わんだふるはうす、ラトリエ・ド・シマに行く

マカロン・サントメ

マカロンは、丸い形をした“プチガトー”(小さなケーキ)とも称され、外側はカリカリなのに内側はシットリしている特徴的な生地で、クリームやガナッシュをサンドした小菓子です。今やフランス菓子を代表するお菓子として有名なマカロンですが、元々はイタリアで生まれたお菓子で、フランスへ渡って来たのは18世紀のことでした。一番始めは、トゥールの隣、コルメリーという街に伝わり、それから時をかけて色々な街の特産のお菓子として広まっていきます。例えばナンシー地方では生地が割れているのが特徴とされ、他にもサンテミリオンなどフランス各地で様々なスタイルのマカロンを見つけることができます。最もポピュラーなのがパリのマカロン。表面がツルツルして、周りにピエ(フランス語で足)の付いた、クリームを挟んだ「マカロン・パリジャン」(別名「マカロン・ジェルベ」「マカロン・リス」)と呼ばれるものです。このようにいくつかの種類があるマカロンですが、共通点は、粉にしたアーモンド、砂糖、卵白を使っていることです。今回は、ラトリエ・ドゥ・シマの数あるマカロンの中から、島田徹さんの作品のご紹介です。

テレビ局や大使館、豪邸が建ち並ぶ東京都千代田区麹町。舌の肥えた住民相手の、いい蕎麦屋や、いい菓子屋が点在する通りがあります。右手に「ラトリエ・ド・シマ」、その先に「パティシエ・シマ」が見えてきました。
ラトリエ・ド・シマは、「Chocolaterie ショコラトリー」(チョコレート専門店)です。パティシエ・シマの「Salon de The サロン・ド・テ」(喫茶店)も兼ねているので、店内でケーキやお茶をいただけます。

2009年1月

「おおっ!?(゚O゚)\
「クール・サントメというハート形の大型マカロンを発見しました!(゚O゚)\
「マカロン・サントメ? これも新商品です!(゚O゚)\」「ワンダフルハウスさん、その2つは僕の作品なんですよ」
「島田進シェフの御子息、島田徹シェフです!(゚O゚)\
島田徹さんは1976年生まれ。ルコントで修業後、フランスへ渡り、Laurent DuchenePIERRE HERME PARISと有名パティスリーを経て2008年11月に帰国。年末の繁忙期からパティシエ・シマで働き始めました。PIERRE HERME PARISではスーシェフまで務められた若き実力者です。
Macaron sao thome
マカロン・サントメ
630円(3個入)
マカロン・サントメは、2009年のヴァレンタイン用の限定商品として発売されましたが、好評だったためにホワイトデー終了後に定番商品の仲間入りをしました。
シマの普通のマカロン・ショコラは、生地の材料(アーモンド・パウダーと卵白と粉砂糖)にココアパウダーを混ぜて茶色く着色していますが、マカロン・サントメは溶かしたクーベルチュール・チョコレートを混ぜて着色しているそうです。
マカロンの生地は、ただのクリームの器ではありません。理想的なマカロンはクリームとマカロンが口の中で一体化しつつ、クリームより生地が少しだけ遅れてアーモンドの風味を引きながら口から消えていくものが最高のマカロンなのです。
超希少なサントメ・プリンシペ共和国産のカカオだけを使ったガナッシュ…重くて力強いカカオの味がします!(^Q^)
2009年のバレンタイン用の限定商品として発売されたクール・サントメの登場です。
「coeur」(クール)とは、「こころ」という意味。
Coeur Sao Thome
クール・サントメ
1050円
サントメとはアフリカ大陸の大西洋側の豆粒のような小さな島国で、面積は東京都の半分もありません。サントメ(聖トメ)島とプリンシペ(王子)島という2つの島からなります。世界の最貧国の一つであり、主な産業がカカオなのです。
サントメ・プリンシペ公国では、奴隷貿易が廃止された19世紀からカカオのプランテーションが開拓されて、現在では輸出のなんと85%をカカオが占めています。
「おーっ!ハート型でもピエがしっかり出ています(^O^)\」
カカオ原産国の中には、サントメ・プリンシペのように貧困国といった側面を持っている国があるのも現実なのです。カカオ豆を育てている人々がチョコレートを食べたことがない、という話も珍しくありません。
私たちが美味しいチョコレートを食べられるのは、カカオ産地の人々の気の遠くなるような労力と自然の恵みがあってこそのことなのです。そのことを思うと、普段何気なく口にしているチョコレートが何倍も味わい深く、愛おしく感じられるのです。
「ガナッシュの量が多い!(゚O゚)\
1ヵ所の特定産地で採れたカカオ豆から作られたチョコレートを使用したメレンゲとガナッシュ。
力強く、コクがあるマカロンです!(^Q^)

2009年3月

ワンダフルハウスは、ホワイトデーのために“白いスイーツ”を買いに来ました。
「おっ、マカロン・サントメが定番商品になっています! そして桜マカロンも発売されました(^O^)\」 「この白い小粒マカロンは何でしょう!?(゚O゚)\
Macaron the vert et marron
マカロン・テ・ヴェール・エ・マロン
2100円(15個入り)
これも島田徹シェフの作品です。
2009年のホワイトデー用の限定商品として発売されたマカロン・テ・ヴェール・エ・マロンの登場です。
「マカロン・テ・ヴェール・エ・マロン?(゚O゚)\
「白いマカロンは焼き色をつけないようにするのがとても難しいのですが、これは完璧な仕上がりですね(^-^)\」
「抹茶と栗の和菓子のようなマカロンです!(^Q^)」
Macaron sakura
桜マカロン
630円(3個入り)
桜マカロンは、島田進シェフの作品です。毎年3月上旬に発売されて、桜の花が散る頃には店舗から消えてしまいます。
「表面に金粉がふってあってキラキラ光っています(^-^)\」
パティシエ・シマの店舗が面している道路は、桜の名所「千鳥ヶ淵」と麹町駅の近道になるので、桜が満開になると、お花見のお客さんがひっきりなしに来店されます。島田進シェフが、お花見を楽しみながら皆で食べられるようなお菓子をと思って製作したのが桜マカロンなのです。
クリームの色は白。これは桜エキスと桜リキュールが入った桜バタークリームです。
パティシエ・シマには桜マカロンの生タイプ、「桜マカフラ」があったはずです。
「おーっ!タルトフレーズに桜の花が!(^O^)\」
桜マカロンの生タイプ「桜マカフラ」とダックワーズ生地の「さくら」がありました!(^O^)\
Macaron framboise sakura
桜マカフラ
577円
桜マカロンの生タイプ、「桜マカフラ」の登場です。
粉砂糖の花びら…
「マジパンでできた花びらが満開です!\(^○^)/」
「マカフラ」とは「マカロン・フランボワーズ」。
具はフランボワーズと苺です。
中はこのようになっております。
「クレーム・シャンティの中にクレーム・パティシエールが…(^O^)\」
「マカフラはハンバーガーのように両手で持って、大口を開けてかぶりつくのが正しい食べ方なのです(^○^)」
Sakura
さくら
420円
「お皿に赤い液体と透明な液体がたれていますね?(^-^)\」
赤い液体は、ナリヅカコーポレーションの「JUPEさくら」という桜エキス。透明な液体は、ドーバー洋酒貿易「和酒 桜」という桜リキュール。桜マカロンのバタークリームに使用されていたものです。このケーキのビスキュイ部分にも使われております。
「う…美しい!\(^○^)/」
桜花独特の色と香りを生かしたまま蜜漬けにしたものです。
ボトムの部分はアーモンド風味のメレンゲを使った焼き菓子「ダックワーズ」。
ほんのり甘い風味が特徴のマスカルポーネクリームチーズをたっぷり使用。 チーズ好きにはたまらない味わいです(^Q^)
「おおっ!?突然ピンク色のビスキュイが現われました!(゚O゚)\
「お皿にたれていた桜エキスと桜リキュールがビッショリ染み込んでいます!(^Q^)」
戻る