わんだふるはうす、桜の名所 段葛を行く
(今小路)

源頼朝が建立した鶴岡八幡宮は、鎌倉幕府の象徴。現在は鎌倉のシンボルとなっています。表参道の段葛(だんかづら)は鎌倉きっての桜の名所。桜が満開になった2006年4月1日(土)、ぼんぼりに灯がともり幻想的な段葛を、ワンダフルハウスが訪れました。


わんだふるはうす、今小路を行く

鎌倉駅西口を出て、紀ノ国屋の角を右に曲がり北鎌倉方向へ。今小路と呼ばれるこの通りを行けば、朝食のメニューが全て揃います。”裏鎌倉”とも呼ばれる今小路に、ワンダフルハウスが朝食の買い出しに出かけました。

鎌倉駅西口。JRと江ノ電の2つの駅舎が並んでいます。 正面に紀ノ国屋が見えます。
「市役所前」スクランブル交差点に到着。ここを右折して、今小路に入ります。 ワンダフルハウスは、紀ノ国屋でカルピスバターを買うことにしました(^Q^)
これがカルピスバターです! 左が有塩(1260円)、右が無塩(1312円)。カルピスバターは、カルピスの製造工程で牛乳から乳脂肪を分離させる時にできる脂肪分から生まれたもので、デパートや高級スーパーで買うことができます。有塩と無塩があり、パンに塗るなら有塩、料理には無塩をお薦めします。家庭でカルピスバターを使う場合、量が多いので、いくつかの塊に分けて、使う分以外は密封して冷凍しないと酸化して味が落ちてしまいます。 こちらが、ワンダフルハウスがいつも買ってるカルピスバターでございます。「シナモン&シュガーバター」と「ガーリックバター」、この他にブルーの箱で「ソフトバター」というプレーン味がございます。ソフトタイプで塗りやすいので、使い勝手が良いのです。全て336円。ワンダフルハウスは2個買いました。
代官山のフレンチレストラン「マダム・トキ」の自家製バターは、カルピスバターの有塩と無塩の両方を混ぜて、ホイップして、バニラエッセンスなどを加えたもの。この味が家庭で味わえます。
この「KINOKUNIYA」ロゴ入りトートバッグは、何年か前に流行りましたね。 紀ノ国屋を出て今小路をさらに進みます。
左側に「鎌倉はちみつ園」がありました。はちみつの種類は「あかしあ」「山ぶどう」「みかん」「りんご」「栃」「そば」(以上450円)「オレンジ」(340円)「しろつめ草」(285円)。そばのハチミツは、蕎麦好きの金子さんなら気に入る味です。値段はミニサイズ(120g入り)の価格。ショーケース内3段あるうち、一番上の容器がミニサイズです。10:00〜17:30 水・日休。
右側に「dois」がありました。小町通りを左に曲った所にある「cafe vivement dimanche」(写真右)の2号店です。2号店といっても、「dois」はカフェではなく珈琲雑貨店。「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」で使っているコーヒー豆やコーヒーグッズ、オーナーの堀内隆志さんが買い付けてきたブラジル雑貨を扱っています。これらの雑貨たちは、以前は「ヴィヴモン・ディモンシュ」の1コーナーにあったのですが、だんだん増えてきたため、2002年、この「dois」が誕生しました。「dois」とは、オーナーの堀内隆志さんが大好きなブラジルの母国語であるポルトガル語で、「2」を意味します。店内は広い空間ではありませんが、ブラジル音楽が流れ、「ヴィヴモン・ディモンシュ」同様、かなり居心地の良い空間です。
こちらは、「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」。このコーヒー豆が「dois」でも買えます。 「dois」の斜め向かいにある「ロミ・ユニ・コンフィチュール」に到着しました。
2004年1月にオープンした、お菓子研究家いがらしろみさんのお店「Romi-Unie Confiture」。スーパーのジャム売場しか知らない人が見たら、カルチャーショックを受けます。
2006年の年明けから瓶が変わりました。ワンダフルハウスの大好物、ブラッドオレンジのコンフィチュールがありました\(^Q^)/ トーストにも合うので、これは”買い”です!
洋梨、ペッシュ・ド・ヴィーニュ(フランスの赤い桃)、ゆずのマーマレードなど全部で6種類買いました。次は、カルピスバターやロミユニのコンフィチュールに負けないパンを買いに行きましょう。 ロミユニから1分ほど歩くと、右側に「アルセスト」というパンとケーキとクッキーのお店があります。「ALCESTE アルセスト」とは、「プチ・ニコラ」という童話に出てくるとても食いしん坊な男の子の名前。1978年オープンの老舗です。
ワンダフルハウスは、ブリオッシュ(600円)を買いました。最高の材料を使い、45分かけてじっくり焼き上げた天然酵母の山型食パンで、カルピスバターやロミユニのコンフィチュールとの相性が抜群なのです。本物の美味しいパンを求めているアルセストのオーナーがコストを考えずに作り上げたオリジナルのパンは、厳選した材料を確かな配合で時間をかけてじっくり焼き上げてあります。
クッキーは、1978年の開店当時から守り続けている味で、フレッシュバターを使ったコクのある味わい。無添加なので体に優しく安心です。 見かけはシンプルでクラシック。厳選された材料から作られている通好みのアルセストのケーキは、「喫茶 門」小町通り店北鎌倉駅前店でも食べられます。
マスターがコーヒーとお菓子を出してくれました。上はプチパンをスライスしたもの。下はメレンゲにココナッツロングを混ぜ香ばしく焼き上げた「ココナッツマカロン」。ヨーロッパ各国での生活経験のあるマスターは、菓子文化に造詣が深く、かなりの博学です。 ワンダフルハウスがVAIO Type Uを取り出し材木座海岸にあった「エスカール」などの、1960年代から現在までの国道134号線沿いに存在した、閉店したレストランの写真を正確な位置に全て並べる…と語り出すと、マスターは「ちょっと、お待ちください」と言って、1983(昭和58)年に発行された、当時のアルセストも載ってる鎌倉のレストランガイドを持って来てくれて、「同じものが2冊ありますので1冊どうぞ」とプレゼントしてくれました\(^O^)/Thanks!
ワンダフルハウスが全部食べてしまうと、クッキーとウーロン茶を追加してくださいました。上2つは「型抜きクッキー」。下は「シリアルクッキー」。ふすま、押し麦、山ぶどうがたっぷり入った体にやさしいクッキーです。 今食べてるクッキーがポストカードになっています! これは素敵ですね。
クッキーが観覧車に乗っています。店の中はヨーロッパ的な、ゆったりした時間が流れていました。 ワンダフルハウスは、パン1個だけ買って、1時間ほどお邪魔しました。次は鎌倉駅東口に移動しましょう。
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