パブ・カーディナル

六本木

沢渡朔、立木義浩ら、有名カメラマンたちがファッションの撮影を。

1971年、パリにある「カフェ・クーポール」をモデルに作られたパブ&レストラン。当時の六本木で、唯一パリ指向の店として、お洒落人間たちの足を一斉にこの街へ向けさせた。
オーナー自らがヨーロッパで買い付けてきた調度類や家具類、インテリアが話題になり、ファッションの撮影もしょっちゅう。
サンジェルマンのドラッグストア的感覚で、24時間営業。店内にて、外国のたばこ、ライター、新聞、雑誌も販売。
松田光弘さん、金子功さん、稲葉賀恵さん、コシノジュンコさん、三宅一生さん、山口小夜子さん、山本寛斎さん……今をときめくデザイナーたちはみな、海外のファッション談義をしていた。

アンアン1986年12月12日号(No.556)より


パブ・カーディナル

ロンドンのレストランが、パリの香りをおみやげに持って、六本木へ来たって感じのお店。皮ばりの椅子、ナポレオン3世時代のランプなど、ベル・エポック的ムードで、すごくゴージャスなんです。ドレスアップしてディナーなど、なんてかしこまらなくてもいいんです。おハシでとんかつ(800円)とか、みつ豆を、ってこともできるんです。もうひとつうれしいのが、ランチ・タイム・サービスが夕方5時まであることです。夜に近い昼食のヒトにピッタリヨ。やっぱりよいっぱりの街六本木です。パリのレストラン、エスカルゴ・モントルグイユみたいならせん階段は狭ーいから注意して。お手洗いは、ロンドン塔みたいな円形でとってもきれいですヨ。12時〜4時まで。

アンアン1971年6月5日号(No.30)より

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