ヒカル、テレビに初登場

「First Love」を熱唱

人気シンガーの宇多田ヒカル(16)が十八日、テレビ朝日系=名古屋テレビ「ミュージックステーション」(午後8時)でメジャーデビュー後、初めてテレビに生出演した。六百万枚を突破したデビューアルバム「First Love」と同名シングル曲を堂々と歌い上げ、視聴者に“生ヒカル”を披露した。

タモリにおどけてみせる余裕も
オープニングで、ヒカルは笑顔をみせながらLUNA SEAら先輩出演者の先頭をきって登場した。司会のタモリに、階段で足をつまづかせこけたことを指摘されると、「そういうヤツです」とおどけてみせるなど余裕たっぷり。

ブラウン管には何度もヒカルの姿が映し出され、新人とは思えないVIP待遇だった。タモリとのトークでは、「夜型人間なので、真夜中に部屋にこもって作っています」と明かし「音がうるさいと近所迷惑だから、布団をかぶってやってるんですよ」と笑わせた。最後まで緊張感はなく“大物”ぶりを発揮していた。

テレビ出演は、学業優先を理由に断っていたが、今回、通学中のアメリカンスクールが夏休みに入ったことから解禁。この日の生出演を皮切りに、各局のテレビ番組出演がめじろ押しだ。その中で、二十九日放送のフジ系=東海「笑う犬の生活夏の謝恩会」は、昨年十月にスタートした番組のエンディングテーマにデビュー曲「Automatic」が使われたほか、デビュー曲のプロモーションビデオのパロディーに、ヒカル本人から番組にE
メールが届けられるなどかかわりが深い。

NHKは七月六日、衛星第2「新・真夜中の王国」で、ヒカルが父で音楽プロデューサーの宇多田照實さん(50)と母で歌手の藤圭子(47)と組んでいたユニット「CubicU」として、昨年五月にゲスト出演した番組の映像と未公開シーンを再編集して放送。

日本系=中京は、ヒカルが出演する八月二十四日の日本武道館での音楽イベント「ナチュラル・ブリーズ」を放送する方向で交渉している。

テレ朝、取材お断りの“厳戒態勢”
宇多田ヒカルがテレビ生出演した東京・六本木のテレビ朝日は、取材お断りの“厳戒態勢”を敷いた。

「ミュージックステーション」を放送するテレビ朝日六本木センターには、マスコミが多数詰めかけたが、番組関係者が「スタジオ内での取材やコメントどりなどは一切できませんのでご了承下さい」などと書いた紙を配布。別室にモニター室を設けて対応した。

通常スタジオには、局のスチールカメラが入るが、この日はヒカルが歌う時だけ、スチールカメラもやむなく退出した。

1999.06.19 中日新聞