わんだふるはうす、パティシエ・シマに行く

2013年の変わりガレット・デ・ロワ
ガレット・セルパンティーヌ

「Galette Serpentine ガレット・セルパンティーヌ」とはテープ状のガレットのこと。現在では本国フランスでも絶滅してしまった聞いたことのない名前のお菓子です。しかし、古い文献には載っているので、元々はフランスの伝統菓子だったようです。「Serpentine」とは「テープ」「バンド」「紐」といった細長いものを意味し、「蛇」という意味もあります。フランスの古典菓子を大切にし、その伝統文化を伝えるパティシエ 島田進さんのお店「パティシエ・シマ」をワンダフルハウスが訪ね、ガレット・セルパンティーヌを作っていただきました。

トントン トントン トントン♪(^o^)//(()
「こんにちは!私がワンダフルハウスです」 私の隣にいらっしゃるパティシエはクラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ会長の島田進シェフです」
フェーヴ
島田進会長
フェーヴ
太鼓クマ
「今日は島田会長に2013年の干支の変わりガレット・デ・ロワを作っていただきました」
「しかし、誠に残念ですが、この作品は2013年1月6日まで公開することはできません。これから冷凍保存されることになっているのです」
トントン トントコ トントコ トントコ トントーン♪ テンテン テンテコ テンテコ テンテコ♪(^o^)//(()
ガサガサガサッ!(()\\(゚O゚)「なんか変な音がしましたよ…紙の下で何かが動いた!」
バサッ!(()\\(゚O゚:)「へ…蛇です!」>゜)〜〜〜ニョロニョロ
フェーヴ
Le Promeneur
散策者
フェーヴ
Le Garde Champetre
田園監視人
田舎の駐在さん
「蛇だぞー!逃げろー!」 「ウオッホン!私がいれば大丈夫。私はただの森番ではなく農村保安官…つまり警察官なのです。その蛇はパイでできているから安全です」
ササーッ!
「こっちに来たぞ!」
クルッ!
「回転した!」
クルクルッ…
シュルリッ…
「動きが速い!」
シュルシュルッ…
「こ…これは!?…ガレット・デ・ロワの2段重ね…ダブル・ガレット・デ・ロワです!」
「ガレットと呼ばれるお菓子の条件は、円形で平たくなければいけません。これは、細長い蛇の形でありながら円形で平たいので条件を満たしています。これは新種のガレット・デ・ロワに違いありません!」
「太鼓の音で目が覚めてしまったのです (・Q・)〜〜〜」
Galette Serpentine
ガレット・セルパンティーヌ
(特注品)
「私たちはガレット・セルパンティーヌです」
(・Q・)〜〜〜〜〜〜〜〜(゜<
「ガレット・セルパンティーヌですって!?」 「聞いたことのない菓子だな。君たちは邪道だ。逮捕する!」
「1950年に出版されたフランスの古い菓子の文献には、こう載っています。『ガレット・セルパンティーヌとは、テープ状のガレット』」
『フィユタージュをのし、13〜14cm幅の長いバンドを作る』「この蛇は60cm以上あります!かなりのロングサイズです!」
『バンドの中央に、長さに沿ってクレーム・ダマンド・ア・ピティヴィエを絞る』「この蛇の中にクレーム・ダマンドが入っているとは!」
『長さに沿って生地の両側を湿し、クレームを包むように折る』 『くっつけた方のところに切り込みを入れる』
『霧を吹いたテンパンの上に、切込みをつけたほうを外側にし、生地がくっつかないように、渦巻状に巻く』
『溶き卵を塗り、筋を入れて強火のオーブンで焼く』
ピティヴィエ ガレット・セルパンティーヌ
『ほとんど焼けたら、ピティヴィエと同じようにグラッセする。そして完全に焼き上げる』
「顔はリアルに作ってしまうと、食べる人が気味悪がってしまうので、可愛く仕上げるのがポイントです」
「ドレンチェリーで作った舌をチョロッと出したり… >^)〜〜〜」
「これはいかん! 蛇が食料を探しに民家に入ろうとしている」
「この中に食べ物はないかな?」
「お腹が空いたので食べ物をください」 「ボンボンショコラの新作をテイスティングしてもらいなさい」
「ワニ革の『チャンス』がいいんじゃないかな」
Chance
チャンス
210円
島田徹シェフの新作ボンボン・ショコラの登場です。
「色は真っ黒…ショコラノワールです。表はワニ革…裏はフォーク柄」
「ガナッシュが黄色っぽいですね」
「酸味のパンチが効いたパッションフルーツにマンゴーの香りがとってもフルーティー。これは南国のフルーツを合わせたトロピカルショコラです」
「まさにカカオがトロピカルフルーツであることを実感する味です。太陽のように明るいパッションとマンゴーで、きっとあなたにもチャンスは訪れます」
>^)〜〜〜〜〜〜(^<
「その通り。それはパッションフルーツとマンゴーのピュレを配合したボンボン・ショコラなのです」 「こいつは驚いた。ワシより味がわかるようだな」
「しまった!ボンボン・ショコラを食べさせたので、中のクレーム・ダマンドにチョコチップが混ざってしまったかもしれません」 「まだ消化してないので尻尾のほうなら大丈夫です。尻尾を切って味見してください。どうせまた生えてくるから切っても大丈夫なのです」
「おお…こんな細長いガレットは初めて見ました!」
「ガレット・デ・ロワのクープ(模様)の代わりに、蛇の鱗模様を彫ってあります」
「中身はオーソドックスにクレーム・フランジパーヌです」
「おーっ! 細身だから粉々に砕けました」
「平たいガレット・デ・ロワに比べると、カリッ、パリッと軽い焼き上がりです!(^Q^)」
「それでは皆さん、次の巳年…2013年1月6日にお会いしましょう」
「日本で蛇の形のフィユタージュは、1977年(巳年)にドンクが新年の干支のお菓子として『ピティヴィエ』という商品名で発売したことがあります。ポワソン・ダブリル(4月1日の魚のパイ)が作れるんだから、蛇でも出来るということで作ったようです。その時のものは、蛇をくっつけて巻いたので、平たくて円形でした。それから36年…2013年に次の巳年がやってきます。『ガレット・セルパンティーヌ』はガレット・デ・ロワではありませんが、12年に1度だけ、干支の変わりガレット・デ・ロワに成り得るのです。こんなに素敵なガレット・セルパンティーヌ…あなたも食べてみたいと思いませんか?」
トントン トントン トントン♪(^o^)//(()
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