったそうですが、早々に完売したそうです。厳選したチョコレートを使った生チョコクリームのショートケーキ。クリスマスの時期だけ販売されている商品です。

「ティラミス」(630円)。左がツリーと白い粉砂糖が乗ってるクリスマスバージョン。右が普段のバージョン。トップのフランス産のココアパウダーの甘さと苦さのバランスが絶妙(^Q^) 中のイタリア産のマスカルポーネ&卵黄&生クリーム&ゼラチン&キルシュを合わせたクリームが、程好いクリーミーさで、品の良い落ち着いた味わい。底のエスプレッソシロップをアンビベしたスポンジも最高に美味です。
ティラミスは1960年代、イタリア・ヴェネト州トレヴィーゾにある「El Toula'」というレストランが初めて作ったといわれています。また別の説では、17世紀末、トスカーナ大公がトスカーナ州シエナの町を訪れた頃に生まれたともいわれています。シエナの菓子職人達は大公を心から歓迎し、気品溢れるデザートを創り上げることにしました。それはシンプルでありながら風味豊かな材料が入った重要なデザートでなければなりません。当時の貴族は非常に甘いもの好きで、豪華さと贅沢さを求めていたのです。この中で実現したものが現在のティラミスとなり、大公に敬意を表して「侯爵のケーキ」と呼ばれるようになりました。その後、刺激的で催淫的な甘い特質が含まれると考えた宮廷人のお気に入りのデザートとなり、恋の出会いの前に何皿も食べる習慣が流行りました。そういうわけで「侯爵のケーキ」は、「ティラミス tiramisu'」(tira=引っ張って、mi=私を、su=上に→私を持ち上げて→私を勇気付けて)という隠喩そのものの名前に変わったそうです。
続く
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