フランス菓子 Maison Wenikoの四季

Tarte aux prunes
プラムのタルト

2011年8月第2週

わんだふるはうす、バカンス直前のメゾン・ベニコへ行く

「Wenikoシェフがバカンスを取ってフランスへ行くので、8月17日(水曜日)~9月7日(水曜日)まで店を休むそうです。バカンス直前のメゾン・ベニコを訪れてみました」

「こんにちは!(^O^)/…おおっ!?これは何でしょう!?(゚O゚)\」

「ワンダフルハウス様、こちらは千葉県木更津市産のフリュイ・ド・ラ・パッションでございます」

「嘘だ! 私はラトリエ・ド・シマで島田進シェフが仕入れたパッションフルーツを見たことがあるのですが、これとは別物でしたよ(゚-゚)\」

「パッションフルーツとは、赤紫色で艶があり、皺一つない綺麗な果物なのです(^-^)//(()トントン♪」

パッション・フレーズ
パティシエ・シマ
特注品

「そして中身は、黒い種のある、黄色くてドロドロしたゼリー状の液体であることも知っているのです」

「店に届いてからさらに追熟させましたので、赤紫色だった皮の色が黒っぽくなり、表面がしわしわになったのでございます。このように全体にシワが入った状態のものが食べ頃なのでございます」

「しわしわ&熟々のパッションフルーツって、見た目が悪いですね。Wenikoシェフは、これで何を作るんだろうか?」「ヴァカンス前の最後のコンフィチュールでございます」

「バカンス前、最後のコンフィチュールですって?(゚-゚)\」


Tarte aux prunes
タルト・オー・プルーン

「おおっ?…このタルトは何だ!?(゚O゚)\」

「プラムのタルトです!(゚O゚)\

プラムのタルト
420円

「ワンダフルハウス様、こちらは長野県産のフレッシュの日本すもも『サンプルーン』を使ってお作りしました『プラムのタルト』でございます」「濃紫色の部分は皮で、オレンジ色の部分は中の果実だったのか!(゚O゚)\」「完熟の実は真っ黒で、とても柔らかいのでございます」「皮の色素が染み込んで、クレーム・ダマンドが薄紫色に変色している!(゚O゚)\」「ワンダフルハウス様、アルザスではQuetsches(西洋すもも)を使ってタルトをお作りするのでございますが…」

Clafoutis aux quetsches
クラフティ・オー・クエッチ
パティスリー・フランセーズ・アンドレ・ルコント青山本店
(閉店)

「クエッチ?(゚-゚)\」

クラフティ・オー・クエッチ
ルコント青山本店

「こう見えても、私はルコントでアルザス産クエッチのクラフティを食べたことがあるのです!(^O^)//(()ドドドドドーン♪♪」

「クエッチはアルザスの名産品なのでございます。こちらは、種を抜いてシロップ漬けにしたものでございますね」

すもも すもも バニラ風味 すもも バニラ風味 ラム
大 1050円
アルザスでは、夏になるとプラムの季節がやってきます。日本ではお目にかかることのできないミラベル、クエッチ、そしてレーヌ・クロードという緑色のプラムも出回ります。このプラムはロワールの古城にゆかりのあるフランス王フランソワ1世の王妃クロードの名前が冠されており、フランスの人々に最も好まれている果物の一つと言われています。大きさは直径2.5cm程で、緑から黄色の色合いをしております。糖度が高く皮も柔らかいため、口に含むととろけるような食感です。夏の終わりの短い期間しか手に入らないため、生で食べるだけでなく、コンフィチュールにして保存します。タルトにしても大変美味しいです」「なるほど…わかった!日本ではフレッシュのミラベルやクエッチやレーヌ・クロードが手に入らない代わりに、長野県産のすももを使ってタルトやコンフィチュールを作っている、ということですね!(^O^)\~
続く

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