風呂敷

金子さんが初めてファッションに風呂敷を取り入れたのは、1986年秋冬コレクション。
「風呂敷ってバッグとしたらケリーバッグに匹敵するぐらい完璧なデザイン。ただの1枚の四角い布で、包む物で形が変わる。洋服の着こなしみたいな可愛さってあるんじゃない。すごく粋。形が同じだからスカーフ感覚にも使える。首の回りはもちろん腰に巻いたり。便利で可愛くってイロっぽい。」
金子さんのおすすめは、男っぽい柄(緑、茶、紺などの格子柄)か、反対にとても可愛いもの(麻の葉模様か、歌舞伎にでてくる下町の娘の着物のような柄)。
スカーフより安いのが魅力。ポリエステルで十分。着物屋さんで買える。

アンアン1987年3月13日号(568号)「日本の美しい小物、風呂敷を最初にファッションにとり入れたのは、ピンクハウスの金子功さん」より

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