医療現場における双方向の理解をめざして
ようこそ「風」のHPへ!
私、ハンドルネ−ム 「風」−kaze−が「乳がん」になり、その入院中や退院後に感じた疑問を出発点に考えたこと、始めたことを述べています。 私の感じた一番の疑問は、医療現場に「精神的なケア」が無いということです。 病気そのものを診て下さることに関しては感謝しています。でもその患者個々の「心の痛み」を持っていく場所が病院にはありません。身体そのものが治っていても、「心」が傷ついたままでは、日常に戻っていけません。 そこに暖かい手を差し伸べられることが今、医療に求められているのではないでしょうか。
今、医療現場に「精神的ケア」がなされていないなら、自分ができることがないかと考え、心理学の勉強を始めました。 なぜ、「精神的ケア」がなされていないのか、又、どうすればそれがなされるのかも探っていきたいと思います。
それと同時に「患者の想い」を医療側に伝えたいと願いました。医師、看護婦さんなど医療者と話しをするうちに、余りにも患者の気持ちが伝わっていないことに驚いたからです。そして、医療者には「医療者の想い」があることも分かってきました。お互いの気持ちが分かっていないことで、感情的なすれ違いが起こっているように思えてなりません。 両者を隔てていた壁が今、少しずつ崩れていると感じます。 お互いが、人として同じ土俵に立ち、話し合い、手を取り合うことで新しい医療が見えてこないでしょうか。このことを、ともに考え、又、協力して下さる方々を募り、自らも勉強したいと考えています。 患者側、医療側、又は心理職の方、それぞれの立場でお互いを知る為に話し合い、そしてより良い医療を考える活動ができれば、と思っています。
☆ ここに書いてあることは、主にその渦中で綴ったものです、時間がたち、気持ちも変化していますが、その当時の記録として残してあります。2007年から 雑誌 「がんサポート」 エビデンス社 にて、(山里より)というエッセイを連載中です。
「医をめぐる勉強会」は続いています、ご参加をお待ちしています。
メニュウ
「医をめぐる勉強会」 2010.5更新
PD−R club メ−リングリスト
作成開始:1999.8.10 UP:1999.9.20