コーデュロイ

コーデュロイは、コール天ともいいます。一般的には、高級感がない、野暮ったい感じがする、ということで敬遠される方が多いようです。しかし、コーデュロイは、ルイ14世の戴冠式に献上されたことから、庭師の制服として採用され、そこからCorde_du_Roi「王様の畝(うね)」→corduroyと名づけられたのです。綿で作られることが多く、起毛してあるため保温性に優れ、英国では秋から冬にかけてのカントリーウェアとして使用されてきました。素材も綿ですから、安くて丈夫というメリットがあります。

わんだふるはうす私物
10 KB−20 価格不明(1987年冬物)
オレンジのコーデュロイのボタンダウンシャツで、胸ポケットに”タキシードおじさん”のラベルが付いています。細畝なので、とでもしなやかで着やすく、ネルシャツ並に暖かくて重宝しています。金子さんも、アンアン専属デザイナー時代(1970〜1972年)は、黒いコーデュロイのスーツを一張羅のごとく着ていた時期があり、かなり好きな素材なのだと思います。

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