兎の故郷はどこでしょう。
  地球の中心のようですね。
 下へ下へコツコツと大地を
  いつも掘っていますから。
 
凧の故郷はどこでしょう。
糸があって初めて飛べる
凧は糸が切れるかどうか
心配しているばかりです。
             
         
糸という束縛があってこそ自由を謳歌できる凧は
人びとに束縛について自由に考えさせてくれます
 
「切る」か「切れる」か、どれを使うか妻に聞いたら
自分で切るわけはないだろうとあっさりずっばり一言
 
束縛を嫌いで糸を思い切り切った「断了線的風筝」は
 一時は、風に身を任せて大空を思う存分に舞っており
空と決別する時はそうは遠くないことを知りながら…