その美しいコロニアル様式の館の前を通ると、誰もが立ち止まらずにはいられない高級フレンチレストラン「マダムトキ」。旧山手通り沿いという抜群のロケーションを誇ります。向い側にはヒルサイドテラスやデンマーク大使館が。金子さんがビギグループに移籍し、ヒルサイドテラスに拠点を移した1980年には、既にこの地にあったわけです。金子さんは、その頃からの顧客と思われます。現在は近くに住む金子さんにとって、マダムトキは”近所のレストラン””近所のケーキ屋””近所のパン屋”という感じで気楽に入れる店なのだと思います。 | ベルエキップの門の撮影は、ここで行なわれました。ガラス戸の向こうは「Madame Toki」のデザートブランド「Pateeserie Madame Toki(Pateeserie LA COLOMBA)」。こちらの方が2年早くオープンしたようです。マダムトキの名物、ワゴンサービスのデザートも、この店の奥の厨房で作られています。 |
雑誌アンアンに1991年4月から1994年12月まで3年8ヶ月に渡って月1回連載された「金子功のいいものみつけた」。服はすべてKANEKO ISAOブランドで、撮影場所は半分以上がマダム・トキでした。パティスリーマダムトキも1度だけ撮影で使われました。右の作品は、アンアン1993年5月21日号に掲載された「お菓子の好きなパリ娘。」(1993年5月21日号)モデルを「パティスリー マダムトキ(ラ・コロンバ)」のガラス戸の内側に立たせて撮影。 | 2006年1月、現在の「パティスリー マダムトキ」。13年前に撮影で使われたガラス戸は、今も変わらず存在していました。 |
2005年のクリスマスイヴ。クリスマスケーキを買いに来たワンダフルハウスは、中段右から2つ目の「フリュイ・ド・ノエル」(3465円)を買いました。実は、この時、上段左から2つ目の「タルト・オ・ポワール」(2100円)に目が釘付けになっていたのです(・Q・) | 年が明けて、2006年1月、ワンダフルハウスは再び「パティスリー マダムトキ」を訪れました。しかし、この日、洋梨のタルトはありませんでした。パティシエ兼店員の方が、チーフ・パティシエに話を通してくれて、ワンダフルハウスは店で待つこと約10分、洋梨のタルトを買うことができたのです\(^O^)/ |
ワンダフルハウスが一番好きなタルト。それは… | 「タルト・オ・ポワール Tarte aux Poires」! 洋梨のタルトです。 |
洋梨とアーモンドクリームをしっかりと焼き込んだ人気のあるタルト。しっとりとした周囲の生地がほど良い甘みで、洋梨の本来の自然な味を引き立てています。土台のタルト生地はザックリしていて香ばしい。繊細な味のバランスを楽しませていただきました(^Q^) |