日本で春の花といえば梅や桜ですが、フランスではミモザが春を楽しむ花として親しまれており、2月末に「Borme les Mimosas」(ボルム・レ・ミモザ)というミモザ祭りが行われます。コートダジュールやプロヴァンスなど、地方によって日にちが違いますが、地中海地方では春の訪れを告げるミモザの花が今真っ盛りといったところでしょう。この時期、世界的に3月8日は「国際女性デー」として広く知られています。1908年にアメリカで社会党が女性の参政権を求める運動を起こしたのがきっかけで1910年に制定されました。イタリアでは「フェスタ・デ・ラ・ドンナ」(女性の日)と言われていて、男性が妻へ、恋人へ、母へ、そして職場の女性へ、感謝の気持ちを託してミモザの花を贈る慣わしがあります。2011年は「国際女性デー」の3月8日が「Mardi gras マルディグラ」(肥沃な火曜日、謝肉祭の最終日、灰の水曜日の前日)。翌日は「Mercredi des Cendres メルクルディ・デ・サンドル」(灰の水曜日。キリスト教で四旬節の始まる日)。昔はこの日から「Paque パック」(復活祭)までは肉を食べないで精進したと言われています。この頃になるとフランスの人達はもう春もそう遠くないと考えるようになります。地方ではマルディグラの頃に『Carnaval カルナヴァル』が行なわれ、いろんな話題を耳にします。そしてマルディグラにもシャンドルールと同じようにクレープやベニエを焼く習慣があるようです。偕楽園の梅が見ごろを迎え、マルディグラ&ホワイトデー直前の3月1週目、フランス菓子職人「紅子(Weniko)」さんのお店「フランス菓子 Maison Weniko」をワンダフルハウスが訪れました。
「常磐線の車窓から偕楽園の梅が見えた!(^O^)\」 | 「水戸に着きました」 |