パティスリー マダム・トキ
Pateeserie Madame Toki
パティスリー ラ・コロンバ
Pateeserie La Colomba

代官山、旧山手通り。西郷橋に面したコロニアル風の洋館「レストラン マダム・トキ」。一軒家レストランがまだ珍しかった1978(昭和53)年に開店。三谷幸喜氏作のTVドラマ「王様のレストラン」の舞台「ベル・エキップ」という設定で使われたレストランでもあります。ドラマそのものの雰囲気で優雅にフレンチを味わえます。隣には1976(昭和51)年に開店した「パティスリー マダムトキ(ラ・コロンバ)」も併設。デザート感覚のガトーとクロワッサンやコンフィズリーも置いている本格派です。


2006年1月、ワンダフルハウスはチョコレートケーキを買いにやってきました(^Q^)
マダムトキのワゴンサービスデザートも、奥の厨房で作られています。おっ、今夜は商品が少ないですね。 一番左のケーキにご注目。「オペラ・ロワイヤル」(399円)です。 「定番のお菓子/オペラ コロンバ独自のアレンジで」と書いてあります。ワンダフルハウスは、こちらをホールで作っていただくことにしました。大きさやケーキに入れるメッセージを指定することができます。ワンダフルハウスは予算3000円、ノーマル、1時間後の受取でお願いしました。 
ワンダフルハウスは、旧山手通りを横切り、西郷山公園で一服することにしました。明治維新の立役者の1人でありながら、征韓論に敗れて下野した西郷隆盛。この辺り一帯は、兄・隆盛が再起し、上京して来る日に備えて、弟の西郷従通が買い求めた広大な土地で、西郷山と呼ばれていました。西郷山公園は、この土地の裏手の一画を利用して1981年5月にオープン。中目黒の街並みや、冬の澄み切った日には遠く富士の雄姿を望むことができます。この公園が有名になったのは、“メジャーなロケーションスポット”になっているからです。 公園入口にある「グリーンカフェ」。
この公園は1990年代にドラマのロケーションスポットとして有名になりました。「東京ラブストーリー」(1991年1〜3月 フジテレビ系)では、三上健一(江口洋介)が永尾完治(織田裕二)に『関口(有森也実)のこと好きか?…3人で会えるよな?』と聞いたシーンの撮影場所でした。また「29歳のクリスマス」(1994年10〜12月)で、新谷賢(柳葉俊郎)と上越香奈(水野真紀)の初デートは、ここで待ち合わせていました。
「ロングバケーション」(1996年4〜6月 フジテレビ系)で、右の写真、中央のゴミ箱の隣のベンチに瀬名秀俊(木村拓哉)と奥沢涼子(松たか子)が座っていました。ここで涼子にキスしようとして出来なかった瀬名は、『意気地なし』と言われてしまいます。
ケーキの出来上がり時刻がやってきました。「王様のレストラン」(1995年4〜7月 フジテレビ系)で有名になったマダム・トキに向かいます。
ケーキが出来上っていました!\(^O^)/ Opera Royale(3150円)。フランスの高級菓子店の定番「ガトー・オペラ(gateau opera)」に、マダムトキでは、ヴェルサイユ宮殿の中にある「オペラ・ロワイヤル」の名を冠しました。 ビスキュイ・ジョコンドという特別に焼いた生地に、チョコレートガナッシュやコーヒーシロップを何段にも塗り重ね、表面に金箔を添えたチョコレートケーキ。1890年代、ガトーオペラを初めて作ったダロワイヨ本店がパリのオペラ座近くにあり、金箔がオペラ座のドームの上にあるアポロンの掲げる黄金の琴のように輝いて見えることから、名付けられたといわれています。
この層をご覧下さい。パータ・グラッセの上にビスキュイ・ジョコンドを被せて密着させ、コーヒーシロップを均一にアンビベ(香り付けにしみ込ませる)し、コーヒーのバタークリームを薄く塗り、再びビスキュイを被せてコーヒーシロップをアンビベし、コーヒーのバタークリームとガナッシュで同じ作業をもう一度繰り返し、冷やし固め、ガナッシュを薄く塗り、再度ビスキュイ、シロップで仕上げ、更に冷やし固めた後、一番上のガナッシュにグラサージュをマスキングし、上面にナッツ、チョコレート、金箔でデコレーション…(@_@) ワンダフルハウスが西郷山公園で一服している間に、パティシエは、これほど多くの仕事をしていたとは…まさしく神業! 味は重厚感があるので、少量に切り分けても満足感があります(^Q^) コーヒーととても良く合うお菓子です。 

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