わんだふるはうす、ルコント青山本店に行く
PART 2

盛夏のフランス菓子

暑さによる食欲減退のせいでしょうか(:+_+A ケーキ好きのワンダフルハウスでさえも、夏は冬に比べてケーキを食べる気がしなくなってしまいます。事実、フランス菓子店では、夏にはお菓子の売上げが冬の半分以下にまで落ちてしまうそうです。そこでフランス菓子店では、暑い季節でも食べたい気持を湧かせる清涼感たっぷりのお菓子を夏向きに考えているそうです。「季節ごとのフレッシュフルーツを使うこと。そして、そのフルーツの味をよく吟味して、見かけよりも味を第一に考えて素材を選ぶことが成功のコツです」と、生前、ケーキ作りのコツを語っていたアンドレ・ルコント氏。夏向けのフルーツを使った爽やかなフランス菓子をルコント青山本店とブラッスリー・ルコントを舞台に紹介いたします。

ワンダフルハウスは、パティスリー・ルコントを出て、通路を隔てて向かいにあるブラッスリー・ルコントに移動しました。
夏向きの飾り付けが綺麗ですね。
「おおっ! ここにもビスキュイ・ア・ラ・キュイエールを使ったケーキが…(^O^)\」
これらのケーキは、シャルロット型の側面にビスキュイ・ア・ラ・キュイエールを貼り付け(よくご覧ください。真っすぐに立つように底面の部分を切ってあります)、ムースを型いっぱいまで詰めて作ります。外側のビスキュイはサクサクと軽い食感、中にはなめらかなムース。2つの美味しさが奏でるハーモニーを味わう贅沢。プロのパティシエの技が凝縮した本格的なシャルロットです。 ビスキュイ・ア・ラ・キュイエールとは、簡単にいうと「フィンガー・ビスケット」(2100円)です。やわらかくて、ふわっとした軽い口当たり(^Q^) ケーキ作りやアイスクリームのつけ合わせにどうぞ。
それでは、PART1で買ったケーキを紹介いたします。
「クロンヌ・ドゥ・マングー Couronne de Mangue」(5040円 カット630円)「クロンヌ couronne」とは「王冠」という意味です。
おっ! よく見るとドーム型で…イタリアの僧侶がかぶる帽子の形…これはルコント版「マンゴーのズコット」です!
頂上にはネーム入りのハートの形のチョコレート。その周りには金粉。
側面にはマカロンとチョコが交互に貼り付けてあります。マカロンのサクッとした食感が楽しめます カットして中身を見てみましょう。
ものすごいマンゴーの香りが漂っております。〜(^Q^)
中身はマンゴーのムースがメインで、マンゴーの実が入ったクリームとココアのゼノワーズで構成されています。ゼノワーズの間にある果実感のあるピューレ状の部分が特に美味)^Q^( マンゴーづくしの清涼感のある夏らしいケーキです。味も量も今まで食べたマンゴーのケーキの中ではNo.1)^Q^( ワンダフルハウスの一押しです。
苺のタルト「タルト・オ・フレーズ」に代わりまして、ゴールデンウィーク明けに発売された、ルコントの夏のタルトを紹介いたします。 「タルト・オ・フランボワーズ・ミルティーユ」。略して「タルト・フランボ・ミルティーユ」でございます。
「タルト・フランボワーズ・ミルティーユ Tarte aux Framboisier Myrtille」(アントルメ5040円 カット630円)おーっ! これは果実の並べ方が見事ですね(^O^)\
フランボワーズは「木苺」、英語のラズベリーにあたります。ミルティーユは「こけもも」のこと。英語のブルーベリーにあたります。
パートシュクレ(タルト台の下3mmくらいの白っぽい部分)を凝視してください。その上の色の濃い部分はクレーム・フランジパンヌといって、クレーム・ダマンド(アーモンドクリーム)とクレームパティシエール(カスタードクリーム)を混ぜたもので、これを流します。焼き上がったらすぐにフランボワーズリキュールを塗ってあります。その上にジュレ・フランボワーズを塗って、外側に粉糖をふったフランボワーズを並べ、内側にミルティーユ、その上にネーム入りのチョコレートとマリネしたフランボワーズを散らして飾ります。それでは、いただきます…これこそ本物のタルトです! 上質のフランボワーズとミルティーユだけを厳選し、果実主体のまろやかな風味に仕上がっています(^Q^) このようなフレッシュなフルーツを使ったタルトは、シンプルでサッパリした味わいなので、生クリームが苦手な方にもお勧めします。

「プティフール」(寛仁親王家特注品)ワンダフルハウスが秘蔵していたお菓子を初公開いたします。めったに見れない超ド級の一口サイズタルトレットです。こちらは、三笠宮崇仁親王の第1皇子であり、”ヒゲの殿下”こと寛仁(ともひと)親王家が特注されたプチフールでございます。余りものがWONDERFUL HOUSEにやってきました\(^○^)/
ルコントの入っている青山ツインビルは、R246(青山通り)をはさんで赤坂御用地の向かいに位置しています。江戸時代は紀州徳川家の下屋敷「紀州藩赤坂藩邸」で、明治時代になって皇室に献上されたものです。御用地内には、皇太子・妃両殿下のお住まいである東宮御所を始め、秋篠宮邸、三笠宮邸、ェ仁親王邸、高円宮邸など宮家のお屋敷と、海外から訪日するVIPの接待や歓迎式を催す迎賓館赤坂離宮があります。 迎賓館はフランスのベルサイユ宮殿をモデルにした明治期の傑作洋風建築。
旬の素材、天然の素材を用い、添加物を使わずに作り上げたタルト。果実がまるで宝石のように見えますね(^O^)\ ミルティーユの粒の上にある透明に光る物体は蜂蜜です。それでは、いただきます…おおーっ! これが皇室御用達の味!\(^Q^)/ ぶっちゃけた話、味は店で売っている商品(写真右)と同じでした。宮家や迎賓館にも提供しているルコントのお菓子を是非味わってみてください。
続く

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